茗荷
9月になってもまだまだ暑い日が続きます。
そんな暑い日に香りで涼をもたらしてくれるのが「茗荷」です。
茗荷は夏茗荷(茗荷筍)と秋茗荷(小茗荷…茗荷の新芽)があります。
細かく刻んで刺身の妻や薬味にしたりすることが多いのですが
そのままサッと湯がき甘酢に漬けた酢取り茗荷はさっぱりとして
口直しに凄くいいのです。
あとは味噌汁の具にも合いますし
薄く輪切りにしたものを鰹節と醤油で温かいご飯の上にかけて食べると食が進みます。
茗荷を食べると物忘れがひどくなると言いますがそれは、
お釈迦様の弟子で自分の名前まで忘れてしまうほど熱心な修行僧がいて
お釈迦様がその人に名札をつけたらしく、
彼の死後、お墓から見慣れぬ草が生まれてきて
それが生前自分の名前を下げていた荷物のように見え
それにちなんで「茗荷」と名づけられたという俗説から来ているだけのことです。
逆に、発刊作用、食欲増進に役立つので、この時期は特にお勧めの食べ物です。
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