寿司屋って、食べ方に細かいマナーがありそうでわからないことがたくさんありますよね今日は、大人のたしなみとして知っておきたい「お寿司の正しい食べ方、寿司屋でのマナー」について解説していきます
Q1. 寿司は箸で食べる手で食べる
食べやすいほうで構いません
昔は手で食べることがマナーと思われる方が多かったのですが、箸を使ってもマナー違反ではありません。ただし、基本的には「手で食べることが良し」とされていますので、年配の方と同席する場合には手で食べた方が無難ですね。また、寿司を手で食べたとしても「ガリ」は必ず箸でいただきます
Q2. 寿司の食べる順番、注文の順番は
マナーではありませんが、オススメはあります
イカや白身など味が薄めで淡白なものからスタートし、徐々に脂の乗ったネタを注文していきます注文の仕方には基本的にマナーはありません。ただ、濃い味を先に食べてしまうとその後の味が分かりにくくなってしまうため、淡白なものから順に食べた方が美味しくい食べるためにオススメというだけです
好きな物から食べてどうしても食べたいネタが決まっているのであれば好みで注文してもマナー違反にはなりません。なお、一皿盛で提供される場合は左から順に食べて下さいこれは、作り手の思う「それぞれのネタを最も美味しくいただける順番」で出されているからです
Q3.醤油や山葵のつけ方は
少しだけつけるのが「粋」醤油はネタの先の方だけ少しつける
シャリに醤油がつくと…米粒が茶色に色付き、ぽろぽろと落ちやすくなってしまいます。また、醤油を付け過ぎるとお寿司が「醤油味のなにか」になってしまい、素材の味が楽しめなくなります。そのため、醤油の付け方にもマナーがあるのです
握りの場合は、寿司を横に寝かせてネタに醤油をつけます。軍艦の場合は、横にするとネタが落ちてしまうため…ガリに醤油を付けてネタの上に少したらします。山葵が苦手という方は、無理をしなくて大丈夫。注文時に「サビ抜き」と伝えればです。
Q4.寿司の口への運び方
できるだけ一口で.ネタが下になるように返して食べる
手でも箸でもかまいませんが、できるだけ一口で食べるようにしましょう。
絶対に一口かじって、残りをお皿に戻す…なんてことはやめてくださいね。これはマナー違反になってしまいます
Q5. 軍艦巻き・巻き寿司の食べ方は
巻き物特有の食べ方があります
軍艦は添えてある胡瓜を使って醤油をぬる。巻き寿司は海苔とシャリの境目に醤油をつけて食べる
いくらやウニ、ネギトロなど、握りではネタがこぼれてしまいそうな具材は海苔で巻いて軍艦や海苔巻にして出されることが多いですが、軍艦のネタそのものに醤油を付けようとすればネタが落ちてしまうことは目に見えていますよね美しく食べるため、軍艦は「醤油を付ける」のではなく「醤油を垂らす」ようにします。添えてある胡瓜などを少しつまんで醤油をつけ、ネタに垂らしてあげれば美しくスマートに食べれるでしょう。
海苔巻もネタだけに醤油を付けることは困難なので、シャリとネタの調度境目に付けても良いでしょう。海苔だけに付けても問題ありません。
Q6. ちらし寿司の食べ方は
醤油を直接かける人が意外と多いのでは…
具を箸でつまんで醤油をつけ、寿司めしの上に戻してご飯と一緒に食べる。醤油を直接かけるとご飯の下の方に醤油が沈んでしまうため、具材につけて食べて下さい。具材が刺身のように大きい場合は、具材だけ先に食べてご飯は後から食べることもあります
都度醤油を付けるのが面倒だからと…1度にたくさんの醤油を付けることはやめましょう。食べる分だけ、がポイントですなお、ちらし寿司がお重に入っている場合は、持ち上げることはせずに手を添えて食べます。もしくは小皿に取り分けてから左手に小皿を持って食べて下さい。
Q7. ガリの正しい使い方は
大トロなど脂の乗ったネタを食べた後に味の薄いものを食べるときに、ガリで口の中をさっぱりさせる
寿司は生魚を多く使用しますが…ガリには生臭さを消す「消臭効果」や、食あたり予防になる「殺菌消毒効果」があると言われるため、寿司のお供として一緒に食べるようになったのです。また、脂の多いネタや味の濃いネタの後に食べれば口の中がさっぱりとし、口直しに最適。寿司を食べた後にガリを食べることで、次のネタが前のネタの味に邪魔されることなく美味しく食べる効果があります