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2012年07月29日

角ハイボール…ウイスキーが、お好きでしょ♪

「ウイスキーが、お好きでしょ、もう少し、しゃべりましょ…♪」 は誰もが知っているのサントリー角瓶のCMソングです。(CMキャラクターも小雪や菅野美穂など人気女優を出演させ新しい角瓶の楽しみ方を、比較的若い世代へアピールしているようですね)

ウイスキーが日本に伝来したのは、江戸時代の末期のことで、1853年、アメリカのペリーが艦隊を率いて日本を訪れたとき、他の多くの洋酒とともにスコッチウイスキーとバーボンウイスキーを持参しと言われています。明治維新後の1871年、主に薬種問屋が輸入元となり、日本は初めて公式にウイスキーの輸入を開始しました。当時は、舶来品一辺倒の時代、国産ウイスキーをつくるというまでには至らず、本格的ウイスキーの誕生までには更に50年近くの歳月が経ってからのことです。 

日本での本格的なウィスキー蒸留が始まったのは「寿屋」(サントリーの前身)の鳥井信治郎によって、日本初のモルト・ウィスキー蒸留の建設がはじまりました。この蒸留所から6年後の1929年(昭和4)サントリーウィスキー白札(国産ウィスキー1号)が生れました。

満を持して発売した「白札」でしたが、当時ウイスキーはまだ一般のものではなかったこと、ピートによるスモ-キーフレーバーが強すぎ焦げ臭かったことなどから評判があまりよくなく、すぐには売れませんでした。ところが1937年(昭和12)、傑作が誕生します。山崎蒸溜所も10年以上を経過した頃から原酒の貯蔵量も充実し、深く熟成し、豊かな香味の個性あふれる原酒が揃うようになりました。日本人の繊細な味覚に合った豊かな香味を持つ、真のジャパニーズウイスキーの誕生でした。それが「角瓶」で現在までロングセラーを続け今なお亀甲ボトルで多くの人々に愛されているのです。
現在、日本のウィスキーは品質の面で世界5大ウィスキーの一つに数えられます。(世界の五大ウィスキーはスコッチ・ウィスキー、アイリッシュ・ウィスキー、アメリカン・ウィスキー、 カナディアン・ウィスキー、 日本のウィスキーです)

嗜好品の多様化、焼酎、ワインブームでウィスキーもしばらくが低迷いましたが、日本のウイスキー市場での販売増を目指しサントリーが2008年からは角瓶をソーダで割って飲むハイボールの普及・宣伝活動を開始・注力してその結果、全国的な角ハイボールブームが起こったのです。

角ハイボール…ウイスキーが、お好きでしょ♪ 

ハイボールはカクテルの一種で、本来はスピリッツ、リキュールをソーダやトニックウォーターなどの炭酸飲料や、フレッシュジュースなどアルコールの含まれていない飲料で割ったものを指すのですが、日本ではウイスキーをソーダ水で割ったもの(ウイスキー・ソーダ)をこう呼ぶのが一般的です。

ソーダ水の代わりにジンジャーエールなどを使うこともありますがウイスキーのソーダ割りがもっとも有名である。多くの場合、比較的口の長いタンブラーに氷塊一片とウイスキーを入れ、冷やしたソーダ水を注ぎ、バースプーンで軽く混ぜるようにして作ります。

ハイボールの語源は諸説あるようですが、アメリカの俗語で、列車の進めの合図に金属製の玉を高く掲げることをハイボールというところから「進め」を「酔いのスタート」にもじったり、それがさらに転じて飲み物の呼称になったという説があるそうです。
 
きりりと冷えたハイボールはウイスキー本来の味わい・コクが断然際立ちます。料理の味わいも引き立てる飲み方です。
1.グラスに氷を一杯に入れて冷やします。
2.冷蔵庫でしっかり冷やしたウイスキーを適量注ぎ、きりりと冷えたソーダを加えます。
 (ウイスキー1:ソーダ2.5~3)
3.炭酸ガスが逃げてしまわないよう、マドラーで縦に1回まぜます。

  
ビールをあまり好まない方、ハイボールをビール代わりに飲んでみてはどうですか…?飲みながらよく思うのですが、ウイスキーに馴染みのない女性へのきっかけづくりにはハイボールが最適ではないかと思います。本音を言えば、上等な円熟ウイスキーをまずストレートで嘗めて素晴らしさを体感し、次に水割りやロックでじっくり馴染んでいって欲しいというのですが、手っ取り早いのはハイボールです。とくに酎ハイや焼酎サワーといったお酒に慣れ親しんでいる人には、ウイスキー&ソーダは親しみやすいはずです。

角ハイボール…ウイスキーが、お好きでしょ♪

ハイボールを作る際ソーダをどうぞ。ウイスキーをはじめとしたお酒の味わいをより引き立たせるために開発された、口当たりの良い泡立ちと、爽快な刺激が 特長のソーダです。(ソーダレモン…レモン由来の天然香料を使用してあるので、レモンの爽快な風味がし、泡の口当たりや味わいもハイボールにぴったりのソーダです)
  
ウイスキーに馴染みがない女性にはハイボールがお勧めです。酎ハイやサワーを飲みこなしているのなら、ウイスキー&ソーダーはとても親しみやすいはず。酎ハイってのもウイスキーのハイボールに由来するのですからニコニコ
 
太平洋戦争後、とくにハイボールは流行しました。トリスバーのトリスのハイボール、トリハイをはじめ、米駐留軍の下級兵士たちの飲むウイスキー&コーラのコークハイなどが大衆に浸透したのです。昭和20年代中頃、東京下町の酒場からウイスキー・ハイボールの焼酎版として「酎ハイ」が生まれたと言われています。まだウイスキーはハイカラで真の大衆酒の地位を確立していなかった時代のことでした。 
 


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Posted by きくいち at 09:55│Comments(0)

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