2016年12月17日
味の濃い、色鮮やかな二枚貝
西日本で養殖されていて、色鮮やかなのでお歳暮、正月用として人気があり、各地で観光客などにも一役買っている貝を知っていますか
あまり生産量が多くないので一般的な流通は少なく、地域的な存在でしかありませんが、刺身にしたり、同様に観光資源のひとつとなっているのです。

ヒオウギ貝はホタテと同じイタヤガイ科の二枚貝です。 ホタテが寒い海域で生息しているのに対して、ヒオウギ貝は暖かい海域を好みます。
まるで人工的に着色したかのような鮮やかな色ですが、この貝自身が作り出す個性なんです。しかも個体によって明るい黄色やオレンジ、紫、赤などがあり、この色は遺伝的に受け継がれるそうです。天然物も獲れるようですが、天然物では褐色のものが多く、養殖物は美しい色の個体を選んで人口採卵し養殖しているので鮮やかな色の物が多いです。
地方によって高知県では「長太郎貝」、三重県志摩では「虹色貝」、愛媛県愛南では「緋扇貝」と漢字を変えたり、その他各地で「アッパ貝」や「アズキ貝」「バタバタ」など色々な呼び名が付けられています(高知で用いられている、長太郎という漁師の名前をとってつけられているという由来があるそうです)
ヒオウギ貝という名前の由来は、貝の形や色が桧の薄板を束ねて作られた扇に似ていることからついたといいます。また「緋扇貝」とも書かれ、鮮やかな赤い扇のような美しい色をした貝もあります。赤色の他にも黄・橙・紫・赤褐色など色とりどりで、掛け合わせによって稀に変わった色の個体をみつけることもあります。しかし近海の天然ものは赤褐色のものがよく漁れるようです。ヒオウギ貝の鮮やかな色彩は、ヒオウギ貝の付近にある珊瑚礁にまぎれて敵から身を守るためについたともいわれているそうです。

主な生息地域は、本州南部以南の水深20mくらいまでの岩礁地帯です。殻の大きさは成長すると10cmほどで、貝殻は装飾品やアクセサリー、土産物などにも利用されています。ヒオウギ貝は、海中のプランクトンを餌として、常に口を開けたままで摂取しているため、陸に上げた後も口を開いたままでいることがあります。
ヒオウギ貝の養殖は主に、和歌山県、三重県、愛媛県、島根県の隠岐島などで行われています。隠岐島では篭による養殖が行われていて、和歌山や愛媛では海に杉の葉を沈めて、そこに付着した稚貝を育てています。三重では真珠筏で養殖されています。

ヒオウギ貝は、料理するとホタテよりも味が濃く甘みが強いです。貝柱が大きく良い出汁が出るので浜焼きがお勧めです。 他にも刺身、網焼き、バター焼き、フライ、鍋の具材、酒蒸しなど… 栄養価として注目されるのは、ヒオウギ貝はタウリンが豊富に含まれているので、脳の働きや目の働きを活発にする効果があります。また、疲労回復や免疫力向上にも効果があるそうです(味的には、ホタテと比べ味が濃い感じ。甘味も強く感じ、美味しいです。ただ、ホタテと比べると上品さという面で引けを取るかもしれません
)

産卵期は4~5月頃で、卵を持った夏場は産卵後である事や、水温が上がり身痩せしやすいそうです。食べ頃の旬は水温が下がる晩秋から春にかけてとなります。皆さんも機会がありましたら、ホタテとの味の違いを食べ比べてみて下さい


ヒオウギ貝はホタテと同じイタヤガイ科の二枚貝です。 ホタテが寒い海域で生息しているのに対して、ヒオウギ貝は暖かい海域を好みます。
まるで人工的に着色したかのような鮮やかな色ですが、この貝自身が作り出す個性なんです。しかも個体によって明るい黄色やオレンジ、紫、赤などがあり、この色は遺伝的に受け継がれるそうです。天然物も獲れるようですが、天然物では褐色のものが多く、養殖物は美しい色の個体を選んで人口採卵し養殖しているので鮮やかな色の物が多いです。
地方によって高知県では「長太郎貝」、三重県志摩では「虹色貝」、愛媛県愛南では「緋扇貝」と漢字を変えたり、その他各地で「アッパ貝」や「アズキ貝」「バタバタ」など色々な呼び名が付けられています(高知で用いられている、長太郎という漁師の名前をとってつけられているという由来があるそうです)
ヒオウギ貝という名前の由来は、貝の形や色が桧の薄板を束ねて作られた扇に似ていることからついたといいます。また「緋扇貝」とも書かれ、鮮やかな赤い扇のような美しい色をした貝もあります。赤色の他にも黄・橙・紫・赤褐色など色とりどりで、掛け合わせによって稀に変わった色の個体をみつけることもあります。しかし近海の天然ものは赤褐色のものがよく漁れるようです。ヒオウギ貝の鮮やかな色彩は、ヒオウギ貝の付近にある珊瑚礁にまぎれて敵から身を守るためについたともいわれているそうです。

主な生息地域は、本州南部以南の水深20mくらいまでの岩礁地帯です。殻の大きさは成長すると10cmほどで、貝殻は装飾品やアクセサリー、土産物などにも利用されています。ヒオウギ貝は、海中のプランクトンを餌として、常に口を開けたままで摂取しているため、陸に上げた後も口を開いたままでいることがあります。
ヒオウギ貝の養殖は主に、和歌山県、三重県、愛媛県、島根県の隠岐島などで行われています。隠岐島では篭による養殖が行われていて、和歌山や愛媛では海に杉の葉を沈めて、そこに付着した稚貝を育てています。三重では真珠筏で養殖されています。

ヒオウギ貝は、料理するとホタテよりも味が濃く甘みが強いです。貝柱が大きく良い出汁が出るので浜焼きがお勧めです。 他にも刺身、網焼き、バター焼き、フライ、鍋の具材、酒蒸しなど… 栄養価として注目されるのは、ヒオウギ貝はタウリンが豊富に含まれているので、脳の働きや目の働きを活発にする効果があります。また、疲労回復や免疫力向上にも効果があるそうです(味的には、ホタテと比べ味が濃い感じ。甘味も強く感じ、美味しいです。ただ、ホタテと比べると上品さという面で引けを取るかもしれません


産卵期は4~5月頃で、卵を持った夏場は産卵後である事や、水温が上がり身痩せしやすいそうです。食べ頃の旬は水温が下がる晩秋から春にかけてとなります。皆さんも機会がありましたら、ホタテとの味の違いを食べ比べてみて下さい

Posted by きくいち at 15:28│Comments(0)
│旬の魚