2017年11月26日
キタサン落鉄に泣く…同世代シュヴァルグラン遅咲きのJC制覇
キタサンブラックがアクシデントに見舞われました
左前を落鉄し、残り200メートルでシュヴァルグランにかわされると、ゴール前はレイデオロにも差されて3着に敗れました

国内外のG1馬9頭が集結した「第38回ジャパンC」は、H・ボウマン騎手騎乗の5番人気シュヴァルグランが優勝しました
最内枠からの競馬となったシュヴァルグラン。先行策でキタサンブラックをマークし、直線では馬場の良い外目から豪快に逃げたキタサンブラックをとらえ7度目の挑戦で悲願のG1初勝利(重賞は3勝目)
今年は天皇賞・春2着などがあるが未勝利。昨年3着と惜敗した舞台で見事に初めてのタイトルを手にしまた。同世代のキタサンブラックとは7度目の対戦で初めての先着。オーナーは元プロ野球選手の佐々木主浩氏で、鞍上のボウマンは「ロンジン・ワールドベストジョッキー」で首位につける豪州の名手。日本でのG1勝利は初めて…。
シュヴァルグランは、馬の充実度とレース展開、位置取りなどが全て綺麗に噛み合いましたね。それにしてもミルコが乗らなかった方が勝つというのは珍しい光景に思えます

ペースはタフではあったものの、春天よりはまだタフではなかった、というバランスの中で、キタサンが正攻法の持続力戦で少し甘くなったところでしっかり食らいつけましたし、そこからの持続力も流石で、本質的にスタミナを持ちつつも、スピード能力の面も高めてきている、如何にも晩成のハーツ産駒らしい強さを発揮してくれたと思います。イメージとしては同じようにタフなレースで、先に抜けたオペラオーを差したジャンポケみたいな感じで、徹底マークが功を奏したのと、府中コースでトニービンの血が最後後押ししてくれた、と見ていいでしょう。ハーツ産駒もなんだかんだで府中しかG1で勝てない種牡馬になりつつありますしね。
ただ本当に今年に入っての馬の充実は明らかですし、そんなに無理使いしてきていない馬ですので、今後も一線級での活躍が大いに期待できます。 有馬記念もどうしたって枠の差が出てしまうコースですし、右回りのハーツ?とはなりますけれど、今の充実度なら運が向けばそれくらいのジンクスは吹き飛ばしてしまいそうな、本格派の強さを感じさせましたね

落鉄が与える影響とは…
統計的には、競走途中に落鉄したケース、蹄鉄が外れて(蹄が)裸で走ったケースでどのような影響が出るのか、科学的なデータはないようです。蹄鉄をつける理由は蹄の消耗を防ぐことになります(何も履かないで走ると)消耗しますし、落鉄しても蹄が減ってしまいます。
どんな蹄鉄が競走馬にとって良いのか…
なるべく軽い蹄鉄がいいと言われています。一番理想なのは何も履かせないことですが、(蹄鉄がないと)蹄が減ってしまいます。その辺りのジレンマはみんなが抱えていることではないでしょうか
競走馬の蹄鉄は陸上選手のスパイクに似ていますが、陸上界でよく言われるのは…
・スパイクを履いたほうが地面から受ける反動が小さくダメージを受けにくい=速く走れる
・スパイクを履かない分、脚が軽くなるため、裸足の方が速い
ということ。どちらももっともな意見で、どちらの面でも「こっちのほうが速い」という学術的な論文は発表されていて「どちらとも言えない(シチュエーションによる)」というのが一つの結論になるようです。
競馬において落鉄は敗因の一つとして挙げられることが多いですが、科学的には証明されていないデータ、ということになります。もちろんそれが正しい可能性もありますが、正しくない可能性もあります
馬の気分を害するという事が、まず挙げられると思います。馬によっては取れた事を気にしない馬もいますが、中には気にして走りにくくなる馬もいます。どの脚の落鉄、どのタイミングでの落鉄かにもよります。馬は右足を前に出して走ったり左足を前にして走ったり、手前を変えながら走ります。どのフォームの時にどの脚の部分が外れるかで影響も変わってきます。なので、全くまともに走れなくなるほど大きな影響を与える場合もあれば、ほとんど無視出来る場合もあります。

蹄鉄の目的 …自然界にいる馬は蹄鉄を必要としていません。しかし、人為的な飼育管理下にある競走馬については、正しい歩様をさせるため、また少しでも走らせるために蹄鉄が必要となってきます。即ち蹄鉄の目的は肢蹄の保護、蹄壁の摩耗防止、更により良い運動性を与えることにあるのです。
競走馬の場合、出走の度に競走用蹄鉄に打ち替えられて、競走が終わるとまた平常の調教蹄鉄に打ち替えられます。そのため、蹄角質に釘穴が数多くできたり、角質のもろい馬だと蹄壁欠損が起こったりします。したがって、できるだけ丈夫で長持ちし、競走にも調教にも打ち替えなしで兼用で使える蹄鉄が望まれていますが、蹄は1ヶ月で9ミリ程度成長すると言われ、それにともなって形も若干ことなってくるので、あまり硬すぎる材質の蹄鉄では、蹄機がほとんど作用せず、蹄の機能に悪影響を及ぼします
(現在、蹄鉄として使われている鉄、ジュラルミンないしアルミニウムは硬さも適当で、摩耗の程度もほぼ
だそうです。)
馬券…的中も堅くマイナスでした



