焙煎麦…遠赤焙煎仕込法
おいしく安心して飲める「体に優しい焼酎造り」を企業理念とする、鹿児島の
黄金酒造さんが開発した「
遠赤焙煎仕込法」と「
ペーハー転換蒸留法」により製造された焼酎が「
東五」です。
「東五」は、遠赤焙煎仕込みの発案者であり、代表取締役会長でもある黒岩東五氏に因んで命名されたようです。
原料を蒸煮せず、旨みと風味を最大限に引き出すため遠赤外線を使い焙煎し、焼酎の味わいを損ねる酸度を限りなくゼロに近づけ、口当たり爽やかな淡麗タイプの芋焼酎に仕上げられ、雑味がなくほんのりと甘みのある飲みやすい焼酎です。
ここでちょっと、「東五」テイスティングレポート…
口当たりはやわらかく刺激は少ない。かすかに甘味は感じるがどちらかと言うと辛口?「ペーハー転換蒸留法」のおかげか、本当にさっぱりとしていて飲み飽きしない。これならストレートで充分飲めてしまいます、今はやりの淡麗辛口プラスほのかな甘味のある焼酎でした。
口当たりさわやかな淡麗タイプの本格焼酎。
原料の麦を一切蒸すことなく、遠赤外線を応用した独自の方法により、大麦の成分を生かした焙煎を行い麦のほのかな香りと甘味をかもし出しています。
また、ペーハー転換蒸留法という新しい蒸留法を開発。温泉水を添加して原酒のペーハー度をアルカリ側に転換し、再度減圧蒸留する方法で造られています。
こふくろう 焙煎麦焼酎
焙煎大麦を醗酵・蒸留しているため大変香ばしい香りがするのが最大の特徴です。
焙煎することによって麦の持つ香りを焼酎に生かすことが出来き、 焙煎のふくよかな香ばしい香りと麦本来のほのかな甘味を感じます。
「
焙煎麦」とは…煎った麦を原料にしています。そのため通常の麦焼酎に無い、本当に香ばしい風味がします。焙煎することで、二日酔いのもととなる成分を除去したため、酔い覚めが大変爽やかです。
長期樫樽貯蔵の「梟(ふくろう)」の原酒を25度まで加水した麦焼酎。
焙煎麦を二次仕込みで使用していて、りと切れのよさがあり、口に含んだときのにほんのり甘く感じられます。香ばしい焦げた風味が切れ良く、口の中をさっぱりとさせてくれます。全体的な味わいも丸みがありました。
黄金酒造の特許製法のご紹介…
●〔遠赤焙煎仕込法〕(特許取得)
通常、さつま芋は蒸煮してモロミとして仕込みますが、黄金酒造は原料を遠赤培煎をして仕込みます。これによりさつま芋では雑味を生むタンニンを除去し、甘みを引き出すことに成功したのです。
●〔ペーハー転換蒸留法〕(特許取得)
通常の焼酎は、一次蒸留した原酒の酸度を下げるために、「イオン交換法」という特殊な樹脂を使用した脱酸処理をし、割水をして25度に薄めてからビン詰めしますが、黄金酒造では、一次蒸留した原酒に工場内で湧き出る温泉水を加えてから、43度あるいは25度で二次蒸留をしてからビン詰めするのだそうです。割水を一切行わないため、酸度0.2以下、ペーハー値6.0以上の高品質な焼酎が出来上がったのです。
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