2018年09月07日
9月の行事食にあう料理
昨日の北海道地震、被災者のみなさにはお見舞い申し上げます
さて、先日、今月も色々な行事食があることを書き込みましたが、今日はその行事に合う料理を2.3紹介します。
9月1日風祭り…老化防止に働く「焼き味噌」
焼き味噌は香ばしく、消化吸収のよいたんぱく質がしっかり取れる健康食です。味噌の発酵熟成過程で生まれるビタミン類が新陳代謝促進に働きます。消化を助けて胃腸を丈夫にするねぎ、血管をしなやかにして細胞の老化を遅らせるごま、良質なたんぱく質を持つカツオ節を加えることで、細胞の酸化が予防され老化防止効果が高まります。食物繊維も豊富な食べ合わせなので、腸の働きが整えられ便秘解消にも有効です。


9月9日三九日茄子…血糖値や血圧安定に有効な「蒸しなすとトマトの合わせ醤油和え」
なすの優れた効能は、皮に含まれるナスニンという成分が持つ抗酸化作用です。悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の予防に働きます。また、実に含まれるフラボノイドには毛細血管を丈夫にする働きがあります。トマトと一緒に取ると、血糖値や血圧安定に有効な食べ合わせになり、蒸すことで体を冷やす作用が和らぎます。トマトのリコピンやにんにくのセレンが抗酸化力を高め、抗がん作用に働きます。

コレステロール値を低下させ、毛細血管を強化する 「なすとピーマンの味噌炒め煮」
なすとピーマンは、なすのナスニンやフラボノイド、ピーマンの葉緑素と食物繊維の働きなどで、コレステロール値を低下させる食べ合わせになります。また、毛細血管を強化する働きにも優れており、動脈硬化や高血圧の予防に有効です。味噌を加えることで動脈硬化予防がさらに高まり、ごま油を使うことで血中コレステロールを抑える働きがさらに高まります。

9月9日重陽の節句・菊の節供・栗の節句 …「菊飯」で体力を強化し延命力を期待する
古来中国では「菊」は邪気を祓い、延命力があると信じられていました。中医学では菊の花には解毒作用・熱性の頭痛・結膜炎・皮膚炎などの働きがあるとされ、生薬として利用されています。米のでんぷん・たんぱく質・ビタミンやミネラル・食物繊維が体力を強化し、腸の働きを整えます。ここでは食用黄菊の阿保宮を使ってみましょう。残った菊花は酢の物・お浸し・辛子和え・おすましの吸い口などに利用できます

疲労回復や食欲増進が期待できる薬霊酒…菊酒
重陽の節句に登場する「菊酒」は、菊の花・葉・穀物(黍と米など)で作られる薬霊酒です。菊には疲労回復や食欲増進効果があるとされ、中国後漢末の書物には、「菊の滋液」を飲んでいる地域の人は皆長寿であると書かれています。ここでは甲類の焼酎に菊花を漬けた菊酒を作りましょう。熟成すると薄い飴色になります。いただく時は菊の花びらを浮かべてどうぞ。


(京都貴船神社の菊花神事…延命長寿の花として古くから重宝されてきた菊の花で、健康長寿を祈願します)
参考までに…【京都での主な重陽の節句行事】
・上賀茂神社/重陽神事・烏相撲
ユニークな鳴き声が特長の烏相撲。葵祭の斎王代も観覧。
・法輪寺(嵐山)/重陽の節会
菊水を飲んで不老長寿を得たという伝説の菊慈童(きくじどう)像に献花。能や謡曲も奉納。
・市比賣神社/重陽祭
祭典の後には菊酒の接待。節句限定のお守り授与もあります。
・貴船神社/菊花神事
一般参列者は先着30名。古くからの慣わしを体験する貴重な機会です。

さて、先日、今月も色々な行事食があることを書き込みましたが、今日はその行事に合う料理を2.3紹介します。
9月1日風祭り…老化防止に働く「焼き味噌」
焼き味噌は香ばしく、消化吸収のよいたんぱく質がしっかり取れる健康食です。味噌の発酵熟成過程で生まれるビタミン類が新陳代謝促進に働きます。消化を助けて胃腸を丈夫にするねぎ、血管をしなやかにして細胞の老化を遅らせるごま、良質なたんぱく質を持つカツオ節を加えることで、細胞の酸化が予防され老化防止効果が高まります。食物繊維も豊富な食べ合わせなので、腸の働きが整えられ便秘解消にも有効です。


9月9日三九日茄子…血糖値や血圧安定に有効な「蒸しなすとトマトの合わせ醤油和え」
なすの優れた効能は、皮に含まれるナスニンという成分が持つ抗酸化作用です。悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の予防に働きます。また、実に含まれるフラボノイドには毛細血管を丈夫にする働きがあります。トマトと一緒に取ると、血糖値や血圧安定に有効な食べ合わせになり、蒸すことで体を冷やす作用が和らぎます。トマトのリコピンやにんにくのセレンが抗酸化力を高め、抗がん作用に働きます。

コレステロール値を低下させ、毛細血管を強化する 「なすとピーマンの味噌炒め煮」
なすとピーマンは、なすのナスニンやフラボノイド、ピーマンの葉緑素と食物繊維の働きなどで、コレステロール値を低下させる食べ合わせになります。また、毛細血管を強化する働きにも優れており、動脈硬化や高血圧の予防に有効です。味噌を加えることで動脈硬化予防がさらに高まり、ごま油を使うことで血中コレステロールを抑える働きがさらに高まります。

9月9日重陽の節句・菊の節供・栗の節句 …「菊飯」で体力を強化し延命力を期待する
古来中国では「菊」は邪気を祓い、延命力があると信じられていました。中医学では菊の花には解毒作用・熱性の頭痛・結膜炎・皮膚炎などの働きがあるとされ、生薬として利用されています。米のでんぷん・たんぱく質・ビタミンやミネラル・食物繊維が体力を強化し、腸の働きを整えます。ここでは食用黄菊の阿保宮を使ってみましょう。残った菊花は酢の物・お浸し・辛子和え・おすましの吸い口などに利用できます

疲労回復や食欲増進が期待できる薬霊酒…菊酒
重陽の節句に登場する「菊酒」は、菊の花・葉・穀物(黍と米など)で作られる薬霊酒です。菊には疲労回復や食欲増進効果があるとされ、中国後漢末の書物には、「菊の滋液」を飲んでいる地域の人は皆長寿であると書かれています。ここでは甲類の焼酎に菊花を漬けた菊酒を作りましょう。熟成すると薄い飴色になります。いただく時は菊の花びらを浮かべてどうぞ。


(京都貴船神社の菊花神事…延命長寿の花として古くから重宝されてきた菊の花で、健康長寿を祈願します)
参考までに…【京都での主な重陽の節句行事】
・上賀茂神社/重陽神事・烏相撲
ユニークな鳴き声が特長の烏相撲。葵祭の斎王代も観覧。
・法輪寺(嵐山)/重陽の節会
菊水を飲んで不老長寿を得たという伝説の菊慈童(きくじどう)像に献花。能や謡曲も奉納。
・市比賣神社/重陽祭
祭典の後には菊酒の接待。節句限定のお守り授与もあります。
・貴船神社/菊花神事
一般参列者は先着30名。古くからの慣わしを体験する貴重な機会です。
Posted by きくいち at 08:06│Comments(0)
│お酒のつまみ
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