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2011年09月23日

鮑の旨味が凝縮された酒蒸し

刺身と違ってモチモチとした食感がたまらないのが「鮑の酒蒸し」です。味も刺身と異なり、鮑の旨味に昆布の旨味が加わり、濃厚な味となり、口に入れた瞬間に旨味が広がります。

鮑の旨味が凝縮された酒蒸し
(個人的にも私はこちらの方が好きです)
 
蒸す場合は雌貝が適しています。 雌貝は肉面が粘土色をしているもので、生で食べるのに適する雄貝に対して、火を通して食べるのに適した鮑です。

下準備で鮑は、きれいなブラシで、身の表面、殻を軽くこするように水洗いします。ブラシは、たわしや、きれいな歯ブラシのようなものを使って下さい。
だし昆布を引いて鮑に被るくらいの酒を入れて、そこへ塩をひとつまみ投入します。落し蓋をしてとろ火にかけ、汁気がなくなるまで煮詰めます。 ほとんど身が収縮しないわりには身が柔らかくなり、味は非常に濃くなるという優れた調理法です。

作り方… 

1、鮑の身の部分にタップリの塩をまぶして、たわしでこすり、汚れとぬめりを取り除きます。
2、貝のとがっているほうを左側にし、下から貝むきを差し込み、殻を外します。
  上の部分に肝が入っているので、傷つけないように注意します。
3、外したら、口の部分を三角に切り取ります。(汚れも取り除いておきます)
4、肝は砂の入っている出っ張りをのぞき、別に入れます。
5、お皿にだし昆布を引いて、そこに殻を上にして鮑を乗せ、酒をふりかけます。(肝も同様に…)
6、蒸し器を火にかけ、蒸気が出てきたら、皿ごと蒸し器に入れて、中火で40分間蒸しあげます。
7、蒸し上がったら、蒸し器から取り出し、冷めるまで待ちます。
8、身を殻から外して、肝とひもを取りはずし、身を薄く切ります。
9、鮑の殻に大葉、つまを飾り、切った鮑を盛って出来上がりです。
 (鮑の肝を裏ごしして、醤油と混ぜた肝醤油を添える) 

肝醤油…肝を外し包丁で細かく刻んで置きます。
ボールに濃口醤油15cc水15cc肝をいれ、合わせてそこに鮑の身、刻み葱を加え和え物にし、器に盛っておろし生姜又は山葵を添えて完成です。(すった山芋などをかけて山かけにしても美味しいです)身をバター焼にして、肝醤油で絡めればこれまた美味です。


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Posted by きくいち at 10:19│Comments(0)お酒のつまみ

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