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2017年04月10日

今や入手困難!普通に買える日を夢見て…勝駒

長くかかったヘルペスもステロイド薬でやっと回復の兆しが見えてきました上昇ステロイド薬は、強い免疫抑制作用や抗炎症作用がある薬で、主に炎症、免疫系の病気や、重症なアレルギー性の疾患など、幅広い病気に効果があり、とても良く効く薬です。しかし、効果が強い反面、様々な副作用が知られていて、服薬には注意が必要で医師の指導に従うことがお得

そんな事もあり、先日、横浜の娘の所にいた時にもらってきたお酒を昨晩はやっとじっくり飲みましたニコニコ(結婚記念日のお祝いに…)

富山県の勝駒(かちこま)純米酒びっくり酒造好適米をよく磨くことにおいては全国でも屈指の富山県で、県産の酒造好適米「五百万石」を50%まで磨き(特定名称酒では、純米酒の精米歩合は、70%以下)五百万石の豊かな米の旨味を充分に生かしています。優しい香りとサラッとした飲み口が大人気です。

上立ち香は柔らかく漂う、まるでワーグナーの旋律のように甘く美しい。含むと酸味をあまり感じないためか喉の通りがよく、幅のある柔らかい旨みが膨らみ心地よい。引き際も鮮やかで旨い…ナイス

勝駒「純米」のラベル…他と同様に一枚のラベルでぐるりと裏まで回り込み、裏ラベルの要素もあります。薄いグレーの地にセンターに黒で銘柄、左に純米と言う特定名称。両サイドに口上も書かれています。右の端に原材料等のデータが書かれています。

上立ち香はほんのりほっくりと炊きたてご飯の香り。含むとファーストタッチは優しく甘く、見事なトラップでボールコントロール。しかしそれは一瞬のことで、すぐにドリブル加速びっくり酸味、辛口に走ります。後半は見事なクライフターンで相手を置き去り…スタコラ

今や入手困難!普通に買える日を夢見て…勝駒

富山は素晴らしく自然に恵まれた土地。水も食べ物もお酒もおいしい。
そんな富山県内に存在する酒蔵の数は現在19蔵。酒蔵数全国一を誇るお隣り新潟県の96蔵と比べるとちょっと少ない気がしないでもないですが、酒蔵は多ければいいってものではありません。

富山の酒蔵で醸されるお酒はどれも特色があって、どのお酒も愛すべき個性を持ち合わせています。そんな富山のお酒の中でも、県内外から垂涎の的となっているお酒が清都酒造場が醸す勝駒です。

【勝駒の由来】…明治39年(1906年)に初代清都慶介氏が日露戦争から帰国後に酒造りをはじめました。戦勝にちなんで名付けられた「勝駒」ですが、その道は決して平坦なものではありまえんでした。
現在の勝駒人気からは想像もつきませんが、かつては大手メーカーの下請け蔵でした。かつては盛んに行われていた「桶売り・桶買い」というものですが、大手メーカーの都合で一方的に契約を打ち切られてしまい、生き残りをかけた品質志向への道を歩み始めまたのです。

清都酒造場は製造量300石ほどの小さな蔵。(1石は一升瓶で100本なので、一升瓶で3万本)
勝駒のラベルにはこんな文章が綴られています。
小さな手造り酒やですから年に、そう、こっぽり(沢山)とはできません。
造り手、僅か五人で、こつこつと一心に醸っています。これまでも、そうでした。これからも、そうです。年に少量。でも、量産では出せないうまさを醸り続け、守ってゆきたい(「真の贅沢を知る酒」--そう評して下さった方がいました)。誇りをもって--「わたし達は、富山でいちばん小さな造り酒やです。」

さらにこんなコピーも…。
お米って、仕込むと、とてもフルーティーな香りがするんですよ。その時季、蔵の中は、うっとりするような香りに満ちるのです。いちど、その芳香をかがせてあげたい。小さな酒蔵ですが、その香りに逢いにいらっしゃいませんか。店主をあげて、歓迎します。一緒に飲みましょうよ。

コピーライターが蔵に泊まりこんで作ったとのことですが、なんとも素敵なコピーですね。勝駒を愛したという故池田満寿夫さんがが書いた勝駒のラベル。アートでねひみつ

勝駒は人気が出てきた頃から、毎年年末から年明けくらいに酒がなくなってしまうという完売状態に陥っていました。酒蔵で酒が完売するって…。酒が売れるようになっても品質は絶対に落としたくないという、蔵元の強い意思表示ともいえるのかもしれませんね。でも以前であれば、年末以前なら普通に特約店で買えたんですよね。それが現在では入荷してもすぐに売れてしまう。特に一升瓶はまったく見られなくなりました。この状況で購入するには、よほど入荷に目を光らせているか酒屋の店主と親しくなるか運が良くないと難しい。

近年、酒屋ではいつでも好きなときに買えなくなってしまったんですけど、でも富山県内のちょっと日本酒にこだわった居酒屋になら普通に置いあるんですよね。それこそ年中。これはいったいどういうことなのか…はてな

ネット通販のあちこちで勝駒が販売されていますパソコンその値段に驚愕!?どことは言いませんが、勝駒純米1800mlが通常3,024円(税込)のところ、17,280 円で売っているお店もありました。酒屋さんに買いに来て転売する人たちもいるとのことで、人海戦術でやられると個人経営のお店ではどうにも対応が難しいのも理解できます。

富山には他にも旨いお酒はあるので、勝駒はたまに飲みに行ったときに飲めればいいかもしれないけど、何かの特別なときに飲みたいなってときに買えないというのはちょっと寂しい話ではありますねうわっ

勝駒 純米酒(データ)
原料米:五百万石・山田錦、精米歩合: 50%、日本酒度:+5.0度、酸度:1.3度、アルコール度数:15.0度以上16.0度未満

味に厚みがあり心地よい酸を感じます。フルーティー要素もありますが、純米ならではのすっきりとしたキレは心地がよく、飲み飽きのこない
味です。この純米は勝駒の代名詞ともいえるお酒で、酒米「五百万石」で醸すお酒としてはこのお酒が頂点という評価もあるようです。

他にも酉印・上選・純米吟醸・大吟醸・特別大吟醸がありますが、この勝駒の平均精米歩合(お米を磨く割合)の高さは北陸一です。また季節商品として、しぼりたて生があります。

小さな手造り酒屋で、一本一本の酒を大切に全て、手造りで醸した酒は、出荷本数も限られているため、知る人ぞ知る幻の銘酒です。


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Posted by きくいち at 10:08│Comments(0)

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