今日の一杯「自分へのご褒美に」

きくいち

2021年06月16日 09:19

日本酒党に大変人気のある、いわば「隠れた銘酒」
ほどよい熟成感とキレの良さ、毎日飲んでも飲み飽きしない蔵人達の晩酌の定番。日本酒党に大変人気のある、いわば"隠れた銘酒"的存在の一本穏やかな香りと、切れのある喉越し。冷や・常温・人肌燗など、幅広い温度帯で楽しめる万能型

蔵人晩酌酒。毎日飲んでも飽きないお酒だ
ほどよい熟成感とキレの良さ。これぞ蔵人晩酌酒。多く語る必要がないくらい、テッパンです。冷も燗ももってこい。

こんな食べ物といっしょに
お燗も冷も、湯豆腐あればそれで乾坤一さんの本醸造は、甘さ辛さ酸のバランスが最高に旨い



蔵元:大沼酒造、杜氏:菅野幸浩、酒質:本醸造、原料米:県産米、精米歩合:60%、日本酒度:+4、酸度:17~18、アルコール度数:15.6度

蔵元紹介
大沼酒造…宮城県柴田郡村田町
宮城の小京都、もしくはハワイと呼ぶ人もいる温暖な地域・村田にとても趣ある300年の歴史をもつ酒蔵・大沼酒造店が在る。シンプルな旨さが、おかわり率ナンバー1ともいえる乾坤一。山側のお酒なのに、塩辛にも合う。この蔵は、宮城の飯米「ササニシキ」の酒造り第一人者なのかもしれない。地元米にこだわり、今また「ササニシキの米の系譜を酒にしよう」と動き出している。いい農家さんとの出会い、同じ気持ちで頑張れる仲間を増やし、輪を広げている。そして蔵人の造りの環境にも着手。なかなか休めない造り期間の改革に挑み、実現。鉄壁の定番酒「特別純米辛口」。米のチャレンジ。ササニシキの原点米「亀の尾」を減農薬で契約栽培、ササニシキの父親「ササシグレ」、明治の酒米「愛国」「神力」の酒造りで米力感じる味わいを楽しませてくれている。季節酒のラベルセンスもキラリ。雰囲気がいい。時に搾ったままの色を見せたいとあえて透明瓶に詰めてみたりと、蔵をそのまま伝えていこうという気持ちが見えてくる。若手の声にもしっかり耳を傾け、話し合い、時にすべてを任せてみることも。蔵と杜氏と蔵人と。乾坤一擲、人生一度の大勝負。なんとも風通しがいい清々しさ、チーム乾坤一。

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