お酒を呑みすぎた翌日…二日酔いにはお茶漬けですね
古くから日本人の栄養食として親しまれているお茶漬け。具材やお茶の組み合わせが楽しめるお茶漬けは、栄養が偏りがちな私たち現代人に、良きバランス食とも言えます。
お茶漬けを食べることで得られるメリット…緑茶成分のカテキン類には、抗がん作用があるとされるエピガロカテキンガレート(以下EGCG)と、老化抑制に役立つとされるエピガロカテキン(以下EGC)が多い。
【色々なお茶漬け】
塩辛の辛みとツンとした刺激がクセになる「塩辛茶漬け」
定番ですが、お茶漬けを語るなら、はずせないのが「塩辛茶漬け」 高タンパク低脂質で、弾力のあるイカは、必然的に噛む回数が増えるため、ダイエット中の主食代わりにもお勧めです。 (イカには、栄養ドリンクの成分にもなっているタウリンが含まれていて 、弱った体や細胞を正常な状態に戻そうとする作用があるそうです。働き盛りの30代の人に摂ってほしい栄養素です)
いつもの刺身がお茶漬に…青じそが決め手の「まご茶漬け」
刺身はそのまま食べるのも良いですが、お茶漬けにすると風味が増します。生姜で体もホカホカに(刺身は鯵、鮪、鯛、鮭、白身など、お好みや季節に合わせてお楽しみください。緑茶の代わりに、お湯や出汁をかけても美味しです)
香ばしいバターの香りが食欲を刺激する「じゃがバター茶漬け」
ビタミンC、葉酸、カリウムを豊富に含むジャガイモはむくみ対策にも有効だと言われています。溶けだしたバターが風味豊かで、食欲をそそります (仕上げにお好みでブラックペッパーをかけてできあがり)
新しい食感がクセになる「とんかつ茶漬け」
夏バテ対策に豚肉をとる人もいますが、それは筋肉にたまっていく疲労物質や乳酸を取り除いてくれるから。ビタミンBには美肌効果もあるので、ニキビに悩んでいる人は取り入れてみては…豚肉は疲労回復や滋養強壮よく効くとして使われてきました。というのも、豚肉にはビタミンB1という栄養分が含まれていて疲労回復に効果的なんですよ。そのビタミンB1は、なんと牛肉の約10倍も含まれているんです (前の晩に作ったとんかつが余ったら、リメイクレシピとしてぜひ活用してください)
クエン酸で疲労回復にも「鶏肉の梅和え茶漬け」
独特な酸味が苦手という人もいる梅干し。栄養面では、疲労回復に効果的なクエン酸や老廃物の除去に役立つカリウムなどが含まれています。鶏胸肉はさっぱりとしているので、胃がもたれてしまう人にも
女性に不足しがちな鉄分の補給にも「冷やしウーロン蜆茶漬け」
しじみは二日酔いの時に良いことで知られていますが、それはしじみに含まれるオルニチンによる効果で、その他に疲労回復や血糖値を正常に下げるのを手助けする役割もあります。ウーロン茶には脂肪分解を促進する働きのあるポリフェノールが豊富に含まれていますので、健康対策としても取り入れても良いでしょう…1杯でしじみ70個分のちから しじみ茶漬け1小袋 によく冷えた烏龍茶を注いでできあがり
【番外編】お茶漬けの素は、あの定番料理の調味料にもなる
いつもの湯豆腐が深い味わいに「レンジで簡単出汁豆腐(湯豆腐)」 …低カロリーなことからダイエットとしても人気のある湯豆腐には、動脈硬化に有効なレチニンや脂肪肝・内臓脂肪予防に良い働きをするレシチンが含まれています。ダイエット中の人や更年期障害などで女性ホルモンのバランスが崩れてしまっている人にもお勧めです。
チャーハン…お茶漬けの素を合わせ調味料として活用するチャーハン、いつもとはちょっと違った味が楽しめます
今回紹介したお茶漬けは、夜食やダイエット中の方の主食にもお勧めなものばかり。まさに栄養面も考慮したバランス栄養食です。さまざまな種類の刺身などでも代用可能ですので、材料をあなた好みにアレンジして、お茶漬けライフを楽しんでみてください