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2019年02月21日

関東ではオデンで当たり前の「ちくわぶ」と「ちくわ」の違い

寒い時に恋しくなるお料理の一つが「おでん」ですねニコニコ
熱々のおでんをハフハフでいただくと、お腹だけでなく心まで満たされるような美味しい一品です注目今日はそんな「おでん」の具材の中から「ちくわぶ」について少し紹介しますにっこり

関東ではオデンで当たり前の「ちくわぶ」と「ちくわ」の違い

関東では人気のおでんの具ですが、関西ではほぼ目にすることのない食材だったりします。そんなちくわぶとは、いったいどんなものなのでしょうかはてな

ちくわぶとは、ひとことでいえば「ちくわの形をした小麦粉の塊」。味や食感はすいとんなんかに近いものだと思ってもらえれば間違いありません。つくり方はめちゃくちゃ簡単。 小麦粉に塩と水を混ぜてこねて形をつくって蒸しあげれば完成です。

ちくわぶはどんな料理に使うのかはてなといわれると、はっきりいってほとんどありません。関東でも「おでんの具」くらいにしか利用しませんから下降

おでんのなかで一番ちくわぶが好き上昇こういった人は、おそらく主食代わりに食べているという感じです。なんといっても、おでんと白米はあまりあいませんからわーんおでんのときに白米は進まないから食べられない。だけど、炭水化物がなんとなくほしい…だからちくわぶを食べる。こういった理由から、関東ではちくわぶがおでんの材料として人気なのですOK

関東ではオデンで当たり前の「ちくわぶ」と「ちくわ」の違い

ちくわぶはおでん以外には、あまりいれません。しかし、すき焼きにいれる人はたまにいます。ちくわぶはめちゃくちゃスープを吸ってくれます。
そのためすき焼きとの相性が良いということです…フフフ

ちくわぶをおいしく食べるコツ・ポイントお得
ちくわぶはそのままおでんにいれて煮こんで食べるだけでもおいしいですが、その食べ方だと、どうしても粉っぽさが残ってしまいます。しかし、一度下ゆでしてから鍋にいれるとなかの芯や粉っぽさがなくなってモチモチ食感になり、さらにおいしく食べられますナイス

ちくわぶを食べる地域…はっきりいって「関東圏」のみです。関西だけでなく、東北や九州でもほとんど食べないそうです。例外としては仙台などの大都市などではスーパーなどでも販売されているようですが、やはり一般的ではないということですうわっ

最後に「ちくわ」と「ちくわぶ」の違いを紹介しておきます。

関東ではオデンで当たり前の「ちくわぶ」と「ちくわ」の違い

「ちくわ」とは、スケトウダラなどのタラ類やサメ類など白身魚のすり身に、デンプン、卵白、調味料などを加えて練ったものを、竹製や金属製の太い串に巻きつけて、焼く、蒸すなどの加熱調理をした筒状の魚肉練り製品です。 漢字では「竹輪」と書き、竹の切り口に見えることが名称の由来といわれています。「ちくわ」は、穴にきゅうりやチーズを詰めて生食したり、天ぷらや磯辺揚げ、和え物、おでんの具材として用いられ、日本の食卓ではおなじみの食材といえます。

関東ではオデンで当たり前の「ちくわぶ」と「ちくわ」の違い

「ちくわぶ」とは、小麦粉に少量の塩と水を加え練り上げた生地を、金属製の管などに巻きつけて成形し、茹でた筒状の食材です。
漢字では「竹輪麩」と書き、「ちくわ」に形状が似ていることが名称の由来といわれています。 「麩」という名称ですが、小麦粉からでんぷんを取り除いた「グルテン」を主原料とする「麩」とは、厳密には別の加工食品といえます。
「ちくわぶ」は、おもに関東地方の一部で、おでんの具材や「ちくわ」の安価な代用品として用いられていましたが、独特の食感と、材料に少量の塩以外の調味料が使われていないことから味を吸いやすいという特徴から、煮込み料理や鍋料理の具材として、近年は全国的に認知度を高めています。

なお、「ちくわ」と同じ魚肉練り製品の「蒲鉾は、元々魚肉のすり身を竹の棒に筒状に巻いて作ったもので、形状が「蒲(がま)の穂」に似ていることが名称の由来でしたが、後に木の板の上で成型した「板蒲鉾」の登場により、筒状のものは「竹輪蒲鉾」と呼び分けられるようになり、これが「ちくわ」の原型といわれています。

「ちくわ」…タラ類やサメ類など白身魚のすり身を主原料とした筒状の魚肉練り製品
「ちくわぶ」…小麦粉を主原料とした筒状の食材
この説明で「竹輪」とは全く別物だということが分かると思いますニコニコ


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Posted by きくいち at 08:36│Comments(0)郷土銘品雑学

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