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2011年12月02日

千歳テナントオープン

千歳の店のテナントに新しい店が入り昨日オープンしました。
呑み処「ぼちぼち」…オナーいわく隠れ家的なホットなお店にしていきたいとか…
当店同様皆さんもご贔屓にしてやってください。

千歳テナントオープン

千歳テナントオープン

さて、お酒を売る店は色々あります、クラブにバー、ラウンジ、スナック…
料亭、料理屋に我々のような鮨屋や他の和食のお店、さらに小料理屋や居酒屋などもその中のひとつです。最近では、酒処、呑み処、旬菜など様々に各店工夫した名前をつけて出店しています。

居酒屋さんの起源は江戸期に遡るようです。元々は酒の量り売りをしていた酒屋さんで、その場で酒を飲ませるようになり、次第に簡単な肴も提供するようになったものが始まりだったようで、酒屋で飲む行為を「居続けて飲む」ことから「居酒」と称し、そのサービスを行う酒屋は売るだけの酒屋と差別化する為に「居酒致し候」の貼紙を店頭に出していたようです。昔、江戸は男女比率が極端に男性に偏っていて一人住まいの独身男性が多かったことから酒が飲めて簡便に食事も取れる居酒屋は大いに広まっていったと言われています。

このように居酒屋は主に男性会社員や肉体労働者の大衆的な社交場として機能していました。こうしたことが日本の文化に与えて歌謡曲(特に演歌)の題材や映画の舞台として取り上げるられる事もありました。 

現在では居酒屋のチェーン店化が進み、男性会社員の社交場から老若男女を問わず多くの人が利用するようになりました。学生・会社員・友人などのグループで「簡単な宴会」を催す際の会場としてよく用いられたり女性にも好まれるようにカクテル、ワインなど飲み物や料理の種類を豊富にしたり、店内装飾を工夫したお店が多くなりました。女性だけのグループや家族連れを含め、誰でも気軽に利用できる場所というイメージが定着しているのです。 

店内の装飾や、あえて洋風にすることにより他店との差別化を図る店もあるようですが、私的には居酒屋の軒下につるされる赤提灯に哀愁を感じ、客の目の前で焼鳥を焼いてくれたりおでんやホルモンを出してくれたお店が懐かしく思います。
「焼き鳥屋」「おでん屋」「ホルモン屋」と呼ばれる屋台の店やが店内に大きな炉を設置し、そこで焼いた料理を炉越しに大きなしゃもじで出してくれた「炉端焼き」などが少なくなってしまったのは寂しい限りです。 

飲食店も時代の流れで色々形を変えていきますが、大切な仕事を残しながら生き残っていきたいと
思っています。


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Posted by きくいち at 10:23│Comments(0)大将

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