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2015年08月23日

伯方の塩を使って伯方島をアピール「伯方の塩ラーメン」

しまなみ海道(西瀬戸自動車道)は、広島県尾道市の尾道ICを起点とし、向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島などを経て愛媛県今治市の今治ICに至る、59.4kmの本州四国連絡道路です。6つの島を抜け今治に渡りましたが、今回は途中で二つの島に立ち寄りました。前回の記事で紹介した、因島ともう一つは、「伯方の塩」で有名な伯方島。この島には、造船所4社があるほか内航船主体ながら船主の集積も見られ、海運と造船の島としても知られています。

全国ブランドの「伯方の塩」は、伯方島が発祥の地です。かつて瀬戸内海には多くの塩田が存在しましたが、昭和46年に施行された「塩業近代化臨時措置法」により日本中の塩田は廃止に追い込まれました。しかし、「自然塩(塩田製塩)を残そう」という消費者運動もあり、昭和48年に伯方島で特殊用塩として生産できるようになりました。

今回この島に立ち寄ったのは、伯方の塩をベースにした今までの塩ラーメンとはひと味違う 瀬戸内海をイメージして創り上げた優しいラーメンがあるという事で是非食べてみたかったからですナイフ&フォーク

伯方の塩を使って伯方島をアピール「伯方の塩ラーメン」

しまなみ海道が開通する前年、伯方島の塩田で生まれ育った「さんわ」の店主福羅さんは、全国的にも知名度のある「伯方の塩」が「伯方島」で作られていることを知ってもらおうと「伯方の塩ラーメン」を完成させました。県外の物産展などにも積極的に出向き、塩ラーメン作りに意欲を燃やしています。

伯方の塩を使って伯方島をアピール「伯方の塩ラーメン」

「さんわ」さんのオリジナル塩ラーメンです。あっさりしていながらこくのある塩味ベースのスープに岩海苔の香りがマッチした塩ラーメンの傑作です。

伯方の塩を使って伯方島をアピール「伯方の塩ラーメン」

伯方の塩ラーメン…あっさりだけどコクがある塩スープ。太めのお素麺のような、白い細麺がスープによく絡みます。(麺は細ストレート角麺、茹で加減は普通で加水率が高そうです)、具は厚めのチャーシュー、メンマ、海苔、きくらげ、ネギ、カマボコ、うずら卵。いっぱい汗をかいた体に味が沁みますナイス

伯方の塩を使って伯方島をアピール「伯方の塩ラーメン」

うま辛ラーメン…2種類の辛子を使った自家製辛味ペースト入り。辛さはそれほどでもありませんが、ほどよくパンチがきいてとても美味しかったです。

伯方の塩を使って伯方島をアピール「伯方の塩ラーメン」

コク旨塩ラーメン…特製にんにく&干しえびペースト入り。あっさりした塩スープに、にんにくの香りとコク、海老の旨みが加わって、ハマる味です。

伯方の塩を使って伯方島をアピール「伯方の塩ラーメン」

塩はミネラル分を持っているものの、味噌や醤油のように旨み成分を持っていません。使い過ぎるとしょっぱく、足りないと水っぽくなり調節が難しい調味料です。しかし、ぜんざいなどの隠し味として投入されると、名脇役としていっそう主役の味を引き立ててくれます。

お吸い物やテールスープにヒントを得た伯方の塩ラーメンのスープは、野菜や煮干、豚骨、鶏がらなど17種類の食材を煮込んで取ったスープに、適量の塩を投入。するとその味が何倍も膨らみ旨みを引き出してくれます。極細のストレート麺とよく合い、塩味を前面に出し過ぎていない、深みのあるスープの味が感じられます。「瀬戸内海の穏やかな島の風景をやさしい味で表現したい。」という福羅さんの想いが表現されていました。

伯方の塩を使って伯方島をアピール「伯方の塩ラーメン」

ラーメンの土産と供に100%柑橘ジュースも買ってきました。
はかた甘夏ジュース&はかたみかんジュース(500ml)…水を一切加えない無添加の100%ジュースです。よくある濃縮還元の100%ジュースではありません。 伯方島とその周辺の甘夏を衛生的な工場で搾っているそうで、刺激的だけども柔らかな酸味と美味さを感じるジュースでした上昇




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Posted by きくいち at 23:06│Comments(0)大将

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