フランスのおでん…ポトフ
ポトフと言う料理用語を耳にしたことがあると思いますが、ポトフとはフランスの家庭料理のひとつで ポ・ト・フー(Pot au Feu)…「火にかかった鍋」という意味です。
牛肉や鶏肉、ソーセージなどの肉類と、大きく荒く切ったニンジン、タマネギ、カブ、セロリなどの野菜類を、一つの鍋で長時間かけてじっくり煮込んだシンプルな料理で、具材を塊のまま煮込むだけなので作るのは簡単で、ポイントさえ押さえれば、透明で滋味溢れる、複雑な味わいの美味なるスープを作ることができます。
また、体がぽかぽかと温まり、肉の脂や野菜のアクは取り除かれますので体に優しい料理で「フランスのおでん」とも言うべき物なのです。(ドイツ料理でいうアイントプフは、これのドイツ版です)
スープは食塩、香辛料(コショウ、ハーブ等)などで味を調え、肉や野菜は食べやすい大きさに切ってからマスタードを添え、それぞれ別皿に盛って提供します。
ポトフは普通、まず煮汁をスープとして供し、煮込んだ肉と野菜はマスタードなどを添えてメイン料理として出します。つまり、一度に2品できてしまうお得な料理でもあるのです。
遠州夢ポークと蕪のポトフ仕立て(10月コース料理から…)
秋の気配を少しずつ感じられる頃になりました。こんな日の夜には和風ポトフをいかかがですか…。
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