2022年03月18日
お好み焼きの種類(関西編)
関西風と広島風お好み焼きの違い…お好み焼きの種類
今日は関西編です
関西風お好み焼きってどんなもの
広島風お好み焼きが、生地や具材を重ねる作業を繰り返しているのに対して、関西風お好み焼きは材料をすべて混ぜてから焼く焼き方です。生地にキャベツや天かすなど、すべてを混ぜ込み、鉄板の上に置いて、上から豚肉を置き、ある程度火が通ったらひっくり返し、全体に均一に火が通るように焼いていきます。関西風お好み焼きはふっくらとした焼き上がりが特徴。ふっくら感をさらに増すために、山芋を生地に練り込むこともあります。粉もん文化が広がる関西では、他にもたくさんの種類のお好み焼きがあり、人々に愛されているのです。

モダン焼き
モダン焼きを見て、広島風お好み焼きと変わらないのでは、と思う方もいると思います。麺を入れるのは共通していますが、広島風お好み焼きの場合は重ねて焼いているのに対し、モダン焼きは関西風お好み焼きの生地の上に麺を置き、卵で蓋をするという焼き方です。完成形を見比べてみても、どちらがモダン焼きでどちらが広島風お好み焼きか見分けがつかないこともありますが、実は焼き方が違います。
ねぎ焼き
文字のごとくネギが入ったねぎ焼きは、お好み焼きと違ってキャベツはなく青ねぎを大量に入れて焼きます。焼き方は関西風お好み焼き同様にすべての具材を混ぜて焼く焼き方で、お好み焼きと同様にソースで食べてもよし。醤油との相性も抜群なので、醤油で食べられることも多いのが特徴です。
神戸のぼっかけ入りお好み焼き
「お好み焼きと言えば大阪」と考える人が多いですが、兵庫県にある神戸にも地域ならではの具材が入った関西風お好み焼きがあります。お好み焼きの具として、牛スジとこんにゃくを一緒に煮込んだ「ぼっかけ」が入っていることが特徴。つまみにも焼きそばの具材にも合うぼっかけとソースの相性は抜群で、神戸のソウルフードとなっています。
にくてん焼き
ブライダルの街としても知られる兵庫県高砂市にあるご当地粉もんが「にくてん」です。見た目はお好み焼きと一緒ですが、具材が甘辛く炊いたじゃがいもとすじこんにゃくと決まっています。混ぜ焼きではなく広島風お好み焼きと同じ重ね焼きなので、一部では、広島焼の発祥はにくてんではないかと言われてきました。
広島風と関西風の違いはココ

それぞれの焼き方や特徴が分かったところで、両者の違いを項目ごとにまとめてみましょう。ちなみに、「広島風」や「関西風」と地元の人に言っても伝わらないこともあります。広島でお好み焼きと言えば広島風お好み焼き、関西でお好み焼きと言えば関西風お好み焼きが当たり前なので、わざわざ広島風、関西風と付けてメニューに書いていない店も多くあるからです。
生地の違い
まずは基本となる生地。広島風お好み焼きの場合、水に溶いてさらりとした感触でゆるめに作られています。一方、関西風お好み焼きの場合は、ドロリとした感触で、広島風お好み焼きと比べると硬めの生地です。生地とキャベツが絡まるためにも固さが必要で、火を通すとふんわりとした食感を生み出してくれます。
キャベツの違い
メインの具材ともいるキャベツは、切り方の違いが大きな特徴となっています。広島風お好み焼きに使われるのは、細く長く切った千切りのキャベツ。焼いている最中にはてんこ盛りのキャベツも火を通せばしんなりとなり、食べる頃にはかさが減ってちょうど良い量になります。関西風お好み焼きの場合は、キャベツの幅を3cmくらいに切るのが主流です。広島風、関西風のどちらも、お店によって切る幅や細かさは異なり、キャベツによって食感や味も変わるため、お好み焼きを作る上での決め手となっています。
麺の有無
関西風お好み焼きでは、あえてトッピングとして注文しなければ麺は付いてきません。一方、広島風お好み焼きは、何も言わずとも麺がお好み焼きに入っているのが基本です。麺の有無も、関西風お好み焼きと広島風お好み焼きの大きな違いとなります。
焼き方の違い
広島風お好み焼きは、生地・キャベツ・具材をひとつずつ重ねて焼いていく、重ね焼きのスタイルです。一方、関西風お好み焼きの場合は、焼く前に生地とキャベツを混ぜて焼く、混ぜ込みスタイルが基本。関西風お好み焼きは鉄板に広げて焼き、焦げ目が付いたらひっくり返し、再度表に返し、ソースを塗って完成です。広島風お好み焼きの場合は、生地から具材を一つひとつ重ねて焼きます。具材をいくつも重ねていくので、関西風お好み焼きより広島風お好み焼きの方が、厚みがあるものが多いです。
ソースの違い
関西風お好み焼きでは、辛口のソースが使われることが多く、ソースの種類は主にイカリソースやオリバーソースです。一方、広島風お好み焼きでは甘口のソースが主流。ご当地ソースでお土産品にもなっている、オタフクソースやカープソースが多く使われています。
マヨネーズを使うのは関西だけ

