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2013年02月03日

「美味しんぼ」震災後の福島が舞台で連載再開

今年30周年を迎える雁屋哲さん原作、花咲アキラさん作画の人気マンガ「美味しんぼ」が、新シリーズ「福島の真実」編として連載を再開しました。

「美味しんぼ」震災後の福島が舞台で連載再開

皆さんもよく知っている「美味しんぼ」は1983年10月30日号から「ビッグコミックスピリッツ」で連載中の人気グルメマンガで、コミック数は現在109巻を突破し、アニメ化・実写化もされるなどファンもたくさんいると思います。東西新聞文化部記者の山岡士郎と栗田ゆう子が取り組む「究極のメニュー」と、ライバル紙の帝都新聞が、山岡の実の父で「美食?楽部」主宰の海原雄山の監修で立ち上げた「至高のメニュー」の料理対決を軸に、食をめぐるストーリーが展開されてきました。

新シリーズ「福島の真実」は、東日本大震災後、青森から宮城の被災地を訪れた山岡らは、原発事故が発生した福島の“真実”を確かめるため、福島に取材に行くことを上司に相談する。しかし、許可は下りたものの、取材はなぜか帝都新聞と共同であたらなければいけないという条件が提示されて……というストーリー(毎日新聞デジタル)

「美味しんぼ」の人気は他の料理漫画と違い、料理への哲学の深さがあると思いまます。山岡と父の海原の料理対決で話が展開されることも多く、勘当した父を見返そうと工夫を凝らす山岡を、いつも一歩上をいった策略でひねってみせる海原の手腕が炸裂するのです。料理に対する知識一つ一つが、二人の料理対決にこと細かすぎるほど息を呑む勝負として、描かれているのが美味しんぼの見所といえるのではないでしょうか…?

ただ食の話題から、政治的・経済的・歴史的な問題に触れる事が多く、ネット上では反日漫画として叩かれてるようです。

日本の政治、法律、歴史についても批判的な面が多く、特に戦前の日本軍について完全否定に近いスタンスを取っています。原作者である雁屋哲氏は左翼主義思想を持った独善的な人間なのか…?表現が事実であれば反日表現は大いに結構だと思います。しかし雁屋哲氏みたいにとても歪曲した表現をする様な人には正直、反日表現をして欲しくないですね。
 
新シリーズについては、ツイッターなどで、「どう描かれるか楽しみ」「今編も美味しそうな物が沢山出てきますように」と期待する声が上がっているようですが、その一方で、原発事故を前面に押し出していることから、「もはやグルメ漫画でなくなってる」などと波紋を呼んでいるようですが、異例の重いテーマになっているのは、原作者の雁屋哲さんの思い入れにあるようです。

原作者の雁屋哲氏のブログから… 
私が書くのは福島で起きていることの真実である。私は福島を愛しているので、福島を応援したいが、私が知りたいのは真実であり、伝えたいのも真実である。どう言うマンガになるのか、私も書いていながら、心が揺れ動く。こんな厳しいマンガは書いたことがない。私にとって、人生で一番厳しいマンガになる事だろう。

真剣な社会問題に対してドキュメンタリー形式で真実を描こうとする漫画は珍しとは思いますが…えー


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Posted by きくいち at 14:48│Comments(0)大将

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