2011年11月14日
芳醇で甘い、西洋梨
西洋梨といえば「ラ・フランス」が有名ですが、最近は「ル・レクチェ」や「バートレット」などさまざまな品種が店頭に並ぶようになりました。外観はでこぼことしていて特徴的ですが、果肉はジューシーで甘くとろけるような食感をしていて、一度食べたらやみつきになるおいしさです。

生産量のおよそ7割を占めていて、日本における洋梨の代表格なのがラ・フランスです。
収穫時期は10月上旬~中旬頃からで1864年にフランスで発見された品種ですが、現在ヨーロッパではほとんど栽培されていません。外観は悪いのですが甘味の中にほんのり酸味があり、果汁たっぷりの果肉はとろけるような口当たりです。熟しても果皮の色はあまり変わらず、香りもさほど強くありませんが、軸の周りの果肉に弾力が出てきます。
一般的に洋梨の形状は、和梨がほぼ球形であるのに対して、洋梨はやや縦に長く、いびつで独特な形をしています。品種によっては、和梨ほどではないのですが比較的球形に近いもの、逆に、縦に長いものなどもあります。果皮は赤や黄色、緑など様々ですが、日本において栽培されている品種の多くは緑色で、追熟させると黄色になります。また、果皮には「さび」と呼ばれる、傷のような褐色の斑が多数あります。
味は酒のように芳醇で甘く、食感はまろやかで和梨独特のしゃりしゃりとした食感はありません。ただし、収穫したての時は硬く美味しくありませんが追熟といって、一定期間置くと熟し、果皮は黄色になり、強い芳香を発するようになります。また、果肉も軟らかくなり、美味しく食べることができます。これは、追熟によって果実に含まれるデンプンが分解されて果糖、ブドウ糖などの糖となるとともに、ペクチンのゲル化により、甘みと滑らかさが増加するためです。なお、冷蔵庫などで冷却することにより、追熟を中断することができます。
西洋梨は追熟が必要なため、食べ頃を見極めるのが少し難しい面もあります。初めは失敗することもあるかもしれませんが、何度か試すとコツが分かってきます。
バートレットなどの早生種は8月下旬から9月初めに収穫され、9月中には食べ頃となりますが、ラ・フランスなど多くの品種は10月から11月初めにかけて収穫され、食べ頃となるのは11月~12月です。
形の美しさはあまり味に関係ありませんが、果皮に傷があるものは腐りやすいので避けましょう。基本的に果皮が黄色みを帯びて、軸の回りを押したときにやわらかさを感じれば食べ頃。熟してくると軸も茶色くなって乾燥してきます。ル・レクチェなどの品種は熟すにつれて香りが強くなるので、この点も要チェックです。
保存法と食べ方…

生産量のおよそ7割を占めていて、日本における洋梨の代表格なのがラ・フランスです。
収穫時期は10月上旬~中旬頃からで1864年にフランスで発見された品種ですが、現在ヨーロッパではほとんど栽培されていません。外観は悪いのですが甘味の中にほんのり酸味があり、果汁たっぷりの果肉はとろけるような口当たりです。熟しても果皮の色はあまり変わらず、香りもさほど強くありませんが、軸の周りの果肉に弾力が出てきます。
一般的に洋梨の形状は、和梨がほぼ球形であるのに対して、洋梨はやや縦に長く、いびつで独特な形をしています。品種によっては、和梨ほどではないのですが比較的球形に近いもの、逆に、縦に長いものなどもあります。果皮は赤や黄色、緑など様々ですが、日本において栽培されている品種の多くは緑色で、追熟させると黄色になります。また、果皮には「さび」と呼ばれる、傷のような褐色の斑が多数あります。
味は酒のように芳醇で甘く、食感はまろやかで和梨独特のしゃりしゃりとした食感はありません。ただし、収穫したての時は硬く美味しくありませんが追熟といって、一定期間置くと熟し、果皮は黄色になり、強い芳香を発するようになります。また、果肉も軟らかくなり、美味しく食べることができます。これは、追熟によって果実に含まれるデンプンが分解されて果糖、ブドウ糖などの糖となるとともに、ペクチンのゲル化により、甘みと滑らかさが増加するためです。なお、冷蔵庫などで冷却することにより、追熟を中断することができます。
西洋梨は追熟が必要なため、食べ頃を見極めるのが少し難しい面もあります。初めは失敗することもあるかもしれませんが、何度か試すとコツが分かってきます。
バートレットなどの早生種は8月下旬から9月初めに収穫され、9月中には食べ頃となりますが、ラ・フランスなど多くの品種は10月から11月初めにかけて収穫され、食べ頃となるのは11月~12月です。
形の美しさはあまり味に関係ありませんが、果皮に傷があるものは腐りやすいので避けましょう。基本的に果皮が黄色みを帯びて、軸の回りを押したときにやわらかさを感じれば食べ頃。熟してくると軸も茶色くなって乾燥してきます。ル・レクチェなどの品種は熟すにつれて香りが強くなるので、この点も要チェックです。
保存法と食べ方…
保存方法
西洋梨は、日本梨とは違い追熟させる必要があります。お店によっては完熟したものを販売している場合もあるので、念のためお店の人に確認したほうがいいと思います。