国内外のG1馬9頭が集結した「第38回ジャパンC」は、H・ボウマン騎手騎乗の5番人気シュヴァルグランが優勝しました


今年は天皇賞・春2着などがあるが未勝利。昨年3着と惜敗した舞台で見事に初めてのタイトルを手にしまた。同世代のキタサンブラックとは7度目の対戦で初めての先着。オーナーは元プロ野球選手の佐々木主浩氏で、鞍上のボウマンは「ロンジン・ワールドベストジョッキー」で首位につける豪州の名手。日本でのG1勝利は初めて…。
シュヴァルグランは、馬の充実度とレース展開、位置取りなどが全て綺麗に噛み合いましたね。それにしてもミルコが乗らなかった方が勝つというのは珍しい光景に思えます


ペースはタフではあったものの、春天よりはまだタフではなかった、というバランスの中で、キタサンが正攻法の持続力戦で少し甘くなったところでしっかり食らいつけましたし、そこからの持続力も流石で、本質的にスタミナを持ちつつも、スピード能力の面も高めてきている、如何にも晩成のハーツ産駒らしい強さを発揮してくれたと思います。イメージとしては同じようにタフなレースで、先に抜けたオペラオーを差したジャンポケみたいな感じで、徹底マークが功を奏したのと、府中コースでトニービンの血が最後後押ししてくれた、と見ていいでしょう。ハーツ産駒もなんだかんだで府中しかG1で勝てない種牡馬になりつつありますしね。
ただ本当に今年に入っての馬の充実は明らかですし、そんなに無理使いしてきていない馬ですので、今後も一線級での活躍が大いに期待できます。 有馬記念もどうしたって枠の差が出てしまうコースですし、右回りのハーツ?とはなりますけれど、今の充実度なら運が向けばそれくらいのジンクスは吹き飛ばしてしまいそうな、本格派の強さを感じさせましたね


落鉄が与える影響とは…

統計的には、競走途中に落鉄したケース、蹄鉄が外れて(蹄が)裸で走ったケースでどのような影響が出るのか、科学的なデータはないようです。蹄鉄をつける理由は蹄の消耗を防ぐことになります(何も履かないで走ると)消耗しますし、落鉄しても蹄が減ってしまいます。
どんな蹄鉄が競走馬にとって良いのか…

なるべく軽い蹄鉄がいいと言われています。一番理想なのは何も履かせないことですが、(蹄鉄がないと)蹄が減ってしまいます。その辺りのジレンマはみんなが抱えていることではないでしょうか

競走馬の蹄鉄は陸上選手のスパイクに似ていますが、陸上界でよく言われるのは…
・スパイクを履いたほうが地面から受ける反動が小さくダメージを受けにくい=速く走れる
・スパイクを履かない分、脚が軽くなるため、裸足の方が速い
ということ。どちらももっともな意見で、どちらの面でも「こっちのほうが速い」という学術的な論文は発表されていて「どちらとも言えない(シチュエーションによる)」というのが一つの結論になるようです。
競馬において落鉄は敗因の一つとして挙げられることが多いですが、科学的には証明されていないデータ、ということになります。もちろんそれが正しい可能性もありますが、正しくない可能性もあります

馬の気分を害するという事が、まず挙げられると思います。馬によっては取れた事を気にしない馬もいますが、中には気にして走りにくくなる馬もいます。どの脚の落鉄、どのタイミングでの落鉄かにもよります。馬は右足を前に出して走ったり左足を前にして走ったり、手前を変えながら走ります。どのフォームの時にどの脚の部分が外れるかで影響も変わってきます。なので、全くまともに走れなくなるほど大きな影響を与える場合もあれば、ほとんど無視出来る場合もあります。

蹄鉄の目的 …自然界にいる馬は蹄鉄を必要としていません。しかし、人為的な飼育管理下にある競走馬については、正しい歩様をさせるため、また少しでも走らせるために蹄鉄が必要となってきます。即ち蹄鉄の目的は肢蹄の保護、蹄壁の摩耗防止、更により良い運動性を与えることにあるのです。
競走馬の場合、出走の度に競走用蹄鉄に打ち替えられて、競走が終わるとまた平常の調教蹄鉄に打ち替えられます。そのため、蹄角質に釘穴が数多くできたり、角質のもろい馬だと蹄壁欠損が起こったりします。したがって、できるだけ丈夫で長持ちし、競走にも調教にも打ち替えなしで兼用で使える蹄鉄が望まれていますが、蹄は1ヶ月で9ミリ程度成長すると言われ、それにともなって形も若干ことなってくるので、あまり硬すぎる材質の蹄鉄では、蹄機がほとんど作用せず、蹄の機能に悪影響を及ぼします


馬券…的中も堅くマイナスでした

Posted by きくいち at 22:58│Comments(0)
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