お好み焼きのおいしさを引き立ててくれるのは、最後にかけるソースとマヨネーズだと考える人も多いです。しかし、マヨネーズを使うのは関西地方だけで、広島風お好み焼きでは使わないという声もあります。広島風お好み焼きでは当初、マヨネーズを塗る習慣はありませんでした。お店にもよりますが、広島風お好み焼きは提供される際にマヨネーズはのっていません。
マヨネーズの有無も、関西風お好み焼きと広島風お好み焼きの違いのひとつ。ところが、お好み焼きそのものにマヨネーズを付けることが主流になってきているので、お店では卓上にマヨネーズが置いてあったり、お店の人に言うと出してくれたりすることはあります。関西で使われているマヨネーズはソースとの相性も抜群なので、広島風お好み焼きとの相性もばっちり。広島風お好み焼きを出しているお好み焼き屋さんでも、気を遣わずにマヨネーズをかけて頂きましょう


関西風お好み焼きってどんなもの

広島風お好み焼きが、生地や具材を重ねる作業を繰り返しているのに対して、関西風お好み焼きは材料をすべて混ぜてから焼く焼き方です。生地にキャベツや天かすなど、すべてを混ぜ込み、鉄板の上に置いて、上から豚肉を置き、ある程度火が通ったらひっくり返し、全体に均一に火が通るように焼いていきます。関西風お好み焼きはふっくらとした焼き上がりが特徴。ふっくら感をさらに増すために、山芋を生地に練り込むこともあります。粉もん文化が広がる関西では、他にもたくさんの種類のお好み焼きがあり、人々に愛されているのです。

モダン焼き
モダン焼きを見て、広島風お好み焼きと変わらないのでは、と思う方もいると思います。麺を入れるのは共通していますが、広島風お好み焼きの場合は重ねて焼いているのに対し、モダン焼きは関西風お好み焼きの生地の上に麺を置き、卵で蓋をするという焼き方です。完成形を見比べてみても、どちらがモダン焼きでどちらが広島風お好み焼きか見分けがつかないこともありますが、実は焼き方が違います。
ねぎ焼き
文字のごとくネギが入ったねぎ焼きは、お好み焼きと違ってキャベツはなく青ねぎを大量に入れて焼きます。焼き方は関西風お好み焼き同様にすべての具材を混ぜて焼く焼き方で、お好み焼きと同様にソースで食べてもよし。醤油との相性も抜群なので、醤油で食べられることも多いのが特徴です。
神戸のぼっかけ入りお好み焼き
「お好み焼きと言えば大阪」と考える人が多いですが、兵庫県にある神戸にも地域ならではの具材が入った関西風お好み焼きがあります。お好み焼きの具として、牛スジとこんにゃくを一緒に煮込んだ「ぼっかけ」が入っていることが特徴。つまみにも焼きそばの具材にも合うぼっかけとソースの相性は抜群で、神戸のソウルフードとなっています。
にくてん焼き
ブライダルの街としても知られる兵庫県高砂市にあるご当地粉もんが「にくてん」です。見た目はお好み焼きと一緒ですが、具材が甘辛く炊いたじゃがいもとすじこんにゃくと決まっています。混ぜ焼きではなく広島風お好み焼きと同じ重ね焼きなので、一部では、広島焼の発祥はにくてんではないかと言われてきました。
広島風と関西風の違いはココ


