福島のお酒を全国が応援

きくいち

2011年05月04日 09:52

福島県産の日本酒の人気が急回復していようです。

 
会津ほまれ…「喜多方名水」を仕込み水に使用したコクと切れのある辛口純米酒

原発事故による風評被害や物流中断の影響で、3月から売れ行きが落ち込んだ福島のお酒が
先月から首都圏を中心に全国から注文が増加しているようです。
これには「福島の酒を飲んで応援したい」という顧客が多い事と、これまで出荷が少なかった
西日本でも東北のお酒を応援するキャンペーンが盛んに行われるようになったためだそうです。

酒造元も独自の義援金シールを貼り、売り上げの一部を被災者に贈ったり、酒造協同組合では
浜通り、中通り、会津の3地方から日本酒を1本ずつ選んで検査し、放射性物質が検出されない
ことを公表するなど懸命に人気回復に努めているようです。

ただ原発事故の収束はせず、多くの県民が今だ避難したままで、福島県内消費は冷え込んで
いるようで、本格的な回復のためには足元の復興が不可欠ではないでしょうか?

単なる一過性のブームで終わらせないように長い意味での支援をしていきたいものです。

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