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2019年07月19日

鮎の天然と養殖の見分け方

渓流釣り大好き人間な魚青針お客さんにアユを頂きましたニコニコこの日は友釣りで5本釣れたとのことでした。ところがアユは6本あります。釣りに馴染みのない方は、はてなはてなと思うかとおもいますが1匹はオトリのアユです荒波

鮎の天然と養殖の見分け方

友釣りという釣法は、最初にオトリアユを買ってきてそれに掛け針を付けて川に泳がせ、近寄ってきたアユを引っ掛けて獲る方法です針カミさんの郷里を流れる天竜川にはアユが沢山いるので夏になると大勢の人が友釣りを楽しみます波

鮎の天然と養殖の見分け方

アユは、川底の石に着いた珪藻という苔を餌にしているので、良い苔の着く石の周りに縄張りを作り、そこに他のアユが近づいてくると体当たりして追い払おうとします。その時オトリアユの仕掛けられた針にかかってしまうわけです。

ところで、皆さんは天然アユと養殖アユの違いが分かりますか!?
よ~く見れば区別がつきますが、先ず最初に気付くのは色が違うという点です注目養殖アユは、体色が均一に青白いです。それに対して天然アユは胸元やヒレに黄色がでていますOK

鮎の天然と養殖の見分け方

次の違いは養殖アユは、顔が丸いのに対し、天然アユは顔が長いという点です人差し指
アユ釣りも好きなお客さんの話では天然アユは、石の表面に生えた苔を大きく口をあけて削ぎとって食べるのでアゴが発達するが、養殖アユは、細かな粒状の餌をパクパク食べるだけなのでアゴが発達せず丸い顔になるのだそうですフフフ

鮎の天然と養殖の見分け方

また、天然アユは季節の推移による水温や日照時間の変化に応じて成熟度が体の色になって現れるが、一定の環境下で育てられる養殖アユにはその特色が出にくいのだそうですにっこり

鮎の天然と養殖の見分け方

【天然の鮎と養殖の鮎の違い】
よく言われるのがこれら。
・ひれの大きさ→単純に泳ぐから大きくなる
・あごの大きさ→苔を食べたり、縄張り争いで喧嘩するからあごが発達する
・臭いが違う→天然は鮎独特のにおいが強い

この辺りは私でも認識していましたが、調べると本パソコン下顎側線孔(かがくそくせんこう)というので簡単にわかるそうですまるっ

天然遡上アユと人工アユの見分けかた目
アユをひっくり返して顎の部分を見る。
ハリで突いたような穴(下顎側線孔)が左右対称に4個並んでいるのが天然、そうでないものが人工(左右3個づつで整然としていない)
人工の場合は左右の数が違ったりして一目瞭然のものが多い。

ただし、海産の天然種苗や琵琶湖産の天然種苗を放流している場合は、天然遡上ものと同様に下顎側線孔は4個が対に整然と並んでいる。
また、人工ものでも、中には天然と同じものもあるので100%とは言えないが、ほとんどの場合左右非対称なので、これで見分けがつく。

正確に調べるにはアイソザイムを使って遺伝的なものを調べたり、ストロンチウムという耳石に含まれる物質を調べたりしなければならないが、釣り人レベルで人工とその他の天然とを見分けるには下顎側線孔が4対かそうでないかを調べるのが手っ取り早いまるとくOK


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Posted by きくいち at 08:34│Comments(0)旬の魚

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