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2019年03月16日

アカじゃなく、シロムツです(メキュウ)

ムツといえばアカムツ(ノドグロ)、クロムツが有名ですが、シロムツがいることをご存じですか!?舞坂の市場で水揚げ入荷がありますが、水深100~600メートルの中深場に生息し、地元では、メキュウ(オオメハタ)と呼ばれています。シロムツという呼び名は通称名で、オオメハタ、ワキヤハタのことをこのように呼びますが、東京湾内房ではギンムツとも呼ばれています。

アカじゃなく、シロムツです(メキュウ)

シロムツは、スズキ目ホタルジャコ科の魚で、高級魚アカムツと同じ仲間に属します。
肝心の味の方ですが、白身で上品な味わいがあり、旬の時期というほど季節によって食味の違いはなく、産卵後の夏以外は美味しく食べられる魚です。アカムツの近縁種なだけあって、皮目や身にも脂が乗って美味しいく、大きな個体はそのまま刺身にするのがお勧めですOK(脂があるのに、しつこさはなくさっぱりとした味わい)アカムツ同様、塩焼きや煮付にすると魚の良さを一番感じることが出来きますアップ

アカじゃなく、シロムツです(メキュウ)

体長は20~30センチ程度。体色は銀色でフナを大きくしたような体型。眼がとても大きく、側面から見ると顔の輪郭からはみ出すほどです。
眼はゼリー状になっており、指で触るとプルプルと揺れ動きます。メキュウとは浜松周辺での呼び方で、正しくはオオメハタと言います。オオメハタの由来は、見た目通りに目が非常に大きいハタであることからひみつ
メキュウには地方名、別名がいくつかあります( ウミブナ・白ムツ・銀ムツ・デンデンなど) 関東地方・北陸地方より南の海で漁獲されますが、量が獲れる魚ではありません。水深100メートル以上のやや深い海に生息しており、他の魚を狙っての底引き網に混ざります(底引き網漁の発達した昭和の時代になってから出回るようになった魚であるため「昭和鯛」とも…)大きな眼は深海で光を集めるために発達したものです。

アカじゃなく、シロムツです(メキュウ)

下世話な話ですが、シロムツはアカムツの値段の1/3 ~1/4程度で、スーパーの店頭に並ぶと思いますまるとく外道扱いされてきた魚ですが、プライスバリューの高いシロムツ、是非食べて下さいナイス


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Posted by きくいち at 08:11│Comments(0)旬の魚

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