甘くてトロ～っとしている甘海老。あまりにも美味しくて食べる手が止まりませんよね先日も紹介しましたが、甘海老は1年を通して漁獲されますが秋の終わりから2月頃までが旬とされています。



とろけるような美味しさを持つ甘海老ですがちょっと気になるのが甘海老の卵。食べる気が失せそうな青い色をしていてこれって食べられるのかなそれとも捨てちゃっていいものなのかと迷いますよね

お魚類の卵は一般的にぷりっとしていて美味しいものですから甘海老もきっと美味しいだろう…とは思うのですが卵の色が「青」だったりすると、捨てるのはもったいないことだと思いながらも食べるのをためらってしまいますよね



大丈夫です甘海老の青い卵は食べられます
ただ、慣れていないと匂いが気になってしまうかもしれませんが実と一緒に卵も食べることができます。そのままでは食べられないというのであれば甘海老から卵をはずして身だけを食べましょう。残った卵は食べやすくなるようひと手間加えればムダにせずに済みますから大丈夫です。

味や匂いは気にならないけれど、卵がくっついたままの甘海老はどうも食べにくい…そんな時に試してみたい食べ方を紹介します。
■甘海老の卵和え


(1)甘海老の殻としっぽを取り外して身と卵を別ボールに取り分けます。
(2)甘海老の頭の切り口を下にして指で絞るとミソが出てきますので卵を入れたボールにいれます。
(3)(2)のボールに塩を振ってしばらくそのまま置いたら殻を剥いておいた甘海老の身をざっくり合わせて出来上がり。
山葵と醤油をちょっと加えてどんぶりに乗せて食べてもいいし、そのままお酒のおつまみにしても
ちょっと食べにくかった甘海老の卵に味付けをするとぐっと食べやすくなります。

■甘海老とアボカドのサラダ
生モノが苦手でも食べやすいのがこちらのサラダ。
用意するものは甘海老・アボカド・玉葱スライス・マヨネーズ・胡椒・塩です。
(1)まずは甘エビの頭や殻を取り身と卵を取り分けます。
(2)アボカドを一口大にカットし甘エビの身と卵、水にさらした玉葱スライス・マヨネーズ・塩胡椒を加え混ぜ合わせたら完成です。
レタスやミニトマトなどと一緒に盛り合わせてくださいね

■甘海老の味噌汁


刺身を食べる時に取り除いた頭や殻と一緒に甘海老の卵も入れて味噌汁にしてしまいましょう。
まずは小鍋にお湯を沸かして甘海老の頭や殻、卵を入れてだしをとり好きな具や味噌を加えたらでき上がりです。
海老の卵そのものを生で食べるのは苦手ならお味噌汁に加えて火を入れれば気にならずに食べられます。

■甘海老の掻き揚げ


刺身じゃない食べ方がいいな～という時は掻き揚げがお勧めです。
甘海老の頭や殻を剥き、身と卵を取り分けたら玉葱や人参など、好きな具材と天麩羅粉で掻き揚げを作ります。
もちろん甘海老の卵も衣に混ぜ込んで揚げてくださいね。

■甘海老の茶碗蒸し
いつもの茶碗蒸しレシピに甘海老の身と卵を加えた贅沢な茶碗蒸しはとても美味しいです
甘海老の卵は卵液に加えて混ぜ合わせ蒸し器で加熱しましょう。
甘海老の卵が生でも大丈夫なら茶碗蒸しが出来上がった後に卵を飾りに使う分を残しておくといいです

甘海老の食べ方のついでに頭の使い方もご紹介しますね。
■甘海老の頭の唐揚げ


海老の頭や殻は出汁をとって汁ものにすることがほとんどですが、油で揚げてちょっとしたおつまみにするものなかなか美味しいです。
やり方はとっても簡単。
甘海老の頭に片栗粉をまぶして油で揚げるだけです。
油はねを防ぐためにも甘海老の水気をしっかりペーパーで拭き取るのがポイントです
出来上がったものは塩をぱらっと振ってシンプルに食べるのが一番美味しいと思います。

■甘海老の頭のアヒージョ
ワインにも合う大人のおつまみ・アヒージョ。
用意するものは甘海老の頭・オリーブオイル・ニンニク・塩胡椒です。
(1)鍋に刻んだニンニクとオリーブオイルを入れ弱火で炒め香りを出します。
(2)(1)に目玉を取り除いた甘海老の頭とひたひたになるくらいのオリーブオイルを入れて弱火でこんがりいい色が付くまで加熱します。 最後に塩コショウで味を整えたら完成です。カリカリに焼いたバゲットと一緒にワインとめしあがれ



甘海老ってホント捨てるところがなく最後まで食べきれるのがいいですね今年も美味しい甘海老をいっぱい堪能しましょう