2019年03月17日
なぜ、女性はエスニック料理が好きなのか?
独特の香辛料やハーブを使った旨辛味付けのエスニック料理。エスニック料理といえば、クセのある味や風味に虜になる人もいますよね。外食で食べることの多いエスニック料理ですが、なぜ、女性はエスニック料理が好きなのか
嘘か誠か


「女性はエスニック料理が好き」というフレーズを耳にしませんか
実態はどうだろうと思って意識してみると、よく行くタイ料理店の客層の男女比率は7:3で女性だったり、複数の女性たちと「ランチどうする
」という話題になった場合、エスニック料理に着地することも、少なくありません。エスニック料理は、今や「女性だれもが好む料理」になりつつあるのです
なぜ好きなのか
調べて見なくてはいけませんね
【エスニック料理】とは
今回はタイやベトナム、シンガポールなど、アジアンエスニック料理をさしていて、トムヤンクンやグリーンカレー、カオマンガイなどを想定しています。

いつごろから、エスニック料理は国民的メジャー料理に躍り出たのか
日本でエスニック料理のブームは数回起きています。最初のブームは1980年代後半。現存する日本最古のタイ料理レストランの「バンコク」が開業したのが1983年だったり「食は東南アジアにあり」「東京エスニック料理読本」が発売されたのは1984年でした。
次のブームメイクは、ベトナム料理で2000年頃、そして3度目は、2016年。パクチー大旋風に始まり、最近は家庭でもエスニック料理の定着化がじわじわと始まっているように感じます。数回のブームを重ねることで、さまざまな世代で市民権を獲得し、国民メジャー料理に定着していったのでしょう。

エスニック料理が「メジャー料理」に定着した分岐点は、2013年あたり
(日本人にとって、東南アジアというのが、メジャーな旅行先に変化をはじめた)
2000年あたりから韓流ブームが始まり、収束するのが、約2011年までとされているから、その数年後に、旅行先のトレンドが韓国から東南アジアに南下していった
2013年。どんな空気感だったのかと言うと、ドラマでは半沢直樹が盛り上がり、映画では、スタジオジブリの「風立ちぬ」が席巻していた頃。ちなみに地下鉄でもネット接続が可能になった年だそうです。多くの日本人が東南アジアに訪れて、エスニック料理に魅了さてた2013年。みなさんも経験があると思いますが、旅行先で味わうフードは、どれも国内で食べるより格別においしく感じるもの。
おいしく感じる理由は、もちろん食材や本格調理などの理由もありますが一番は、やっぱり「気持ち」が違うかと。青空、青い海、非日常空間でテンションが上がっている時は、どんなフードも「スペシャル」に受け止めて、最高の思い出として心に残るものです。
感動体験した料理を、帰国後も懐かしく感じ、エスニック料理への理解、浸透が深まっていったのかもしれません。事実、国内最大レシピサイトの「クックパッド」でも、2013年には既にトムヤンクンやカオマンガイのレシピが投稿されていて、2014年に無印良品からグリーンカレーが発売されています。

なぜ、女性たちは、エスニック料理の伝道師になり得たのか
その理由は、本能的に好きだから。といえると思います。男性より嗅覚に敏感だとされる女性「リフレッシュ中毒」に刺さる、エスニック料理。
男性と女性、現地に行ってエスニック料理を食べる頻度も同じだと仮定して、それでも女性に強く響く理由は、女性が男性より秀でているとされる「嗅覚」に秘密があるのかもしれません。
東南アジアのエスニック料理の特徴は、何と言っても【爽やかな香りが特徴的なスパイス】
例えば、日本で愛されているトムヤンクンやグリーンカレー。このメニューの共通点は、カフェライムリーフやレモングラスなどの、柑橘系やレモン風の香りがするスパイスを活用しているところです。口に入れた瞬間、唐辛子の辛味と一緒に飛び込んでくる、鼻を抜ける爽やかな香り。食欲を増進する辛味だけではなく、気持ちがスッと切り替わるような快感に近い香りが、アジアンエスニック料理の最大の魅力でしょう。
この味覚の快感は、いつの間にか、身体にとっても快感へと変わります。辛味が蓄積されていくと、脳内でアドレナリン物質が大量に分泌されて興奮状態に。その状態を抑えるために「エンドルフィン(モルヒネと同様のホルモン物質)が分泌されて幸福感を感じ、中毒化していくようです。よって、「エスニック料理を食べる=快感」=また食べたい
と思ってしますとのこと。
女性たちは、嗅覚から、味覚から爽快感を味わうことで、ある種の「リフレッシュ」をしてデトックスしているのです。だから、本能的にあの快感をもう一度トライしたくなるという仕組みは実に興味深いと思いませんか

