焼くととろける、天狗茄子

きくいち

2011年10月07日 09:14

またまた茄子の話題で…。市場で愛嬌のあるかたちをした珍しい茄子を買ってきました。
 
私も知らなかったのですが「奥三河天狗茄子」と言う茄子で戦後以前から愛知県の奥三河、北設楽郡の旧津具村(現・設楽町津具地区)で栽培されていたそうです。

その大きさと、自家採種のため果形が変形し天狗の鼻のような突起が出ることが特徴で、この形状と旧津具村に伝わる天狗伝説から、「奥三河天狗茄子」と言われるようになったそうです。また、2007年に愛知県伝統野菜へ認証され大きさは400g - 1000g級まであり、400g - 700gまでが市販されています。


 
特徴として果実は400~700gと大型で普通の茄子の4~5本分位あります。果皮は薄く果肉はやわらかく肌理(きめ)が細かいです。さらに糖度だ高く水分を多く含んでいて火が通りやすいので焼くのが最も美味しいのではないでしょうか…ちなみに旬は7~10月だそうです。
 
とにかくデカイ、美味い、ユニーク、一度味わってみませんか 。

調理としてお勧めは何といっても「焼茄子」でしょう。真ん中に割りばしを刺し、回しながら焼くと均等に火がはいります。 割りばしのところからぷしゅぷしゅ水分が出てきたら食べごろです。また、半分に割ってからフライパンで焼いて、ショウガ醤油や味噌などで食べるのも美味しく皮が薄いので、焼いてもとろける感じです。輪切りにしてベーコン、アスパラ、チーズでサンドして焼いたり挽肉をはさんでみてもどうでしょうか…?
天狗茄子は水分が多いので、焼くとトロトロになってとても美味しいです。
火の通りも早いのでとても調理しやすく溶けるチーズをかけて焼き仕上げたりすると相性抜群です。
あまり見かけせんが探してみて是非、一度その味をお試し下さい。

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