2021年08月30日
世界一辛い、ブータンの料理
暑いです

今日は暑い国のお話です
皆さんは南アジアの国
ブータンの事をどれくらい知っていますか
国民幸福度が世界一高い国として知られている、 仏教国・ブータン。私たち日本人にとってあまり馴染みのある国ではないかもしれませんが、そんな秘境ブータンには、実に様々な料理が存在しているんです
「幸せな国」と称されるブータンですが、「料理が世界一辛い」

と噂されていることをご存知ですか
ブータンでは唐辛子をスパイスとするだけでなく、「野菜」として食べるのが特徴で、ほとんどの料理に使われているんです
ブータンでは、唐辛子を野菜としてよく食べ、米が主食で大量に食べます。チーズやバターといった乳製品をよく使い、調味料として山椒を用います。また、旅行者
が実感することは案外少ないのですが、何といっても本来のブータン料理は、かなり辛いのが特徴だそうです

▲バザール(市場)で売られる唐辛子
魚はあまり食べず肉をよく食べますが、ブータンで肉といえば干し肉を指すことが多いようです。野菜も干して使うことが多いのは、冷蔵庫のなかった時代の名残りで、食材を干すことで風味もよくなるため、気候や風土から生まれた伝統的な食文化といえるでしょう。実際食べてみると、干した肉や野菜には独特の味わいがあるようです。

▲ブータン人は唐辛子をたくさん食べる

▲バザールで売られるチーズ
ブータンの国民食
エマ・ダツィ…「ブータン人なら全員が好き」といっても差し支えない料理がエマ・ダツィです。エマは唐辛子、ダツィはチーズのことで、意味は「唐辛子のチーズ煮込み」です。

ケワ・ダツィはジャガイモが足されたもの、シャモ・ダツィはきのこを加えたもので、ケワ・ダツィは辛みが少なくて食べやすいようです

▲ケワ・ダツィ(ジャガイモと唐辛子のチーズ煮)
簡単な料理に思えます(事実作り方は簡単です)が、この辛いチーズ煮込みとブータンのお米との相性は抜群で、ブータン人はエマ・ダツィをおかずにして大量のご飯を食べます。日本人でも慣れた方はこれがなくては物足りないと感じる方がいるようです
パクシャ・パー…豚バラと野菜の煮もの

▲パクシャ・パー(干した豚バラと大根、青菜の炒め煮)
パクシャは豚肉、パーは汁の少ない煮物で、豚肉の他に唐辛子や大根などが入ります。日本人の口にも合う料理で、ちょうどご飯のおかずになる味です。干し肉が醸し出す独特の風味をお楽しみください。地方によってはヤクの肉が使われることもあります(ヤクとは日本で言う「チベットの牛」の事です)
バター茶(スジャ)…茶葉を煮出して、塩とバターを入れて混ぜた飲み物で、チベット文化圏でよく見られます。見た目はココアのようにも見えますが塩気があるので、何も言われなければスープと思われるかもしれません
現地の民家を訪れると、たいていこのバター茶でもてなしてくれるとか…
バター茶というわりには案外さっぱりしているそうで、お茶漬けのあられのようなものが一緒に出されるので、それを加えていただきます。見た目はインドのチャイにも似ていますが、スパイスは入っていません

▲バター茶と、あられのようなもの
モモ…日本ではネパール料理店でよく目にしますが、元々はチベット料理で、餃子と肉まんの中間のような料理です
ブータンでモモの専門店に入ると皮から手づくりしていて、ビーフモモやチーズモモといったバリエーションがあります。唐辛子ペーストや各種ソースをつけて食べ、ビールに合う料理です
最近ティンプーではデリバリーピザの人気が高まっていますが、デリバリーモモの店も見かけたりします

蕎麦…ブムタン地方では蕎麦の栽培が行われていて、特産品として有名です
日本のように汁たっぷりで食べることはないようで、麺状にした蕎麦をパスタか焼きそばのように食べるものを「プタ」と呼び、そば粉でつくったパンケーキは「クレ」と呼ばれます。クレは朝食でよく出るメニューのひとつで、ハチミツをつけてパンケーキのように食べるようです
暑い時こそ
辛い物をいっぱい食べて
吞むビール
は最高ですね




皆さんは南アジアの国


国民幸福度が世界一高い国として知られている、 仏教国・ブータン。私たち日本人にとってあまり馴染みのある国ではないかもしれませんが、そんな秘境ブータンには、実に様々な料理が存在しているんです

「幸せな国」と称されるブータンですが、「料理が世界一辛い」





ブータンでは、唐辛子を野菜としてよく食べ、米が主食で大量に食べます。チーズやバターといった乳製品をよく使い、調味料として山椒を用います。また、旅行者



▲バザール(市場)で売られる唐辛子
魚はあまり食べず肉をよく食べますが、ブータンで肉といえば干し肉を指すことが多いようです。野菜も干して使うことが多いのは、冷蔵庫のなかった時代の名残りで、食材を干すことで風味もよくなるため、気候や風土から生まれた伝統的な食文化といえるでしょう。実際食べてみると、干した肉や野菜には独特の味わいがあるようです。

▲ブータン人は唐辛子をたくさん食べる


▲バザールで売られるチーズ
ブータンの国民食

エマ・ダツィ…「ブータン人なら全員が好き」といっても差し支えない料理がエマ・ダツィです。エマは唐辛子、ダツィはチーズのことで、意味は「唐辛子のチーズ煮込み」です。

ケワ・ダツィはジャガイモが足されたもの、シャモ・ダツィはきのこを加えたもので、ケワ・ダツィは辛みが少なくて食べやすいようです


▲ケワ・ダツィ(ジャガイモと唐辛子のチーズ煮)
簡単な料理に思えます(事実作り方は簡単です)が、この辛いチーズ煮込みとブータンのお米との相性は抜群で、ブータン人はエマ・ダツィをおかずにして大量のご飯を食べます。日本人でも慣れた方はこれがなくては物足りないと感じる方がいるようです

パクシャ・パー…豚バラと野菜の煮もの

▲パクシャ・パー(干した豚バラと大根、青菜の炒め煮)
パクシャは豚肉、パーは汁の少ない煮物で、豚肉の他に唐辛子や大根などが入ります。日本人の口にも合う料理で、ちょうどご飯のおかずになる味です。干し肉が醸し出す独特の風味をお楽しみください。地方によってはヤクの肉が使われることもあります(ヤクとは日本で言う「チベットの牛」の事です)
バター茶(スジャ)…茶葉を煮出して、塩とバターを入れて混ぜた飲み物で、チベット文化圏でよく見られます。見た目はココアのようにも見えますが塩気があるので、何も言われなければスープと思われるかもしれません




▲バター茶と、あられのようなもの
モモ…日本ではネパール料理店でよく目にしますが、元々はチベット料理で、餃子と肉まんの中間のような料理です

ブータンでモモの専門店に入ると皮から手づくりしていて、ビーフモモやチーズモモといったバリエーションがあります。唐辛子ペーストや各種ソースをつけて食べ、ビールに合う料理です



蕎麦…ブムタン地方では蕎麦の栽培が行われていて、特産品として有名です


暑い時こそ





Posted by きくいち at 14:47│Comments(0)
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