2010年08月09日
つけ台と小まな
鮨屋の調理場を「つけ場」といい、ネタケースとカウンターのお客さんの間にある
傾斜した鮨をのせる台の事を「つけ台」といいます。

江戸前鮨の創草期の屋台店の時代からのもので
「お立ち」(カウンターのお好み鮨)には必要不可欠だったのですが
今ではその姿を変えつつあります。
屋台店の頃はガリは容器に入れ、カウンターに置いてあり、
お客さんが自由に好きなだけつまんでいたようですが、
戦後、一人一人のお客さんに対して、ガリも各人ごとに
つけ台に置くような習慣に変わりました。
昔は鮨を出すたびにつけ台を拭いていたのですが、
ガリをそうして置くようになってから、いちいち拭くことが出来なくなり、
更に、酒のつまみをも置くようになり、お客さんが帰った後は
ガリやツマの残存物、鮨のタレなどが残り、
その後来たお客さんは、片付くまでその汚れたつけ台を
しばらく見ていなければいけませんでした。
今、その代用が、お客さん1人用の「小まな」
(下駄とも呼ばれる小さなまな板)です。

お客さんに不快感を与えることなく、つけ台がないためカウンターも広く使え、
つまみや料理も置きやすくなりました。
鮨だけを粋に食べる時代から、酒を飲みつまみを食べ、
そして最後に鮨を食べる時代に変わり
多種多様なお客様が来られるようになり、
鮨屋も少しずつ形を変えていくのです…。
傾斜した鮨をのせる台の事を「つけ台」といいます。

江戸前鮨の創草期の屋台店の時代からのもので
「お立ち」(カウンターのお好み鮨)には必要不可欠だったのですが
今ではその姿を変えつつあります。
屋台店の頃はガリは容器に入れ、カウンターに置いてあり、
お客さんが自由に好きなだけつまんでいたようですが、
戦後、一人一人のお客さんに対して、ガリも各人ごとに
つけ台に置くような習慣に変わりました。
昔は鮨を出すたびにつけ台を拭いていたのですが、
ガリをそうして置くようになってから、いちいち拭くことが出来なくなり、
更に、酒のつまみをも置くようになり、お客さんが帰った後は
ガリやツマの残存物、鮨のタレなどが残り、
その後来たお客さんは、片付くまでその汚れたつけ台を
しばらく見ていなければいけませんでした。
今、その代用が、お客さん1人用の「小まな」
(下駄とも呼ばれる小さなまな板)です。

お客さんに不快感を与えることなく、つけ台がないためカウンターも広く使え、
つまみや料理も置きやすくなりました。
鮨だけを粋に食べる時代から、酒を飲みつまみを食べ、
そして最後に鮨を食べる時代に変わり
多種多様なお客様が来られるようになり、
鮨屋も少しずつ形を変えていくのです…。
Posted by きくいち at 12:12│Comments(0)
│大将
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