2019年10月13日
お酒のアテの意味…つまみ/肴との違いに深い理由と由来があった!
おはようございます
皆さんのところはどうでしたか
全国では死者も出たようですが…
被災者の皆さんにはお悔やみ申し上げます
臨時休業
特に外出もできず

こんな時は家でニュースを
見ながら飲むしかありません

よく、お酒の「アテ」と言いますが、その意味を皆さんはご存知ですか
今日はそのお話をしましょう

「アテ」とはおつまみのことです
飲み屋で「何かアテ頼んで」と言われたら「つまみを頼んで下さい」という意味になります
その語源は「酒に【あてがう】食べ物」からきていると言われています。呼び方は違いますが、意味としては「つまみ」と全く同じ意味で違いはありません。
ちなみに「おつまみ」という名称の由来も「つまみもの」から来ています。手でつまんで食べるものが多かったことから、こう呼ばれるようになったと言われています。2つの由来を考えるとどちらも似たような由来ですね

アテの漢字は
「肴」みたいに、「専門的で特別な感じ」がありそうですよね。でも…「あてがう以上の漢字は無い」ようです。
「あてがう=宛てがう/充てがう」ということから、お酒のアテも無理矢理に漢字へするのであれば「宛て」か「充て」が正解と言えるのかも知れません。まぁ、普通に「あて」か「アテ」と書いた方が意味は伝わりやすそうです

おつまみの他の呼び方…おつまみにはアテ以外にも呼び方があります。その中で、最も歴史が古い呼び方は【さかな】です。現在では「つまみ、おつまみ」が一般的になっていますが、本来は「さかな」という呼び方が本家本元です。字は「魚」ではなく「肴」です
では、肴の由来は何かと言うと「酒菜(さかな)」からだと言われています。「菜」の字は、食べ物を意味しています。
酒菜とは「酒の食べ物」と言う意味になります。対して「肴」という漢字の由来は「交ぜる、組み合わせる」という意味の「爻(コウ)」と「魚や獣の肉」を表す「月(ニクヅキ)」を合わせたものです。つまり、「肴」という字は、料理そのものを指していることになります
これらをまとめると、酒菜(さかな)という響きを、料理を意味する肴と言う字に充てたことが、肴という言葉の語源であると言えます

この「肴」と同じ響きの「魚(さかな)」は、片方がもう一方の語源となっています。実は、肴の語源が魚ではなく、魚の語源が肴です。ややこしいですね
もともと、魚は「さかな」ではなく「うお」と呼ばれていました。しかし、おつまみに「魚(うお)料理」が多かったことから、うお料理を「肴(さかな)」と呼ぶようになり、それが転じて「魚(さかな)」と呼ぶようになったと言われています。元々は『生き物としてのfishを「ウオ」』、『食べ物としてのfishを『サカナ』と呼んでいたようです。これが『今では全部ひっくるめて「サカナ」』と呼ぶようになっていますね。
ちなみに私自身もよく使ってしまいますが、「酒の肴」という使い方は間違っています。「頭痛が痛い」と同じように、意味が二重に重なってしまいます。とはいえ、今じゃ常用語みたいなもので、多くの方が使う言葉ですけどね。

まとめ
酒に合わす食べ物だから「酒菜(さかな)」料理を表す「肴」という字に「さかな」と言う読みがあてられ、肴には「ウオ料理」が多かったことから、「魚」という字に「さかな」という読みがあてられたと言うわけです。
今では「つまみ」や「あて」なんて呼ばれていますが…その言葉の成り立ちを知ると、言い方は違えど古くからお酒と料理が一緒に楽しまれてきたということがわかりますね


全国では死者も出たようですが…

被災者の皆さんにはお悔やみ申し上げます

臨時休業



こんな時は家でニュースを



よく、お酒の「アテ」と言いますが、その意味を皆さんはご存知ですか

今日はそのお話をしましょう


「アテ」とはおつまみのことです

飲み屋で「何かアテ頼んで」と言われたら「つまみを頼んで下さい」という意味になります

ちなみに「おつまみ」という名称の由来も「つまみもの」から来ています。手でつまんで食べるものが多かったことから、こう呼ばれるようになったと言われています。2つの由来を考えるとどちらも似たような由来ですね


アテの漢字は

「肴」みたいに、「専門的で特別な感じ」がありそうですよね。でも…「あてがう以上の漢字は無い」ようです。
「あてがう=宛てがう/充てがう」ということから、お酒のアテも無理矢理に漢字へするのであれば「宛て」か「充て」が正解と言えるのかも知れません。まぁ、普通に「あて」か「アテ」と書いた方が意味は伝わりやすそうです


おつまみの他の呼び方…おつまみにはアテ以外にも呼び方があります。その中で、最も歴史が古い呼び方は【さかな】です。現在では「つまみ、おつまみ」が一般的になっていますが、本来は「さかな」という呼び方が本家本元です。字は「魚」ではなく「肴」です

では、肴の由来は何かと言うと「酒菜(さかな)」からだと言われています。「菜」の字は、食べ物を意味しています。
酒菜とは「酒の食べ物」と言う意味になります。対して「肴」という漢字の由来は「交ぜる、組み合わせる」という意味の「爻(コウ)」と「魚や獣の肉」を表す「月(ニクヅキ)」を合わせたものです。つまり、「肴」という字は、料理そのものを指していることになります

これらをまとめると、酒菜(さかな)という響きを、料理を意味する肴と言う字に充てたことが、肴という言葉の語源であると言えます


この「肴」と同じ響きの「魚(さかな)」は、片方がもう一方の語源となっています。実は、肴の語源が魚ではなく、魚の語源が肴です。ややこしいですね

もともと、魚は「さかな」ではなく「うお」と呼ばれていました。しかし、おつまみに「魚(うお)料理」が多かったことから、うお料理を「肴(さかな)」と呼ぶようになり、それが転じて「魚(さかな)」と呼ぶようになったと言われています。元々は『生き物としてのfishを「ウオ」』、『食べ物としてのfishを『サカナ』と呼んでいたようです。これが『今では全部ひっくるめて「サカナ」』と呼ぶようになっていますね。
ちなみに私自身もよく使ってしまいますが、「酒の肴」という使い方は間違っています。「頭痛が痛い」と同じように、意味が二重に重なってしまいます。とはいえ、今じゃ常用語みたいなもので、多くの方が使う言葉ですけどね。

まとめ

酒に合わす食べ物だから「酒菜(さかな)」料理を表す「肴」という字に「さかな」と言う読みがあてられ、肴には「ウオ料理」が多かったことから、「魚」という字に「さかな」という読みがあてられたと言うわけです。
今では「つまみ」や「あて」なんて呼ばれていますが…その言葉の成り立ちを知ると、言い方は違えど古くからお酒と料理が一緒に楽しまれてきたということがわかりますね

Posted by きくいち at 07:21│Comments(0)
│雑学