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2025年02月21日

蕪のすり流し(酒の会料理から)

すり流しとは汁が主役となる椀の事を言いいます。すまし、味噌仕立ての二通りがありますが、すり潰した材料を裏ごしにかけて出し汁で伸ばしながら加熱したものです。

蕪のすり流し(酒の会料理から)

材料としては、魚介類(白身魚・海老・蟹・鱧・牡蠣・雲丹・鰯など)、鶏肉、豆腐、銀杏、蕪、枝豆、栗、南瓜、冬瓜などが使われます。口当たりが優しく喉越しはなめらかな「すり流し」ですが、吸い地(すいじ)に葛(くず)を引くと、とろみが出て口当たりも良くなりますし、温まりますアップ

蕪のすり流し(酒の会料理から)

和風のポタージュスープのような感じですが、バターや牛乳などを加えず出汁が主体となっていますのでヘルシーですし、乳製品アレルギーのある方もお召し上がりいただけます。すり流しの材料は、様々な旬の素材で楽しむことができ、野菜は丸ごと使うことができるのでビタミンだけでなく繊維質もたっぷり摂ることができます。

蕪のすり流し(酒の会料理から)

冬には、温かいものをお食事の時に。また、飲んだ後の〆や、二日酔いの時にもいいですねまるとく夏には、冷たく冷やして頂くと食欲がない時にも召し上がりやすいと思います。また、離乳食としても良いですし、介護食としてもおすすめですナイス

蕪のすり流し(酒の会料理から)

今回メインの蕪には消化酵素であるアミラーゼが、でんぷんの消化を助けて胃酸の分泌をコントロールしてくれるので、胃もたれや胸焼けの改善に役立ちます。また、かぶ独特の辛味成分であるイソチオシアネートには胃液の分泌を促し、胃の健康を保ってくれます。

さらに、蕪は体を温めるだけでなく、咳を抑える作用があるとされています。 声がれにはカブのおろし汁がよいと言われ、口の中の渇きも改善してくれるのです。 声がれが気になるときは、蕪をすりおろしたときに出る、おろし汁を飲みましょう。 おろし汁に湯と氷砂糖を混ぜて飲むと、咳を鎮める効果が期待できますOK


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Posted by きくいち at 09:03│Comments(0)お酒のつまみ

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