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2018年09月21日

おじさんのウンチク(残念…お月見)

今年、2018年の中秋の名月は9月24日です。
ビジネス多忙で心に余裕がなくなっている今日この頃ですが、お供え物はしないまでも意識してお月見をしてみたらいかがでしょうかニコニコ
ところで皆さんは「中秋の名月」と「お月見」の違いをご存知ですかはてな

中秋の名月とは旧暦8月15日の夜の月のことを「中秋の名月」と言います。 「十五夜お月さん」とも言いますねおすましそして、お月見をするのもこの日です。

おじさんのウンチク(残念…お月見)

まず「中秋」と「仲秋」の違いは本はてな
「中秋」とか「仲秋」と書いて「ちゅうしゅう」と読みますが、これはどういう意味でその違いはあるのでしょうかひみつまず、「ちゅうしゅう」とは、旧暦の秋の真ん中の時期をさします。昔は、旧暦7・8・9月(現在の暦の8・9・10月頃)を「秋」としていました。そして、7月を孟秋(孟は「はじめ」の意味)、8月を仲秋、9月を季秋(季は「末」のこと)と呼んでいました。

このように「旧暦8月」を表すときには、「仲秋」と書き「仲」の文字を使います。一方で「中秋」と「中」の文字を使うと、秋の丁度真ん中の日「旧暦8月15日」だけをさすことになります。一般的に「ちゅうしゅうのめいげつ」は、旧暦8月15日に見える月のことですから、漢字では「中秋の名月」と書くのが正しいのですナイス
つまり「旧暦8月15日の月は中秋の月」で、「旧暦8月の複数の月を仲秋の月」というわけです。中秋の名月は仲秋の月の中の1つですOK

お月見の歴史(由来)
仲秋(8月)にお月見をするのは、夏の作物の収穫もほとんど終わって、稲刈りをするまでの手のあく時期に、稲の豊作を祈る祭りを行ったことが始まりとされていますが(稲の豊作祈願ではなくもともとは芋類の収穫祭、すなわち畑作儀礼だったと考えられているという説も)、実際には正確な起源はわかっていませんはてな

また、中国からの渡来説も有力です。お隣の中国ではかなり古くから「望月(月を見る催し)」という行事があり、それが平安時代に遣唐使によって伝えられたものが日本で広がったとする説です。「お月見」についての日本で最初の記録は、延喜9年(909年)に醍醐天皇が初めて月見の宴を開いたとの記録だそうです。しばらくは高級貴族達だけの風習でしたが、江戸時代になると一般庶民にも広まり、ポピュラーな行事となりました。

お月見は2度おこなうびっくり…これは日本独自の風習
8月の十五夜から約一ヶ月後の、旧暦9月13日を「後の月」とか「十三夜」といい、もう一度お月見をする習慣があり、まだ残っているところもあります。十五夜に月見をしたら、必ず十三夜にも月見をするものとされていました。十五夜だけでは「片月見」といって忌まれていたのです。これは日本独自の風習です。

しかし、ヨーロッパでは、秋分の日に一番近い満月を「収穫月」と呼び、その次に巡ってくる満月を「狩猟月」と呼び祝う風習があるそうです。
日本でも秋分の日に近い旧暦8月15日に「中秋の名月」を祝い、その次の満月の2日前にあたる旧暦9月13日に「後の月」とか「十三夜」と呼ぶお月見をしてきたというのはヨーロッパとも共通するわけで興味深い事ですねおすまし中国にはなくてヨーロッパにあるというのが、単純に中国渡来説を裏付けなくておもしろいですねフフフ

余談びっくり珍名さんです。
「八月十五日」と書いて「なかあき」と読む名字の方がいらっしゃいますびっくり八月十五日=なかあき=中秋のことで昔から八月十五日の月を「中秋の名月」(なかあきのめいげつ)と呼んできました。(はてな) 後の世に「ちゅうしゅう」と呼ぶようになったのでしょうねにっこり

実は一昨日のHHRC例会は月見の宴でした。今年度は井口親睦委員長が新しい企画を考えてくれたようですが、残念ながら出席できず、お月見の話だけ書き込みましたわーん


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Posted by きくいち at 08:06│Comments(0)雑学

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