2013年07月11日
寿司屋のお茶が熱い理由
寿司屋に行くと必ずといっていいほど「熱~い」お茶が出されます。夏の暑い時期でも冷茶などではなく、大きな湯呑に熱いお茶がたっぷりと注がれて出てきますね
最近は回転寿司などでは冷たいお茶を出すお店もありますが、寿司屋のお茶と言えば定番は「熱〜い」お茶。夏の暑い日に出されるとうんざりとする人もいるかもしれませんが、決して意地悪をしているわけではありません。これにはちゃんとした理由があります。この熱いお茶には寿司を美味しく食べてもらうための大切な役割があるのです。
今日は、皆さんにその事を少し紹介します。

寿司は魚本来の味を大切にした料理であるため、味は薄めです。寿司のネタには脂の多いものもあり(むしろ脂の乗ったネタの方が最近は好まれている)前に食べた魚の脂やツメが口の中に残っていたら、せっかくの寿司の味が楽しめなくなってしまいます。
そこで、脂を熱で溶かしてもらうために熱いお茶が出されるのです。穴子などに塗ってあるツメも、穴子の脂がたっぷりと含まれているので、熱いお茶の方が溶けやすく、熱いお茶が口の中の脂分をさっぱりと洗い流してくれて、前に食べたネタの味を引きずることなく次のネタを楽しめるのです。
熱いお茶が出されるのは、味の濃いネタや脂の強い魚を食べた後に口の中に残った脂を取ってもらうためなのです。
いうまでもなく、寿司は生の魚を味わうもの。たしかに、肉料理のようなしつこさはありませんが、脂ののった大トロなどを食べると、口の中は、かなりアブラっぽくなります。じつは、このアブラっぽさを解消してくれるのが、熱いお茶なのです。
そしてシャリとの関係も…寿司のシャリは酢飯なので、喉が渇きやすいです。喉の渇きを癒したい時、冷たい飲み物をゴクゴク飲むより、熱いものをチビチビ飲んだ方が効果が高いので、喉の渇きを潤すために、熱いお茶が出るんです。
そしてもうひとつ。
これはお寿司屋の口からは言いにくい裏事情なんですが、ぬるめのお茶だと飲みやすいので、ついガブガブと飲んでしまうことになり、お茶でお腹が一杯になってしまって寿司がたくさん食べられなくなってしまいます。つまり、熱っついお茶をチビチビと飲んでもらうことで寿司をいっぱい食べてもらいたいという、寿司屋の経営的発想の表れでもあるんです。

最近は回転寿司などでは冷たいお茶を出すお店もありますが、寿司屋のお茶と言えば定番は「熱〜い」お茶。夏の暑い日に出されるとうんざりとする人もいるかもしれませんが、決して意地悪をしているわけではありません。これにはちゃんとした理由があります。この熱いお茶には寿司を美味しく食べてもらうための大切な役割があるのです。
今日は、皆さんにその事を少し紹介します。

寿司は魚本来の味を大切にした料理であるため、味は薄めです。寿司のネタには脂の多いものもあり(むしろ脂の乗ったネタの方が最近は好まれている)前に食べた魚の脂やツメが口の中に残っていたら、せっかくの寿司の味が楽しめなくなってしまいます。
そこで、脂を熱で溶かしてもらうために熱いお茶が出されるのです。穴子などに塗ってあるツメも、穴子の脂がたっぷりと含まれているので、熱いお茶の方が溶けやすく、熱いお茶が口の中の脂分をさっぱりと洗い流してくれて、前に食べたネタの味を引きずることなく次のネタを楽しめるのです。
熱いお茶が出されるのは、味の濃いネタや脂の強い魚を食べた後に口の中に残った脂を取ってもらうためなのです。
いうまでもなく、寿司は生の魚を味わうもの。たしかに、肉料理のようなしつこさはありませんが、脂ののった大トロなどを食べると、口の中は、かなりアブラっぽくなります。じつは、このアブラっぽさを解消してくれるのが、熱いお茶なのです。
そしてシャリとの関係も…寿司のシャリは酢飯なので、喉が渇きやすいです。喉の渇きを癒したい時、冷たい飲み物をゴクゴク飲むより、熱いものをチビチビ飲んだ方が効果が高いので、喉の渇きを潤すために、熱いお茶が出るんです。
そしてもうひとつ。
これはお寿司屋の口からは言いにくい裏事情なんですが、ぬるめのお茶だと飲みやすいので、ついガブガブと飲んでしまうことになり、お茶でお腹が一杯になってしまって寿司がたくさん食べられなくなってしまいます。つまり、熱っついお茶をチビチビと飲んでもらうことで寿司をいっぱい食べてもらいたいという、寿司屋の経営的発想の表れでもあるんです。
Posted by きくいち at 15:39│Comments(0)
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