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2016年03月19日

信州と馬刺し文化…桜が咲く早春の頃おいしいお肉

古代朝廷の直轄牧場(官ノ牧)の実に半分は長野県にありました。そのため、馬肉を食す文化が育ち、現在は、九州熊本と並ぶ馬刺しの消費地です。馬肉は身体のほてりをとり、そのアブラは馬油として薬用にも使われてきました。

信州と馬刺し文化…桜が咲く早春の頃おいしいお肉

長野県で馬肉を食べるようになったのは明治15年から16年ころと言われています。 海の無い長野県にとって、塩は貴重なものでありました。当時は、日本海から北アルプスの山麓を経る長く険しい「塩の道・千国街道」を、馬の背に塩を乗せて運んでいたと言われています。
また、県内でも物資の輸送や農耕馬として、馬は大量に飼育されていたため、廃馬処分された馬が食用になっていきました。特に飯田、伊那地域では、食用といえば馬肉を指していたくらいに、当時から日常的に馬肉を食べていたようです。

そして、信州では馬肉をさくら肉とも呼びます。
これは「お肉の色が桜色」という説がありますが、「咲いた桜になぜ、駒つなぐ」と言う有名な雛歌、民謡から出た呼び名だそうです。
「桜が咲く早春の頃おいしいお肉」だからではないでしょうか…?


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