男性は【猪突猛進型フード】を求め、女性は【五感総動員フード】を愛す。
男性の「リフレッシュ効果の高いフード」それはラーメンだと思います。中でも、とびきり辛い、中本の蒙古タンメン。このラーメンのポイントは、真っ赤になるほどの唐辛子の辛さ。旨味もたっぷりありますが、スポーツのように咳き込みながら食べる光景は、もはや名物的な存在ですよね。
特筆して男性が好むフードは、だいたいが、隣人と会話もせず一心不乱にその一皿と向き合う「猪突猛進型」のフードが多いように思います。
対して、女性は食感も含めて変化を求める「五感総動員」型のタイプ。味覚も嗅覚も、そして、ゆっくりと友人と会話ができるような、マイペースに箸を進められるタイプのフード。女性にとって、料理はコミュニケーションの媒介という要素が強いですもんね…




「女性はエスニック料理が好き」というフレーズを耳にしませんか

実態はどうだろうと思って意識してみると、よく行くタイ料理店の客層の男女比率は7:3で女性だったり、複数の女性たちと「ランチどうする


なぜ好きなのか


【エスニック料理】とは

今回はタイやベトナム、シンガポールなど、アジアンエスニック料理をさしていて、トムヤンクンやグリーンカレー、カオマンガイなどを想定しています。

いつごろから、エスニック料理は国民的メジャー料理に躍り出たのか

次のブームメイクは、ベトナム料理で2000年頃、そして3度目は、2016年。パクチー大旋風に始まり、最近は家庭でもエスニック料理の定着化がじわじわと始まっているように感じます。数回のブームを重ねることで、さまざまな世代で市民権を獲得し、国民メジャー料理に定着していったのでしょう。

エスニック料理が「メジャー料理」に定着した分岐点は、2013年あたり

2000年あたりから韓流ブームが始まり、収束するのが、約2011年までとされているから、その数年後に、旅行先のトレンドが韓国から東南アジアに南下していった

2013年。どんな空気感だったのかと言うと、ドラマでは半沢直樹が盛り上がり、映画では、スタジオジブリの「風立ちぬ」が席巻していた頃。ちなみに地下鉄でもネット接続が可能になった年だそうです。多くの日本人が東南アジアに訪れて、エスニック料理に魅了さてた2013年。みなさんも経験があると思いますが、旅行先で味わうフードは、どれも国内で食べるより格別においしく感じるもの。
おいしく感じる理由は、もちろん食材や本格調理などの理由もありますが一番は、やっぱり「気持ち」が違うかと。青空、青い海、非日常空間でテンションが上がっている時は、どんなフードも「スペシャル」に受け止めて、最高の思い出として心に残るものです。
感動体験した料理を、帰国後も懐かしく感じ、エスニック料理への理解、浸透が深まっていったのかもしれません。事実、国内最大レシピサイトの「クックパッド」でも、2013年には既にトムヤンクンやカオマンガイのレシピが投稿されていて、2014年に無印良品からグリーンカレーが発売されています。

なぜ、女性たちは、エスニック料理の伝道師になり得たのか

その理由は、本能的に好きだから。といえると思います。男性より嗅覚に敏感だとされる女性「リフレッシュ中毒」に刺さる、エスニック料理。
男性と女性、現地に行ってエスニック料理を食べる頻度も同じだと仮定して、それでも女性に強く響く理由は、女性が男性より秀でているとされる「嗅覚」に秘密があるのかもしれません。
東南アジアのエスニック料理の特徴は、何と言っても【爽やかな香りが特徴的なスパイス】
例えば、日本で愛されているトムヤンクンやグリーンカレー。このメニューの共通点は、カフェライムリーフやレモングラスなどの、柑橘系やレモン風の香りがするスパイスを活用しているところです。口に入れた瞬間、唐辛子の辛味と一緒に飛び込んでくる、鼻を抜ける爽やかな香り。食欲を増進する辛味だけではなく、気持ちがスッと切り替わるような快感に近い香りが、アジアンエスニック料理の最大の魅力でしょう。
この味覚の快感は、いつの間にか、身体にとっても快感へと変わります。辛味が蓄積されていくと、脳内でアドレナリン物質が大量に分泌されて興奮状態に。その状態を抑えるために「エンドルフィン(モルヒネと同様のホルモン物質)が分泌されて幸福感を感じ、中毒化していくようです。よって、「エスニック料理を食べる=快感」=また食べたい

女性たちは、嗅覚から、味覚から爽快感を味わうことで、ある種の「リフレッシュ」をしてデトックスしているのです。だから、本能的にあの快感をもう一度トライしたくなるという仕組みは実に興味深いと思いませんか


男性は【猪突猛進型フード】を求め、女性は【五感総動員フード】を愛す。
男性の「リフレッシュ効果の高いフード」それはラーメンだと思います。中でも、とびきり辛い、中本の蒙古タンメン。このラーメンのポイントは、真っ赤になるほどの唐辛子の辛さ。旨味もたっぷりありますが、スポーツのように咳き込みながら食べる光景は、もはや名物的な存在ですよね。
特筆して男性が好むフードは、だいたいが、隣人と会話もせず一心不乱にその一皿と向き合う「猪突猛進型」のフードが多いように思います。
対して、女性は食感も含めて変化を求める「五感総動員」型のタイプ。味覚も嗅覚も、そして、ゆっくりと友人と会話ができるような、マイペースに箸を進められるタイプのフード。女性にとって、料理はコミュニケーションの媒介という要素が強いですもんね…
