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2012年06月16日

ホワイトアスパラの塩茹で

ホワイトアスパラはグリーンアスパラに比べて収穫時期が短いので非常に希少価値が高く、ビタミンが豊富に含まれるため、古くはエジプト・ファラオの時代から重宝されていました。またヨーロッパでは、貴族の間で春に食するホワイトアスパラを“食べる象牙”と非常に大切にされてきました。

アスパラというと、今やグリーンアスパラが主流ですが、グリーンアスパラが市場に出始めたのは1960年代、「アスパラ=グリーン」というイメージが強くなったのは、ここ最近のことです。ところが最近では、ホワイトアスパラの畑の激減による希少性と、フレッシュな美味しさが注目されています。

本来グリーンアスパラとホワイトアスパラは同種のものですが、栽培方法の違いで皮の色が異なります。日光を受けて育つグリーンアスパラは、クロロフィルによって茎の色が緑色になり、一方ホワイトアスパラは、土を盛って育て、直射日光を浴びないように栽培するため、白い色をしています。

ホワイトアスパラの塩茹で

茹でて、焼いて、炒めて、と幅広い食べ方ができるホワイトアスパラには細胞内の体液バランスを整え、エネルギーの生産力を高め、疲労物質を分解するアスパラギン酸もたっぷり。疲れを感じたらアスパラガスを食べようとも言われる栄養満点の高原野菜。一年のほんの短い時期にしか収穫ができないホワイトアスパラで季節を感じ、そして栄養を摂りながら、この時期にしか食べることのできない北海道の旬を産地直送で是非お召し上がりください。

ホワイトアスパラの茹で方
①アスパラの根元から1/3の皮を薄くむきます。茎が堅ければ1~2cm切り落とします。
風味付けになるのでむいた皮と根元は一緒にゆでます。
②沸騰させたお湯にやや多めの塩とレモン汁(色止め用・色がきれいになります)を加え、アスパラ(皮と根元も)を5分程度茹でます。
③茹で上がったらそのまま茹で汁の中で自然に冷めるのを待ちます。鍋に入れたまま冷ますと苦味が少なくまろやかな風味になります。
さめたら茹で汁ごとタッパー等の容器に入れ保存してください。冷蔵庫で2~3日は美味しさを保てます

アスパラと相性抜群…オランデーズソース
ヨーロッパでは作りたての温かいソースとアスパラが定番。マヨネーズの酢・油に変わって、レモン汁・バターで作るソースです。オランデーズソースは、バターとレモン果汁を卵黄を使用して乳化し、塩と少量の黒コショウまたはカイエンペッパーで風味付けしたものです。(エッグベネディクトに欠かせない食材で、このソースは、フランス高級料理の5つの基本ソースの1つ)

オランデーズソースの調理には、調理技術と知識が必要ですが、正しく調理すれば、このソースはなめらかでクリーミーです。味は豊かでバター風味がし、レモン果汁と調味料を加えることで口当たりを良くします。調理および料理に添える際は温かくなければならず、熱くてはいけません。低温または高温のため正しく乳化されないと分離し、ソースは乳化から「分離」した状態となり、卵黄は余熱で凝固してしまいます。
また調理後も正しく保存しなけれいけませんが、容器に詰めて凍らせて保存ができます。
 
作り方…材料(卵黄1個分 レモン汁大さじ1/2 塩 少々 白ワインまたは水、大さじ1 、バター30g )
①卵黄とレモン汁、塩、白ワインをよく混ぜ、湯せんにかけます。
②卵が固まらないようにかき混ぜながらボールの底が見えるようになるくらいまでもったりさせます。
③湯せんからボールをはずし、室温に戻しておいたバターを加えてよく混ぜます。
④温かいうちに、茹でたてのアスパラにかけて頂きます。
⑤ お好みで胡椒をプラスしても美味しいです。
 
アスパラの他にもじゃがいもやブロッコリーなどの温野菜、魚や肉料理にもよく合います。

アスパラの茹で汁は甘くて美味しく、皮なども一緒に茹でるとスープが更に美味に。硬い部分も柔らかくなるので具になります。


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