2019年05月11日
竹に巣を作るタイワンタケクマバチの危険性
暖かくなると虫たちも活発になります。春に目を覚まし、夏に近づくにつれて元気になるため、気温のあがる梅雨開け頃から見かける虫の種類も増えるでしょう。虫の中でも、人間にとってこわい存在となるのがハチです
「ハチは危ない」とよく聞きますが、この「危ない」は人を刺す、刺されると腫れる、病院送りもある、というところでしょうか
実は本店の庭にハチの巣があるのを若い衆が見つけたのです
真っ黒いハチが数匹
すぐに言調べてみると
その正体は「タイワンタケクマバチ」らしいのです

タイワンタケクマバチの巣は、古竹を好む傾向があり、竹や生垣などに穴を開けて巣にするのだそうです。竹が多くある、民家や農地などには竹柵がある家が多いので目撃情報も多いとか…

大きさは2㎝ほどで、ミツバチよりは大きく、スズメバチと同等、もしくはやや小さめな個体もあります。色は真っ黒で、羽がオーロラのようにさまざまな色で光っています
日本のクマバチも真っ黒ですが、首元に黄色いフサフサしたマフラーをつけているのに対し、タイワンタケクマバチはそのようなマフラーはありません。大きさは、日本のクマバチより細く、体長はやや大きめです
タイワンタケクマバチという名前がついているので台湾から来たと思われがちですが、研究者によると、台湾ではなく中国からではないかと、わかってきたそうです
このクマバチは、台湾と中国地方で生息しているようです
ハチだけでは区別がつかず、ハチに寄生しているダニで比べてみたようで、すると、日本にいるタイワンタケクマバチと中国地方のダニが一致したのです。その結果、タイワンタケクマバチは正確には中国地方からだと結論づけられたのです
ではなぜ日本にいるのでしょうか。ハチは海を渡れるほど、長距離の飛行はできません。輸入された竹にくっついてきたというのが今のところ有力な情報です。いちばん最初に発見されたのが、2006年に愛知県の豊田市でした。翌年には、岐阜県安八群で発見され、その後は急激に生息範囲を広げているとか
【研究者の話から…
】

タイワンタケクマバチには背中にダニが寄生しています。ハチは花の密を吸いますがそのとき体に花粉がつきます。この花粉を、足で丸めて作られるのが花粉団子です。ダニはこの花粉団子を食べて生きているのです。そしてハチが蛹になるときに、ダニは体にくっつき、ハチの成長とともに体の表面に便乗するのです。ダニはハチがいないと生きていけないので、人間の家の中で生きることはないようです。
人間の家の中で一緒に生活することはないので、今の段階ではさほどダニについて心配はありませんが、日本古来のクマバチと、外来種であるタイワンタケクマバチでは、背中にいるダニも違います。ハチやダニの生態系を狂わすかどうかはいまのところわかっていません。もし日本のダニと外来種のダニが合わさったら新しい種類ができるかもわからないため、これからの事を考えるとまったく人間に害がなく安心できるかどうかは不明となっています。

タイワンタケクマバチについて、生態がわかりました。それではこのハチはどのような点で注意が必要なのか
名前にも「タケ」がついているとおり、タイワンタケクマバチは竹に巣を作ります。竹林のような山奥ならば、さまざまな虫やヘビが生息していることもわかっているため、人間もあらかじめ心構えができますが、じつは意外なところで出没しているのだそうです
タイワンタケクマバチは、20㎜弱の太さの竹をとくに好みますが、この太さの竹は案外、身近にあります。それは掃除に使うほうきです。竹ほうきがちょうどこの太さで、使われている竹が、国産ではなく中国産であることが多いのでタイワンタケクマバチにとっても、大変居心地がよいのでしょう。また、この太さだと水ホースも当てはまります。ホースは竹ではなくゴムですが、タイワンタケクマバチが巣を作った報告もされているようです
こういった身近なものに穴を開け、巣にするため人間が知らずに触ってしまいます。タイワンタケクマバチは攻撃されたと勘違いをして、人間を刺してしまうのです
タイワンタケクマバチがほうきやホースに巣を作るのなら、気をつけることはひとつです。外に竹ほうきやホースなど、そのようなものを放置しないことです。竹垣も、半分に切ると狙われにくいようです。竹林が近くにあるのなら、きれいに整えるなど…どうしても、竹を外に置かないといけないときは寝かせるのがいいそうです
縦に置くと高さがでるので、タイワンタケクマバチはある程度の高さがあると穴を開けて巣にしてしまうからでさそうです。

タイワンタケクマバチは、ハチの中でも比較的温厚でおとなしい性格らしのですが、針は持っているので刺される可能性はじゅうぶんにあります。刺激を与えなければ、自分から襲ってくることはないようですが、店の庭に巣を作っているようなら駆除をしなければいけません
自分で行う駆除を調べたのですが、竹に穴を開けて巣にするので、穴をテープでふさぐ人もいるらしいのですが、しかしテープくらいでは簡単にやぶいてしまい、その後怒って人間を襲うこともあります
もちろんタイワンタケクマバチも、攻撃をされれば、針で向かってきます
タイワンタケクマバチの毒性は弱いらしく、刺されても腫れるくらいなので、薬を塗って数日すると腫れも痛みもひくそうですが、ハチに変わりはないのでアナフィラキシーショックを起こすこともあります。タイワンタケクマバチを発見したら無理に駆除をせず、プロの業者へ任せるのが安心です
危険を感じたら、すぐに依頼しましょう
親父が亡くなって庭の手入れを怠り、古くなった竹をそのままにしておいたのが原因かも…庭の手入れは日々ちゃんとしないといけませんね
ハチに何か教えられた気がします



