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2013年12月16日

平飼い有精卵を使って…北海道産展のメニュー

北海道から卵が届きました。実は来年の年明け早々に百貨店で北海道物産展が開催されます。
その時にレストラン街でも北海道の食材を使った限定メニューをお客さんに提供する事になったのです。

偽装表示問題もあり、年明け直ぐの企画で(市場も休み明けで魚介類では荷が揃わず、輸入物に頼るか冷凍物しかなく)色々悩みましたが、予てから興味を持っていた北海道の卵を使う事にしました。そこで生産者の方と直接、話をして取り寄せる事になったのが永光農園の有精卵です。

永光農園の有精卵は、生臭さがなく黄身がほんのりと甘く深いコクがあり、白身が弾力があってしっかりしています。やさしい味わいで、卵かけご飯等お米にもピッタリ合います。(当店では鮪の漬け丼に添える温泉卵として使用するつもりです)

平飼い有精卵を使って…北海道産展のメニュー

永光農園では、北海道産の飼料を主体に、安心できるものを厳選し、自家配合して与えています。
飼料の内容は、小麦(北海道産)、米ぬか(北海道産)、魚粉(北海道産)、貝化石(北海道産)など。
それから、夏場は生の青草、冬は自家産のデントコーンサイレージをふんだんに与えているそうです。 

平飼い有精卵を使って…北海道産展のメニュー

有精卵とは、受精している卵です。つまり、温めるとヒヨコになる卵のことです。
一般にスーパーなどで売られている卵は無精卵ですから、温めてもヒヨコにはなりません。有精卵は、雄と雌を一緒に飼って、交尾をすることで受精し、有精卵になります。スーパーなどで売られている一般の卵は、雌だけでケージに入れられて飼われているので、有精卵になりません。(鶏は人間による長年の品種改良によって、受精しなくても卵を産む)

有精卵と無精卵は、成分的には違いがないと言われていますが、雄と雌を一緒に地面に放して飼っているという、自然な飼い方ですから、成分には表われない、生命力や美味しさの違いが有精卵にはあるのです。

鶏をを地面に放して飼う飼い方を平飼いと言います。スーパーなどで一般に売られている卵はケージ飼いというカゴに閉じ込める飼い方です。(ケージ飼いと比べて平飼いはとても手間がかかりますが、平飼いで雄と雌を一緒に飼うので有精卵になる)

永光農園では、10坪の部屋に150羽以下の平飼いとし、雌100羽に対し雄を5羽以上入れて交尾させているそうです。鶏舎内は、風通しが良く、日光が差し込み、ストレスのたまらない自然に近い環境ですから、よく運動するので、ストレスがたまらず、健康に育ちます。だから親鶏は、抗生物質などの薬剤に頼らなくても元気に育ち、良い卵を産んでくれるのです。


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