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2010年12月22日

辛子明太子としらす干し

嬉しい贈り物が届きました。

もうかれこれ20年以上経ちますが、浜松の総合病院で勤務していたドクターと友人になりました。
その後、彼は実家の福岡に帰り地元で父親の後を継ぎ病院を経営しているのですが、
毎年この時期に博多名物の辛子明太子を贈ってくれるのです。

博多と言えば明太子、大小さまざまな製造メーカーの明太子と料理店の明太子など
一口に明太子と言っても200社以上と言われています。

辛子明太子は、「すけとうだら」の卵巣に唐辛子を主原料とする調味液等で味付けしたもので
すけとうだらを加工して食べる食文化は、17世紀頃に朝鮮半島で広まっていたとされています。
赤唐辛子やニンニクでまぶした「キムチ」や「コチョジャン」等と同じように辛子明太子は
古くから辛子を使用した朝鮮半島の伝統的食品の1つとなっていました。

昭和の初期から、この唐辛子やニンニクでまぶした辛子明太子が日本に輸入されるようになり
交流の盛んだった博多の地に馴染んだようです。

博多では明太子といえば辛子明太子をさし明太子のの語源については、
すけとうだらを朝鮮語で「ミョンテ」と言い「明太魚」、「明太」と書くことから、
すけとうだらの子(卵)を「めんたいこ(明太子)」と呼ぶようになったらしいのです。

彼のお勧めは「福太郎」の明太子で
ここの明太子の特徴は、お漬物と同様に二度漬けしたものです。
「真子」を唐辛子とともに、最初の1週間じっくり漬け込んだ後、一度漬け込んだ液を捨て
また新しい調味液にじっくり1週間漬け込み、時を待ち「発酵」の技術が加わるのです。

辛子明太子としらす干し

もう一つは取引業者が毎年贈ってくれる「減塩しらす干し」です。
遠州灘で獲れたてのしらすを船上で素早く氷漬けし
釜茹でし、自然もままの味を残したカルシュウム豊富なしらすです。
瀬戸のあらじおのみを使用した、脱酸素剤入パックで新選で長持ちします。

辛子明太子としらす干し

お正月は食事の仕度をしている時間もなく立ち食いで簡単に済ませてしまうことが多く
そんな時、ご飯に明太子としらす干しを混ぜて食べるのですが
非常に美味しく忙しい時の食事に助かります。



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Posted by きくいち at 11:54│Comments(0)大将

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