それぞれの焼き方や特徴が分かったところで、両者の違いを項目ごとにまとめてみましょう。ちなみに、「広島風」や「関西風」と地元の人に言っても伝わらないこともあります。広島でお好み焼きと言えば広島風お好み焼き、関西でお好み焼きと言えば関西風お好み焼きが当たり前なので、わざわざ広島風、関西風と付けてメニューに書いていない店も多くあるからです。
生地の違い
まずは基本となる生地。広島風お好み焼きの場合、水に溶いてさらりとした感触でゆるめに作られています。一方、関西風お好み焼きの場合は、ドロリとした感触で、広島風お好み焼きと比べると硬めの生地です。生地とキャベツが絡まるためにも固さが必要で、火を通すとふんわりとした食感を生み出してくれます。
キャベツの違い
メインの具材ともいるキャベツは、切り方の違いが大きな特徴となっています。広島風お好み焼きに使われるのは、細く長く切った千切りのキャベツ。焼いている最中にはてんこ盛りのキャベツも火を通せばしんなりとなり、食べる頃にはかさが減ってちょうど良い量になります。関西風お好み焼きの場合は、キャベツの幅を3cmくらいに切るのが主流です。広島風、関西風のどちらも、お店によって切る幅や細かさは異なり、キャベツによって食感や味も変わるため、お好み焼きを作る上での決め手となっています。
麺の有無
関西風お好み焼きでは、あえてトッピングとして注文しなければ麺は付いてきません。一方、広島風お好み焼きは、何も言わずとも麺がお好み焼きに入っているのが基本です。麺の有無も、関西風お好み焼きと広島風お好み焼きの大きな違いとなります。
焼き方の違い
広島風お好み焼きは、生地・キャベツ・具材をひとつずつ重ねて焼いていく、重ね焼きのスタイルです。一方、関西風お好み焼きの場合は、焼く前に生地とキャベツを混ぜて焼く、混ぜ込みスタイルが基本。関西風お好み焼きは鉄板に広げて焼き、焦げ目が付いたらひっくり返し、再度表に返し、ソースを塗って完成です。広島風お好み焼きの場合は、生地から具材を一つひとつ重ねて焼きます。具材をいくつも重ねていくので、関西風お好み焼きより広島風お好み焼きの方が、厚みがあるものが多いです。
ソースの違い
関西風お好み焼きでは、辛口のソースが使われることが多く、ソースの種類は主にイカリソースやオリバーソースです。一方、広島風お好み焼きでは甘口のソースが主流。ご当地ソースでお土産品にもなっている、オタフクソースやカープソースが多く使われています。
マヨネーズを使うのは関西だけ


お好み焼きのおいしさを引き立ててくれるのは、最後にかけるソースとマヨネーズだと考える人も多いです。しかし、マヨネーズを使うのは関西地方だけで、広島風お好み焼きでは使わないという声もあります。広島風お好み焼きでは当初、マヨネーズを塗る習慣はありませんでした。お店にもよりますが、広島風お好み焼きは提供される際にマヨネーズはのっていません。
マヨネーズの有無も、関西風お好み焼きと広島風お好み焼きの違いのひとつ。ところが、お好み焼きそのものにマヨネーズを付けることが主流になってきているので、お店では卓上にマヨネーズが置いてあったり、お店の人に言うと出してくれたりすることはあります。関西で使われているマヨネーズはソースとの相性も抜群なので、広島風お好み焼きとの相性もばっちり。広島風お好み焼きを出しているお好み焼き屋さんでも、気を遣わずにマヨネーズをかけて頂きましょう

Posted by きくいち at 07:41│Comments(0)
│郷土銘品