神戸発祥の高級チョコレートの老舗
季節のご挨拶にと、若い衆が洋菓子を持って来てくれました。
ゴンチャロフの洋菓子は百貨店などで見かけたことはありますが、正直、口にしたことはありませんでした。
食べる前に少し調べてみると、ゴンチャロフ製菓株式会社は、兵庫県神戸市灘区に本社を置く日本の洋菓子メーカーで、ロシア革命から逃れるため神戸に亡命してきた白系ロシア人、ゴンチャロフが1大正12年に神戸市の北野町に店を構え日本初の
ファンシーチョコレート創りだしたのが始まりだそうで、現在では全国の百貨店などに店舗を展開しているようです。
ゴンチャロフの創業の祖となったロシア人、マカロフ・ゴンチャロフ氏の創るチョコレートは、ロシアのロマノフ王朝から受け継がれた精神と伝統技術に裏打ちされた、繊細で華麗なものでした。
当時の日本では、チョコレートを製造するための十分な原料や道具を揃えることがいかに困難なことであったかは、想像に難くありません。その困難な事業に彼を駆り立てたのは、愛する祖国への強い想いでした。その想いが当時の日本の人々の心をしっかりと捉え、ゴンチャロフを広く愛されるお菓子へと育て上げていったのです。
大正時代に日本で初めて手作りのファンシーチョコレート、
ウイスキーボンボンを創りだしたことから、「チョコレートのゴンチャロフ」、「高級チョコレートの老舗」として広く認識されるようになりました。
実際に歴史と実績のある高級チョコレートは、ゴンチャロフの大きな柱のひとつとして位置づけられていますが、現在の商品構成に占めるチョコレートの比率は約3割らしく、バラエティ豊かな商品群は、クッキー等の焼菓子、ゼリー等の冷菓、常温で食べるペクチンゼリー、キャンディー、洋生菓子などで構成され、これらが新しいゴンチャロフのイメージ創出に重要な役割を担っているようです。
フルーティングココ 【果肉入りゼリー】
6種類のフルーツを果実と果汁ゼリーでたっぷり味わえる、みずみずしいジューシーゼリーです。(マンゴー、白桃、マスカット、チェリー、グレープフルーツ、オレンジ)
ラフルーティア 【果汁入りゼリー】
フルーツのピューレや果汁にコラーゲンがプラスされていて、ギュッと搾った果物の濃厚な甘みが味わえるカラフルなゼリーです。(ストロベリー、オレンジ、マンゴー、メロン、グレープ、ピーチ)
【神戸プリン工房】人気のカスタードプリン[カラメルソース付]、ヘルシーな豆乳プリン[ゆずはちみつジュレ付]、フルーティーなマンゴープリン[ココナッツソース付]、ストロベリープリン[練乳ソース付]
創業以来、「愛されるお菓子づくり」をモットーに、ゴンチャロフ氏の精神や技術を受け継ぎながら、「神戸発祥の高級チョコレートの老舗」としてさまざまなオリジナル商品の開発、販売を行っきたゴンチャロフ今後も注目していきたいですね。
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