追熟させる場合は、紙袋などに入れて15~20度前後の部屋で保存します。30度を超える場所で保存すると、追熟障害が起こるので注意してください。早く追熟させたい場合には、りんごと一緒にビニールに入れておきます。果実の肩の部分をそっと押してやわらかさを感じれば食べ頃です。その頃には香りも出てきますから…。完熟したら冷蔵庫で2~3時間冷やしてから食べましょう。なお、完熟した西洋なしは傷みやすいので早めに食べきるようにしてください。
長期保存したい場合は、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。ただし追熟が止まってしまうので、食べる数日前には常温で追熟させるようにしてください。
西洋梨は枝側よりもお尻(果頂部)のほうが甘い傾向にあります。食べるときはリンゴのようにカットし、枝側のほうから食べるとよいでしょう。
食べ方
西洋梨は、櫛型に切って食べます。くり抜きがある場合は、皮つきのまま二等分にして、芯の部分をくり抜いてからさらに半分に切り、皮をむきます。くり抜きがないときは包丁で芯の部分をとり、皮をむきます。色が変わりやすく、また果肉がやわらかいので、全部皮をむいてから切るより、切ってから皮をむくほうをおすすめします。
洋梨とチーズで手軽なオードブル
西洋梨を5mmくらいにスライスして、カマンベールなどのチーズにはさむと、手軽で乙なオードブル。これは絶対のおすすめ。チーズにはリンゴも合いますし生ハムを添えも赤ワインとなれば最高です。
ワイン煮
ワイン煮やシロップ煮にしてみましょう。
西洋梨のワイン煮は、赤ワイン、白ワインお好きなほうでどうぞ。
梨を赤ワインで煮て可愛い色のコンポートに、白ワインで煮たらすっきり爽やかな色に…甘くて美味しいです。洋梨は硬めの洋梨を使いあらかじめ櫛型に切っておきます。
ワイン、水、砂糖適量、レモン汁またはオレンジ果汁などを少々を入れて火にかけ、沸騰したら洋梨を入れて柔らかくなるまで煮ます。アクを取りながら、全体に色がつくように煮て、火からおろし、荒熱をとった後、冷蔵庫に入れて十分冷やします。
生クリーム、アイスクリーム、ヨーグルトを添えたり、ミントの葉を添えたりすると食感の良さとみずみずしさはそのままに、白ワインとミントの香りがきいた上品なデザートになります。タルトやケーキも手軽にできます。シロップもカクテルやゼリーにご利用ください。
西洋梨は、日本梨とは違い追熟させる必要があります。お店によっては完熟したものを販売している場合もあるので、念のためお店の人に確認したほうがいいと思います。
追熟させる場合は、紙袋などに入れて15~20度前後の部屋で保存します。30度を超える場所で保存すると、追熟障害が起こるので注意してください。早く追熟させたい場合には、りんごと一緒にビニールに入れておきます。果実の肩の部分をそっと押してやわらかさを感じれば食べ頃です。その頃には香りも出てきますから…。完熟したら冷蔵庫で2~3時間冷やしてから食べましょう。なお、完熟した西洋なしは傷みやすいので早めに食べきるようにしてください。
長期保存したい場合は、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。ただし追熟が止まってしまうので、食べる数日前には常温で追熟させるようにしてください。
西洋梨は枝側よりもお尻(果頂部)のほうが甘い傾向にあります。食べるときはリンゴのようにカットし、枝側のほうから食べるとよいでしょう。
食べ方
西洋梨は、櫛型に切って食べます。くり抜きがある場合は、皮つきのまま二等分にして、芯の部分をくり抜いてからさらに半分に切り、皮をむきます。くり抜きがないときは包丁で芯の部分をとり、皮をむきます。色が変わりやすく、また果肉がやわらかいので、全部皮をむいてから切るより、切ってから皮をむくほうをおすすめします。
洋梨とチーズで手軽なオードブル
西洋梨を5mmくらいにスライスして、カマンベールなどのチーズにはさむと、手軽で乙なオードブル。これは絶対のおすすめ。チーズにはリンゴも合いますし生ハムを添えも赤ワインとなれば最高です。
ワイン煮
ワイン煮やシロップ煮にしてみましょう。
西洋梨のワイン煮は、赤ワイン、白ワインお好きなほうでどうぞ。
梨を赤ワインで煮て可愛い色のコンポートに、白ワインで煮たらすっきり爽やかな色に…甘くて美味しいです。洋梨は硬めの洋梨を使いあらかじめ櫛型に切っておきます。
ワイン、水、砂糖適量、レモン汁またはオレンジ果汁などを少々を入れて火にかけ、沸騰したら洋梨を入れて柔らかくなるまで煮ます。アクを取りながら、全体に色がつくように煮て、火からおろし、荒熱をとった後、冷蔵庫に入れて十分冷やします。
生クリーム、アイスクリーム、ヨーグルトを添えたり、ミントの葉を添えたりすると食感の良さとみずみずしさはそのままに、白ワインとミントの香りがきいた上品なデザートになります。タルトやケーキも手軽にできます。シロップもカクテルやゼリーにご利用ください。
Posted by きくいち at 10:02│Comments(0)
│季節の野菜と果実