2013年02月11日
名店の教え
銀座の名店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎さんは、すし職人の世界では知らない人がいないほど名人と言われています。80歳を超えてなお現役の彼が握るすしは5年連続で「ミシュランガイド」三つ星を獲得し、世界中の美食家をうならせてきました。そのすしの味に魅了されたアメリカ人のデヴィッド・ゲルブ監督が3か月にわたり二郎さんに密着取材を敢行し、職人としての生きざまや、息子や弟子たちとの師弟関係を描き出した映画が完成したそうです
「二郎は鮨の夢を見る」は、世界的名店を支える人達の誇りと仕事への情熱が、深い感動を呼び起こし、日本の食文化の素晴らしさに、震えるようなすごい映画とか…?
「すきやばし次郎」といえば、ミシュラン三ツ星とか、1人3万円からの価格とか、それなのに銀座の地下街の外れにあってカウンターとテーブルで10席しかないとか、さらには酒のつまみもなくておまかせコース20貫をただひたすら食べていくだけで、客によっては15分で食事が終わってしまうとか、恐ろしい話ばかりが有名ですね。
そういう噂を聞いているからではありませんが、恥ずかしながら私もまだ本店には行ったことがないのですが、二郎氏の御子息がやっている六本木店には以前伺った事があります。確か、内装も雰囲気もほぼ本店を再現しているようで、日本のみならず世界的にも最高の評価を受ける、江戸前鮨店「すきやばし 次郎」の流れを受け継がれたお店で、選び抜かれたすしダネと磨き込んだ技によって生まれた酢めしとのバランスが絶妙でした。
お値段は確かお昼のおまかせコース15000円でした。
最近、素人さんがやたらに食べログなどでお店の評価や批判をプロのように書き込んでいるようですが、私はもっと深い違う思いがしたのですが…。店主との会話で、お父様を尊敬する気持ち・自分自身への自信を強く受け取ることが出来ましたし、今回の料理ドキュメンタリーでも描かれているようですが、二郎さんのみならず、周囲が素晴らしさ、徹底的に職人に徹してすごい食材ばかりを集めてくる築地の市場の人たち。ピカピカに磨かれた調理場で下ごしらえから焼き物までの調理を支える職人たち。そして修業に修業を重ねて鍛錬し、父親を乗り越えようとする二人の息子。これぞプロの集団です。そしてこういうプロが大量にいるからこそ、この世界に誇る日本の食文化や生活文化は実現しているのだなと実感させられました。どちらかといえば「禅」の精神を魅せられたようです…。
味は絶品だが、弟子に対する注意(叱責)や指導が行き過ぎていて、「客の目の前で弟子を叱る」そのやりとりがお客さんのところまで聞こえ不快感を与える。プロであれば客の前ではやめて欲しいなどという書き込みが随分あるようですが、真の修業とは…?
ロンドン五輪代表を含む柔道女子の選手15人が、園田隆二前監督の暴力やパワーハラスメントを告発し問題になっていますが、選手や弟子を一人前に育てるのは、それなりの厳しさが必要ではないのでしょうか…?
体罰?お客さんお前であえて恥をかかせる事…ただそこから這いあがる反骨心、それが技術の向上、自信となりお客さんのためになるのでは…?
一流の店の雰囲気を感じ、修行の厳しさを感じさらに勉強し、それを学びに行った私にとっては、その緊張感、厳しさは、逆に心地よく感じました。上下関係の厳しい職人の世界…これから職人はどう育っていくのか…?レシピ本を与えられ接客重視の今、何か矛盾と不安を感じて仕方ないの私だけなのでしょうか…
「二郎は鮨の夢を見る」は、世界的名店を支える人達の誇りと仕事への情熱が、深い感動を呼び起こし、日本の食文化の素晴らしさに、震えるようなすごい映画とか…?

「すきやばし次郎」といえば、ミシュラン三ツ星とか、1人3万円からの価格とか、それなのに銀座の地下街の外れにあってカウンターとテーブルで10席しかないとか、さらには酒のつまみもなくておまかせコース20貫をただひたすら食べていくだけで、客によっては15分で食事が終わってしまうとか、恐ろしい話ばかりが有名ですね。
そういう噂を聞いているからではありませんが、恥ずかしながら私もまだ本店には行ったことがないのですが、二郎氏の御子息がやっている六本木店には以前伺った事があります。確か、内装も雰囲気もほぼ本店を再現しているようで、日本のみならず世界的にも最高の評価を受ける、江戸前鮨店「すきやばし 次郎」の流れを受け継がれたお店で、選び抜かれたすしダネと磨き込んだ技によって生まれた酢めしとのバランスが絶妙でした。
お値段は確かお昼のおまかせコース15000円でした。
最近、素人さんがやたらに食べログなどでお店の評価や批判をプロのように書き込んでいるようですが、私はもっと深い違う思いがしたのですが…。店主との会話で、お父様を尊敬する気持ち・自分自身への自信を強く受け取ることが出来ましたし、今回の料理ドキュメンタリーでも描かれているようですが、二郎さんのみならず、周囲が素晴らしさ、徹底的に職人に徹してすごい食材ばかりを集めてくる築地の市場の人たち。ピカピカに磨かれた調理場で下ごしらえから焼き物までの調理を支える職人たち。そして修業に修業を重ねて鍛錬し、父親を乗り越えようとする二人の息子。これぞプロの集団です。そしてこういうプロが大量にいるからこそ、この世界に誇る日本の食文化や生活文化は実現しているのだなと実感させられました。どちらかといえば「禅」の精神を魅せられたようです…。
味は絶品だが、弟子に対する注意(叱責)や指導が行き過ぎていて、「客の目の前で弟子を叱る」そのやりとりがお客さんのところまで聞こえ不快感を与える。プロであれば客の前ではやめて欲しいなどという書き込みが随分あるようですが、真の修業とは…?
ロンドン五輪代表を含む柔道女子の選手15人が、園田隆二前監督の暴力やパワーハラスメントを告発し問題になっていますが、選手や弟子を一人前に育てるのは、それなりの厳しさが必要ではないのでしょうか…?
体罰?お客さんお前であえて恥をかかせる事…ただそこから這いあがる反骨心、それが技術の向上、自信となりお客さんのためになるのでは…?
一流の店の雰囲気を感じ、修行の厳しさを感じさらに勉強し、それを学びに行った私にとっては、その緊張感、厳しさは、逆に心地よく感じました。上下関係の厳しい職人の世界…これから職人はどう育っていくのか…?レシピ本を与えられ接客重視の今、何か矛盾と不安を感じて仕方ないの私だけなのでしょうか…

Posted by きくいち at 10:28│Comments(0)
│大将