高級珍味の代表 「このこ」
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、
昨日は猛暑から一転して肌寒い一日になりました。
前日との気温差は各地で10度以上と一気に秋の到来です。
松茸も国内産が収穫され、100グラム1万5000円で取引されたようで
生ビールからいよいよ熱燗が恋しい季節になってきました。
今日は日本酒に合うおつまみを紹介します。
海鼠(なまこ)の卵巣を「このこ」と言いいます。
ナマコは1月から3月頃、産卵期を向かえると卵巣が発達肥大し
その卵巣を取り出し、三角形に平たくして何枚にも重ね合わせ、
干し上げたものが高級珍味となるのです。
その卵巣が、ナマコの口元にあるので「くちこ」とも呼ばれていますし
三味線のバチに似ていることから「ばちこ」とも呼ばれます。
【当店が仕入れている、石川能登産のこのこ】
1枚を造るのに10数キロのナマコが必要なので、大変高値になるのです。
そのまま食べても美味ですが、少し炙って食べると、更に旨味が増し
熱燗には最高のつまみになります。
生は塩漬けし塩辛として出回っていますが
取り出した卵巣をそのまま生で瓶詰めした物もあります。
珍味として是非一度は口にしてみて下さい。
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