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2011年09月26日

喜寿のお祝い

昨日はお祝い事のお客様が多数ご来店されました。
両家顔合わせの宴に、喜寿のお祝い…。

喜寿のお祝い
(古くからの友人の母親の喜寿のお祝い…息子の出来がいいと親は長生きするのかなニコニコ

近年、30歳前後の世代を指すアラサー(アラウンド・サーティー)と言う言葉をよく耳にします。
Aroundは、英語で "周囲・周辺" を表す言葉で、一部では 「およそ」 や 「約」 といった意味でも使われるらしく、「アラハタ」(ティーンエイジャーのうち15歳以上、24歳まで。Aroundハタチ(20歳))、「アラフォー」(35歳以上44歳まで。Around40)、「アラフィフ」(45歳以上54歳まで。Around50)、「アラカン」(55歳以上64歳まで。Around還暦、「嵐寛寿郎を知る世代」というダブル・ミーニング)、「アラセブ」または、「アラコキ」(65歳以上74歳までのいわゆる前期高齢者世代。Around70、Around古希)という言葉もあるようです。

これらの言葉は、一部マスコミなどで使われて2006年頃に生まれた和製英語です。
2005年11月に創刊した女性雑誌ジゼルが使い始めたのが始まりといわれ、もともとは女性に対して使われていたようですが、最近では男性に対しても使われているようです。

日本では昔から元々の年齢とその呼称がありました。
例えば30歳はみそじ(三十路)40歳でよそじ(四十路)さらに50歳でいそじ( 五十路)と言います。そして60歳で還暦です。

還暦ということばの意味は、本卦還りといって、十干十二支が一回りし、生まれた年の干支にもどることからつけられたもので、数え年で六十一歳、満で六十歳の祝いです。赤ちゃんに還るという意味と、赤は魔よけの色ということから、赤ずきん、赤いちゃんちゃんこ、赤い座布団などを家族や近親者が贈り、ますます元気にという願いをこめて祝います。

この他長寿のお祝いには数え70歳で古稀(杜甫が「人生七十古希稀なり」と呼んだことにより広まり古希といわれる )数え77歳で喜寿 (「喜」の草書体が七十七となることから) 同じく80歳で傘寿(「傘」の略字が八十に見えることから)88歳で米寿8「米」を分解すると八八になることから)90歳で卒寿( 旧字体「卆」は縦に読むと九十になることから)99歳を白寿 (「百」から「一」をぬくと99になることから)100歳は百寿または紀寿(1世紀 = 100年から)そして120歳で昔寿 (「昔」の字を分解すると「廿 (=20) + 百」)または大還暦 ( 2回目の還暦を迎えたことになるためでかつての長寿世界一泉重千代を讃えるために作られた言葉らしい)。
 
この他にも年齢や長寿の呼称があるようですがそれは皆さんまた調べて下さい。

現代では還暦はまだまだ現役で、本人も年寄り扱いされたくないという意識が強いものです。一方喜寿を迎えると、さすがに現役を引退する人が多くなっていて、本人も素直に長寿を喜ぶ意識になるのではないでしょうか…?

喜寿の祝い方としては、子や孫、ひ孫、親戚など主に内輪の人たちが集まってお祝いするのが一般的です。家に集まって喜寿のお祝いをするのもいいでしょうが、レストラン、料理屋さんなどで食事を楽しむのもどうでしょうか…?  

喜寿のお祝い
 (家族団欒のお食事には盛込み料理を…)

参考までに…喜寿のお祝いの会に呼ばれて祝い金を包んでいくときは、祝儀袋の表書きには「祝喜寿」と書きます。これはほかの還暦や古希などの場合も「祝還暦」「祝古希」というように使えます。
この他では「長寿御祝」「寿福」などもよく使われますので喜寿の祝い方として覚えておいて下さい。


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Posted by きくいち at 09:32│Comments(0)大将

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