2020年02月10日
長崎の麺対決。ちゃんぽんvs皿うどん。あなたはどちらを選ぶ?
郷土料理の話題が続いたところで、今日は長崎、麺対決



長崎の2大麺と言えば「ちゃんぽん」と「皿うどん」明治時代に留学生や華人の為に考案されたというちゃんぽんは滋味深いスープに山海の幸満載のスープ麺。対して皿うどんはとろみのある具沢山のあんが麺全体にたっぷりかかり、全てを食べつくせます。さああなたはどちらを選びますか
長崎は鎖国時代、唯一外国に対して開かれた港を持つ街です。その為、様々な国や文化の融合した「和華蘭(日本、中国、オランダをはじめとする西洋)」文化が花開き、食文化についても日本のよさ、外国のよさを取り入れた独特のものがたくさんあります
そんな長崎独自のグルメの代表格が「ちゃんぽん」と「皿うどん」
ちゃんぽんの由来は諸説ありますが、福建語で「ご飯を食べる」を意味する「吃飯(シャポン)」がちゃんぽんに変化したという説が有力のようです。そもそも明治時代の留学生や華人にお腹いっぱい、栄養があるものを食べさせたいという思いがあった中国人シェフが考案したと言われているだけあって、美味しいだけでなくボリュームも満点。

それに対し皿うどんは中国料理である「炒めて作る麺料理の炒麺」と「パリッと焼いた麺にあんをかける料理のかた焼きそば」があり、これにちゃんぽんが融合してできたものであるとされています。

長崎にはこうした独自の発展を遂げたグルメが数多く存在し、地元の人のみならず旅人の心もお腹も満たしてくれます。
また、長崎には世界遺産の暫定リストにも登録されている教会も数多く、グラバー園などの西洋の文化遺産、孔子廟など中華風の文化遺産もありますので観光にももってこいです。
長崎の歴史と風土が作り上げた、日本と中国合作の庶民の味
長崎ちゃんぽんは、明治30年代に、陳平順が貧しい中国人留学生に安くて食べさせようと、野菜くずや肉の切れ端などを炒め、中華麺を入れスープで煮込んだ ボリュームたっぷりの料理を作り上げ、チャンポンと名付けたと言われています

長崎皿うどんの材料はちゃんぽんと同じ。やや甘めのスープに片栗粉でとろみを付けて麺のうえにかけたものです。麺は油揚げした細麺と、ちゃんぽん麺を炒めて作る太麺の2種類が有り、最初は太麺だったと言われています。

明治の頃、日本のうどん屋で「かけ」や「もり」が十銭であったのにくらべ、中国人の店では野菜や魚介類をふんだんに盛込んで、同じ十銭くらいだったとつたえられるので人気を呼んだのも不思議ではありません。ちゃんぽんも皿うどんも、長崎の歴史や様々な特徴を取込んで味わい豊に成長した、長崎ならではの料理と言えます
ちゃんぽんの語源について
1 中国、福建省の方言で簡単な御飯の意味 「喰飯」(シャンポン)がなまったもの。
2 ポルトガル語の「チャンポン(混ぜる・混合するの意味)」がなまったもの。
3 当時の中国人の呼び方である「チャン」と日本人の「ポン」を取ってチャンポンと名付けた。
料理の特徴と同じように語源まで諸説混合しているようです。
陳平順について
明治25年、19歳の若者が中国大陸から長崎に渡った。
名は陳平順。2年後に日清戦争が勃発し、華僑への風当たりが強まる中、行商をしながら資金を蓄え1899年 中華菜館「四海楼」を創業。苦労人で世話好きの平順は、中国人留学生のひどい食生活見かねて ちゃんぽんのルーツと言われる「支那饂飩」(しなうどん)を生み出した。
昨晩の晩酌は居酒屋で焼うどんでした





長崎の2大麺と言えば「ちゃんぽん」と「皿うどん」明治時代に留学生や華人の為に考案されたというちゃんぽんは滋味深いスープに山海の幸満載のスープ麺。対して皿うどんはとろみのある具沢山のあんが麺全体にたっぷりかかり、全てを食べつくせます。さああなたはどちらを選びますか

長崎は鎖国時代、唯一外国に対して開かれた港を持つ街です。その為、様々な国や文化の融合した「和華蘭(日本、中国、オランダをはじめとする西洋)」文化が花開き、食文化についても日本のよさ、外国のよさを取り入れた独特のものがたくさんあります

そんな長崎独自のグルメの代表格が「ちゃんぽん」と「皿うどん」
ちゃんぽんの由来は諸説ありますが、福建語で「ご飯を食べる」を意味する「吃飯(シャポン)」がちゃんぽんに変化したという説が有力のようです。そもそも明治時代の留学生や華人にお腹いっぱい、栄養があるものを食べさせたいという思いがあった中国人シェフが考案したと言われているだけあって、美味しいだけでなくボリュームも満点。

それに対し皿うどんは中国料理である「炒めて作る麺料理の炒麺」と「パリッと焼いた麺にあんをかける料理のかた焼きそば」があり、これにちゃんぽんが融合してできたものであるとされています。

長崎にはこうした独自の発展を遂げたグルメが数多く存在し、地元の人のみならず旅人の心もお腹も満たしてくれます。
また、長崎には世界遺産の暫定リストにも登録されている教会も数多く、グラバー園などの西洋の文化遺産、孔子廟など中華風の文化遺産もありますので観光にももってこいです。
長崎の歴史と風土が作り上げた、日本と中国合作の庶民の味



長崎皿うどんの材料はちゃんぽんと同じ。やや甘めのスープに片栗粉でとろみを付けて麺のうえにかけたものです。麺は油揚げした細麺と、ちゃんぽん麺を炒めて作る太麺の2種類が有り、最初は太麺だったと言われています。

明治の頃、日本のうどん屋で「かけ」や「もり」が十銭であったのにくらべ、中国人の店では野菜や魚介類をふんだんに盛込んで、同じ十銭くらいだったとつたえられるので人気を呼んだのも不思議ではありません。ちゃんぽんも皿うどんも、長崎の歴史や様々な特徴を取込んで味わい豊に成長した、長崎ならではの料理と言えます

ちゃんぽんの語源について
1 中国、福建省の方言で簡単な御飯の意味 「喰飯」(シャンポン)がなまったもの。
2 ポルトガル語の「チャンポン(混ぜる・混合するの意味)」がなまったもの。
3 当時の中国人の呼び方である「チャン」と日本人の「ポン」を取ってチャンポンと名付けた。
料理の特徴と同じように語源まで諸説混合しているようです。
陳平順について
明治25年、19歳の若者が中国大陸から長崎に渡った。
名は陳平順。2年後に日清戦争が勃発し、華僑への風当たりが強まる中、行商をしながら資金を蓄え1899年 中華菜館「四海楼」を創業。苦労人で世話好きの平順は、中国人留学生のひどい食生活見かねて ちゃんぽんのルーツと言われる「支那饂飩」(しなうどん)を生み出した。



Posted by きくいち at 08:22│Comments(0)
│郷土銘品