ちゃんこ鍋の「ちゃんこ」ってどんな意味⁈

きくいち

2019年01月23日 09:23

毎日寒い日が続きますね
みなさんはこういう寒い日にぜったい食べたくなるものってありますか私は一番最初思い出すのが、鍋です温かいスープと柔らか~い野菜がたまりませんよね

バリエーションも無限、調理方法も簡単、コミュニケーションの場にもなる鍋って本当に凄い…。 (時と場合によっては苦痛だ、という会社勤めの女性の声も聞こえてきますが)今日は、そんな鍋の中から、大相撲も開催されている時期ですので「ちゃんこ鍋」について少し紹介します



そもそもちゃんこ鍋の「ちゃんこ」って何
一般的には「色々入っている鍋」という認識ですが、お相撲さんの作る料理のことは全て「ちゃんこ」と言いますつまり、お相撲さんの世界では「カレーライスもちゃんこです、ごっつぁんです」ということなのですね。ところでお相撲さんの作るカレー美味しそうな気がするのは私だけでしょうか

「ちゃんこ」の語源については大きく分けて有力とされる2つの説があり、ひとつは「ちゃん=中国」「こ=鍋」「中華鍋」が転じたものという説。
そう言えば回鍋肉(ホイコーロー)のコーですね!なるほど



もう一つは相撲部屋で親方のことを「お父さん」=「ちゃん」+「子」=「こ」つまり、師匠と弟子の親子で食べる鍋だから「親子鍋」の意で「ちゃんこ鍋」となったという説。 時代劇を特によく見る人でなくても「子連れ狼」の「ちゃーーん」という名台詞は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。

お相撲さんたちの親子鍋…なんだか微笑ましい。ちなみに、私たちに馴染みのある「ちゃんこ鍋」が相撲部屋で食べられるようになったのは明治時代のことです。

勝負の世界で生きるお相撲さんたちの毎日の料理なので、縁起もかつぎます。出汁をとるのにNGな食材があるのです。(具材で使うのは良いみたいです) それは「四本足のもの」。つまり、「負けの姿勢」です。
ということは…相撲部屋で食べるカレーの出汁も鶏ガラでとるのでしょうねところで鶏肉も弱虫や意気地なしを意味する「チキン」だけど、いいのといつかお相撲さんに会うチャンスがあれば聞いてみたいものですね。「そんな細かいことを言い出したら食べるものがなくなる」と投げ飛ばされないように気をつけて

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