ここ数年で一気に喫煙者を取り巻く環境は厳しくなっていますが、今日からダメ押しともいえる法令が施行されます2018年に成立した「改正健康増進法」により、室内での喫煙は原則禁止となりますこれまでタバコが吸えていた飲食店やパチンコ店なども、一斉に喫煙できなくなるのです

2020年4月施行の「改正健康増進法」の大きな目的は「受動喫煙の防止」。従来から対策は講じられていましたが、今回の改正法ではより厳格なものとなり、多数の利用者がいる施設や旅客運送事業船舶･鉄道、飲食店などの施設が屋内で原則禁煙になります




喫煙室を設けることは許可されていますが、学校･病院･児童福祉施設・行政機関などは屋外を含めた施設全体を禁煙とすることが求められます(違反すると施設管理者が責任を問われます)

変化を象徴する施設となりそうなのが、飲食店だ。これまで喫煙は施設の管理者の権限に委ねられていました、4月からはそうはいきません当たり前のように喫煙していた居酒屋でも、タバコを吸うあるいは吸わせることは「違法」となるのです



これまでタバコが吸えていた飲食店も一斉に禁煙に

ただし、一部例外がありますまずは、喫煙を目的とする施設。
シガーバーやタバコ販売所、公衆喫煙室などは受動喫煙防止の構造設備基準に適合していれば、喫煙が許可されます。



次に、即座の喫煙可能室設置などが難しい小規模の飲食店も例外となります。
2020年4月1日時点で営業中であること、資本金が5000万円以下であること、客席面積が100平方メートル以下であることが基準となりますが、こちらもいずれ禁止される方向に向かっていくのだと思われます