2018年11月30日
おもしろ調理理論…その3
いもの「ぬめり」と「かゆみ」には塩が効く

「さといも」の下処理のときに「塩」でもんだり、塩茹でしたあと「水洗い」するのは、 「ぬめり」をとるためです。
この「ぬめり」があると、「煮る」などしたときに、味がしみ込みにくくなるのですね

「やまのいも(やまいも)」は、スリおろすと、消化吸収が更にアップします
これは、でんぷん”を分解する「アミラーゼ」という酵素が含まれていて、スリおろすことで、その酵素の働きが増すためです。また、さといも・やまのいもは、皮を剥くとき「かゆみ」が出ますよね
それは「シュウ酸カルシウム」という物質が含まれていて、その結晶が、肌を刺激するためなのです
いも類が続いたので、ついでに代表格の「さつまいも」についてちょっと触れておきます
原産地は中南米で、でんぷん(炭水化物)が主成分になり、 食物繊維も豊富なため、「整腸作用」に優れています。

カルシウムやビタミンCとカロテン(プロビタンA)も、「じゃがいも」より豊富です
「さつまいも」の”煮崩れ”を防ぐには、切ったあと「水」に漬けてから、「0.5%のみょうばん水」で茹でることが有効な手段です。
これは、「さつまいも」に含まれる「ペクチン」が、「みょうばん」と結合するからです
「みょうばん」は、「硫酸アルミニウムカリウム」のことで、食品の色を鮮やかにしたり、タンパク質の凝固を早めたり、微粒子を吸着して水を透明にしたりします
また、弱酸性なので、アルカリ性のアクの成分と結合して、アク抜きにも使えるんです
「さつまいも」にも「アミラーゼ」が含まれていますので、ゆっくり加熱すると、「アミラーゼ」の働きが増し、甘味が強くなるのですよ。それと「さつまいも」を保存するときには、「水」に注意です
細胞が死んで、中の「カルシウム」が固っちゃいますから気をつけて下さい


「さといも」の下処理のときに「塩」でもんだり、塩茹でしたあと「水洗い」するのは、 「ぬめり」をとるためです。
この「ぬめり」があると、「煮る」などしたときに、味がしみ込みにくくなるのですね


「やまのいも(やまいも)」は、スリおろすと、消化吸収が更にアップします



いも類が続いたので、ついでに代表格の「さつまいも」についてちょっと触れておきます


カルシウムやビタミンCとカロテン(プロビタンA)も、「じゃがいも」より豊富です

これは、「さつまいも」に含まれる「ペクチン」が、「みょうばん」と結合するからです



「さつまいも」にも「アミラーゼ」が含まれていますので、ゆっくり加熱すると、「アミラーゼ」の働きが増し、甘味が強くなるのですよ。それと「さつまいも」を保存するときには、「水」に注意です

