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2016年05月14日

鰹節同様美味しい子持シャコ

シャコ(蝦蛄)の握り。今が旬です♪黒北海道のシャコを浜松で…びっくり

鰹節同様美味しい子持シャコ

美味しいシャコってご存知ですか?本日はシャコの握り寿司の紹介です。シャコって味のないイメージのネタでしょうか?実はシャコ、今が旬です!そして、旬のシャコは甘くてとっても美味しいですナイス
虫系が苦手な方は拡大しないでくださいネニコニコ

シャコは変わっていて、春と秋年に2回旬があります。当店で使うシャコは北海道の小樽湾か石狩湾でとれたものを使っています。この北海道でとれるシャコは、シャコの中でもブランド物の一品とされていて、当店では雄も雌も仕入れています。

鰹節同様美味しい子持シャコ

この旬の時期は、普段は見向きもされない雄が、大変美味しく召し上がっていただけます。とっても美味な味です。このシャコ。知ってる方にお出しすると「お!」と言われる方が結構いらっしゃって、本州のシャコにくらべかなり大きいです。そして一般的に人気があるのは卵の入った雌と言われてます(卵の量にはたぶん驚かれると思いますよびっくり

この雌の味をなんと表現したらいいんでしょうか?いつも悩みますが、食感的には数の子より大粒の卵でプチプチはしてないですが、さっぱりしてながらも甘いと言いますか…すいません上手く伝えれませんにっこり

【語源】
江戸時代はシャクナギ(シャクナゲ)と言われていました。 淡い灰褐色の殻を茹でた時、紫褐色に変わり、それがシャクナゲの花の色に似ていたところから付けられたようです。シャクナゲは石楠花また石花とも書きますが、シャクカ(石花)が、 なまってシャコと呼ばれるようになったそうです。

風流な方が名付け親なんですねおすましちなみに英名は「Mantis shrimp」 訳すと「カマキリ海老」…そのままですねニコニコやっぱり、詫び寂びの分かる日本人の付けた名の方が素敵だと思いませんかはてな

【旬】
シャコの旬は春から初夏。この時季、子を持ちます。しかし、身自体を楽しむなら夏から秋が良いでしょう。シャコは水から上げるとすぐに死んでしまうので、味が落ちる前に活きたまま、茹で上げるのがコツです。( 鮮度が命のお魚ですびっくり

【うんちく】
シャコは沿岸および内湾の水深30mまでの砂泥の海底に生息します。 海底にU字型の巣穴をほり、大小二つの出入り口を作ります。この巣穴で外敵から身を守り、産卵し、そして、狩をして巣穴内で食事をします。シャコは恐るべしハンターで、巣穴近くを通るエビ・カ二・小魚を、 すくい取るように瞬間的に捕らえます。まさに昆虫のカマキリの様。また、暗がりが得意のようで、「明るい月夜には身が減り、闇夜には身が入る」と言われています。

【子持ちのシャコ】
身の中央部に棒状に入る卵のことを「カツブシ」と呼び、鮮やかな朱色をしています。これがまた美味。このカツブシを持ったものは高値で流通します。 余談ですが、シャコを食べるのは日本人とイタリヤ人だけのようです。

【シャコの爪】
シャコ自体はブランド化されていませんが、非常に貴重な部分があります。それは「爪(つめ)」です。シャコの鎌状の大きな捕脚(カマキリに似た)であるハサミの身肉の ことで、米粒よりやや大きい程度。それも一匹から二個しか取れないから、小皿に一杯分ともなればシャコ何十匹にもなります。カ二のはさみの肉に似ており、酢の物やサラダにも使用されますが、ワサビ醤油でも酒の肴に最高です。

【シャコの料理】
シャコと言えば握り寿司。後は活きたものを茹で上げた あつあつを食べるのが最高上昇。他には唐揚げも捨てがたいです(殻ごといけますすし…) しかし漁師さんはもっと簡単に美味しく食べているようです。それは味噌汁びっくり活きたものをハサミでぶつ切りにして、それを味噌汁に ほおり込むだけ… 「このシャコの味噌汁の右に出る味噌汁はありませんびっくり簡単で最高に旨い。蟹の味噌汁の上を行くと思います人差し指

【栄養と効果・健康】
海老や蟹に比べると市場評価は見劣りしますが、栄養価は断然上。 銅・マンガンなどのミネラル。ビタミンA・B1・B2・B12などは海老・蟹よりも多く、高血圧予防に効果があるカリウムやコレステロールの増加を抑える タウリン、それに貧血に効果のあるビタミンB12を特に豊富に含んで いますので血液を正常に保つ働きが期待できます。まさに、健康食品ですねOK

【活きシャコのさばき方】
鰹節同様美味しい子持シャコ

●死んでるのを除いて、生きたまま一気に茹で上げます。
●たっぷりの湯を沸かし、ひとつかみの塩を入れた鍋で約10~15分。
●浮いてくれば出来上がり。
●すぐにザルにあけて冷まします。
●冷水で急激に冷ますと少し水っぽくなりますし、自然に冷ますと皮が剥きにくくなります。状況に合わせて。
●冷めたら頭の付け根をハサミで切り落とし、次に尾をV字型に切り落とします。
●胴体の両脇も真っ直ぐ切り落とします。腹の方から皮を剥きます。頭側から。
●次に背を剥きます。これは尾側から。
●これで食べれますが、すぐに食べない場合はここまでの状態にしてから水気を拭き取りラップ等で空気を遮断して冷凍しておきましょう。




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Posted by きくいち at 14:54│Comments(0)寿司ネタ旬の魚

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