実は本店の庭にハチの巣があるのを若い衆が見つけたのです


すぐに言調べてみると



タイワンタケクマバチの巣は、古竹を好む傾向があり、竹や生垣などに穴を開けて巣にするのだそうです。竹が多くある、民家や農地などには竹柵がある家が多いので目撃情報も多いとか…


大きさは2㎝ほどで、ミツバチよりは大きく、スズメバチと同等、もしくはやや小さめな個体もあります。色は真っ黒で、羽がオーロラのようにさまざまな色で光っています


タイワンタケクマバチという名前がついているので台湾から来たと思われがちですが、研究者によると、台湾ではなく中国からではないかと、わかってきたそうです


ハチだけでは区別がつかず、ハチに寄生しているダニで比べてみたようで、すると、日本にいるタイワンタケクマバチと中国地方のダニが一致したのです。その結果、タイワンタケクマバチは正確には中国地方からだと結論づけられたのです

ではなぜ日本にいるのでしょうか。ハチは海を渡れるほど、長距離の飛行はできません。輸入された竹にくっついてきたというのが今のところ有力な情報です。いちばん最初に発見されたのが、2006年に愛知県の豊田市でした。翌年には、岐阜県安八群で発見され、その後は急激に生息範囲を広げているとか

【研究者の話から…


タイワンタケクマバチには背中にダニが寄生しています。ハチは花の密を吸いますがそのとき体に花粉がつきます。この花粉を、足で丸めて作られるのが花粉団子です。ダニはこの花粉団子を食べて生きているのです。そしてハチが蛹になるときに、ダニは体にくっつき、ハチの成長とともに体の表面に便乗するのです。ダニはハチがいないと生きていけないので、人間の家の中で生きることはないようです。
人間の家の中で一緒に生活することはないので、今の段階ではさほどダニについて心配はありませんが、日本古来のクマバチと、外来種であるタイワンタケクマバチでは、背中にいるダニも違います。ハチやダニの生態系を狂わすかどうかはいまのところわかっていません。もし日本のダニと外来種のダニが合わさったら新しい種類ができるかもわからないため、これからの事を考えるとまったく人間に害がなく安心できるかどうかは不明となっています。

タイワンタケクマバチについて、生態がわかりました。それではこのハチはどのような点で注意が必要なのか

名前にも「タケ」がついているとおり、タイワンタケクマバチは竹に巣を作ります。竹林のような山奥ならば、さまざまな虫やヘビが生息していることもわかっているため、人間もあらかじめ心構えができますが、じつは意外なところで出没しているのだそうです

タイワンタケクマバチは、20㎜弱の太さの竹をとくに好みますが、この太さの竹は案外、身近にあります。それは掃除に使うほうきです。竹ほうきがちょうどこの太さで、使われている竹が、国産ではなく中国産であることが多いのでタイワンタケクマバチにとっても、大変居心地がよいのでしょう。また、この太さだと水ホースも当てはまります。ホースは竹ではなくゴムですが、タイワンタケクマバチが巣を作った報告もされているようです

こういった身近なものに穴を開け、巣にするため人間が知らずに触ってしまいます。タイワンタケクマバチは攻撃されたと勘違いをして、人間を刺してしまうのです

タイワンタケクマバチがほうきやホースに巣を作るのなら、気をつけることはひとつです。外に竹ほうきやホースなど、そのようなものを放置しないことです。竹垣も、半分に切ると狙われにくいようです。竹林が近くにあるのなら、きれいに整えるなど…どうしても、竹を外に置かないといけないときは寝かせるのがいいそうです

縦に置くと高さがでるので、タイワンタケクマバチはある程度の高さがあると穴を開けて巣にしてしまうからでさそうです。

タイワンタケクマバチは、ハチの中でも比較的温厚でおとなしい性格らしのですが、針は持っているので刺される可能性はじゅうぶんにあります。刺激を与えなければ、自分から襲ってくることはないようですが、店の庭に巣を作っているようなら駆除をしなければいけません

自分で行う駆除を調べたのですが、竹に穴を開けて巣にするので、穴をテープでふさぐ人もいるらしいのですが、しかしテープくらいでは簡単にやぶいてしまい、その後怒って人間を襲うこともあります


タイワンタケクマバチの毒性は弱いらしく、刺されても腫れるくらいなので、薬を塗って数日すると腫れも痛みもひくそうですが、ハチに変わりはないのでアナフィラキシーショックを起こすこともあります。タイワンタケクマバチを発見したら無理に駆除をせず、プロの業者へ任せるのが安心です


親父が亡くなって庭の手入れを怠り、古くなった竹をそのままにしておいたのが原因かも…庭の手入れは日々ちゃんとしないといけませんね



Posted by きくいち at 14:39│Comments(0)
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