月命日…墓参り
今日は親父の月命日…毎月3日は仏壇に大好きだった鰻をお供えしていますが、今日は母親とお墓参りに線香をあげに行ってきました
日本では宗教的習慣として、先祖の霊を祀る日や期間があります。仏教行事において、命日やお盆、お彼岸と呼ばれるものです。これらの時期には、多くの方が故郷へ帰り、仏壇や墓の前で手を合わせ、故人を偲びます。また故人が亡くなった区切りの年には、それぞれ1周忌や3回忌などの法要を行い、毎月訪れる月命日にも故人の供養をします。
一般的な「命日」とは、故人が亡くなった月日を指し、別名「祥月命日(しょうつきめいにち)」と呼ばれています。一方、「月命日」は故人が亡くなった日のみを指す命日です。 命日は1年に1度だけですが、月命日は命日のある月を除いた毎月、つまり1年に11回訪れます。
また、毎年訪れる祥月命日の中でも区切りのある年には、追善法要・年忌法要と呼ばれる、僧侶が執り行う法要を行います。通夜、葬式の後、初7日、49日、1周忌、3回忌と続きその後、祥月命日の3と7を含む年に法要を行うことが一般的です。法要の際は、親族や故人の友人を呼び、僧侶による儀式の後、食事を取り、故人を供養します。
33回忌は「弔い上げ」と言い、多くの家庭が33回忌で年忌法要を終わります。ただし、家庭や地域によっては50回忌を行い、50回忌を最終法要とする場合もあります。
古来の日本では、故人が亡くなって1年経った日のことを小祥、2年経った日のことを大祥と呼んでいたため、その習慣が残り、毎年訪れる命日のことを祥月命日と呼ぶようになったそうです。祥月の「祥」という文字は「さいわい」という読み方を持っていて、凶から吉へ変化するという意味が込められているのだそうです
月命日は、故人の命日に故人のことを思い出して供養する日で、祥月命日のように、遺族が集まって法要などの儀式を行う必要はなく、故人の遺骨を管理する遺族などによって行われます。また、祥月命日のように弔い上げのようなものはなく、永久に続くものです。月命日に毎月供養をして故人との時間を思い返すことで、故人を変わらず大切に想い続けていることを改めて確認できる日という意味を持っています。
お供えに適した花…日本では一般的に白や黄、青、紫の花がお供えの花に望ましいとされています。また、命日や月命日の際、故人の家族は忙しいことが多いため、すぐに供えることのできるアレンジメントがお勧めです 花の種類に決まりはありませんが、日持ちのする花が適しているでしょう。以下によく墓や仏壇に供えられる花を和花と洋花に分けてご紹介します。
和花の場合・・・菊やリンドウ、キンセンカ、グラジオラス、カーネーション
洋花の場合…ユリやリシアンサス、スプレーカーネーション、デンファレ
今日は親父の好きだった菊の花をお墓に供えました
命日や月命日を偲ぶ方法は、家庭や地域によって異なります。新しい環境に移ると慣習の違いに驚くこともあるかもしれません。現代では核家族化が進み、家に仏壇がない、先祖の墓が近くにない方もいらっしゃるでしょう。しかし、命日や月命日は、故人を偲んで位牌や遺影に花や食べ物を供えてはどうでしょうか…
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