2013年11月26日
寿命の長い貝…ホッキ(北寄)貝
ホッキ(北寄)貝の正式名称は、ウバガイ(姥貝)ですが、一般的にはホッキ貝の名で広く知れ渡っています。その名前はアイヌ語に由来すると言われ、漢字の「ホッキ貝」は当て字といわれています。 名前の由来は、北海道などで採れる「北に寄った」貝であるためホッキ貝と言われたという説もあるようです。
生息域は冷たい海域を好み、日本では関東以北から北海道などに多く生息し、樺太などのロシア太平洋岸や朝鮮半島北部にも分布しています。太平洋では、千葉県以北、日本海側では富山県以北の沿岸各地に分布していると言われ二枚貝であるホッキ貝は、形は三角形に近い卵型で、長さは10cmほどまで成長し、その殻は厚くて色は成貝は灰黒色になります。成貝は、海底から20cm前後の砂の中に潜って生活しており、水管を伸ばして海中に浮遊するプランクトンなどを海水と一緒に吸い込んで食べています。
ホッキ貝は、生まれて3週間ほど海中を漂い、その後海底に落ちて生活します。その生存率はかなり低く、海の状況によっても大きく変わりますが、生き残った成貝は寿命は長く、30年以上とも言われています。正式名所の(姥貝)ウバガイもこの寿命の長さに由来するとも言われている。
(市場へは北海道、福島産などが多い。とれる場所によって色合いが違い、北海道の樽前浜のものや室蘭のものは真っ黒から焦茶色。福島や茨城のものは薄茶色からクリーム色、大型のものはやや黒っぽい)
甘味があり、シコシコとした歯ごたえがあり、旨みをたっぷりと含んだジューシーな味わいが魅力的。肝機能や動脈硬化の改善など成人病予防に効果のあるタウリンや、旨み成分であるグリシンやアラニンが多く含まれていて、栄養面でも優れた特徴を持っているのです。

主な食べ方は、生のまま刺身にしたり、鮨ネタ(ほど良い身の甘さと柔らかさが寿司としていい味わいです)にされ、他には、殻焼きやホッキご飯、煮物、和え、蒸し物にしても美味しいです。熱を通すと足先の色が黒褐色から鮮やかな橙紅色に変わります。(身をはずして開き軽く湯通しして使いますが、こうすると身が薄く赤紫に染まります。生でも食べられますが熱を通すとぐっと甘味と旨味が増します)
バターで焼くのも美味しく短時間でさっと焼き上げ、香りづけにニンニクなどを使ったらより美味しく、貝柱やヒモは炊き込みご飯に炊くと、アクがなくて美味しいです。これを煮豆のだし代わりに入れると、最高の煮豆になります。また同様にヒジキ、竹の子などと煮ても美味しく、貝柱やヒモをかき揚げにして美味です。
北海道の苫小牧や福島県浜通りでは、ホッキカレーやホッキ貝の炊き込みごはんが一般家庭で作られており、最近は学校給食のメニューにも採用されるなど、郷土の味として市民生活に定着しているそうです。
福島県浜通名物ホッキカレー…肉の代わりにホッキを使っているだけの素朴なもの。その昔は肉よりもホッキの方が安かったため(ホッキをそのまま炊き込むものと、甘辛く煮て、混ぜるタイプがあるそうです)
生息域は冷たい海域を好み、日本では関東以北から北海道などに多く生息し、樺太などのロシア太平洋岸や朝鮮半島北部にも分布しています。太平洋では、千葉県以北、日本海側では富山県以北の沿岸各地に分布していると言われ二枚貝であるホッキ貝は、形は三角形に近い卵型で、長さは10cmほどまで成長し、その殻は厚くて色は成貝は灰黒色になります。成貝は、海底から20cm前後の砂の中に潜って生活しており、水管を伸ばして海中に浮遊するプランクトンなどを海水と一緒に吸い込んで食べています。

ホッキ貝は、生まれて3週間ほど海中を漂い、その後海底に落ちて生活します。その生存率はかなり低く、海の状況によっても大きく変わりますが、生き残った成貝は寿命は長く、30年以上とも言われています。正式名所の(姥貝)ウバガイもこの寿命の長さに由来するとも言われている。
(市場へは北海道、福島産などが多い。とれる場所によって色合いが違い、北海道の樽前浜のものや室蘭のものは真っ黒から焦茶色。福島や茨城のものは薄茶色からクリーム色、大型のものはやや黒っぽい)

甘味があり、シコシコとした歯ごたえがあり、旨みをたっぷりと含んだジューシーな味わいが魅力的。肝機能や動脈硬化の改善など成人病予防に効果のあるタウリンや、旨み成分であるグリシンやアラニンが多く含まれていて、栄養面でも優れた特徴を持っているのです。

主な食べ方は、生のまま刺身にしたり、鮨ネタ(ほど良い身の甘さと柔らかさが寿司としていい味わいです)にされ、他には、殻焼きやホッキご飯、煮物、和え、蒸し物にしても美味しいです。熱を通すと足先の色が黒褐色から鮮やかな橙紅色に変わります。(身をはずして開き軽く湯通しして使いますが、こうすると身が薄く赤紫に染まります。生でも食べられますが熱を通すとぐっと甘味と旨味が増します)
バターで焼くのも美味しく短時間でさっと焼き上げ、香りづけにニンニクなどを使ったらより美味しく、貝柱やヒモは炊き込みご飯に炊くと、アクがなくて美味しいです。これを煮豆のだし代わりに入れると、最高の煮豆になります。また同様にヒジキ、竹の子などと煮ても美味しく、貝柱やヒモをかき揚げにして美味です。
北海道の苫小牧や福島県浜通りでは、ホッキカレーやホッキ貝の炊き込みごはんが一般家庭で作られており、最近は学校給食のメニューにも採用されるなど、郷土の味として市民生活に定着しているそうです。
福島県浜通名物ホッキカレー…肉の代わりにホッキを使っているだけの素朴なもの。その昔は肉よりもホッキの方が安かったため(ホッキをそのまま炊き込むものと、甘辛く煮て、混ぜるタイプがあるそうです)
Posted by きくいち at 15:38│Comments(0)
│寿司ネタ