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2010年09月16日

八丁味噌(赤出汁)

最近、名古屋圏で味噌グルメが再び話題になっているようです。

もともと赤味噌を使った料理は多いのですが、B級グルメブームで
さらに色々な商品が開発されているようです。
 
味噌たんたん麺、赤味噌肉まん(上郷SAで販売)
味噌ソフトクリーム(刈谷SAで販売)などや
赤味噌をシート状にして、海苔やライスペーパー代わりに使用した物もあるようです。
(赤味噌シートのおむすび等)

赤味噌…八丁味噌は、米麹や麦麹を用いず大豆のみから
作られる豆味噌の一種であり、赤褐色の辛口味噌です。

名古屋圏では「味噌汁」といえば八丁味噌を用いた赤い汁のものが一般的であり
米味噌を用いた味噌汁のことは「白味噌汁」と言って区別しています。

二夏二冬以上のあいだ人の手を入れること無くだたひたすら
八丁の地の気候風土の中で熟成をさせた逸品です。
他の味噌と比べて硬く、大豆の旨味を凝縮した濃厚な味で、熟成された旨味が多く
少々の酸味と渋味、苦味のある濃厚な風味を特徴としています。

調べてみると、名前の由来は
主に八丁村(岡崎城より西へ8町離れていたことが村名の由来とされていて、
現在の岡崎市八帖町)で作られていたことから、八丁味噌と呼ばれるようになったらしく
三河味噌や三州味噌とも別称されているようです。

現在、 「カクキュー」(合資会社八丁味噌)と「まるや八丁味噌」の2軒でのみ製造されていて
両社ともに岡崎市八帖町のある味噌蔵のようです。

この八丁味噌に、京都の桜味噌をブレンドさせて当店では赤出汁を作ります。
八丁のコクと桜の甘味がマッチして、出汁を引き立たせ、アサリやシジミの味噌汁は最高です。
さらに浜名湖の青海苔を入れると風味が倍増して
お酒を飲んだ後やお寿司をつまんだ後の余韻は心が和みます。

一日の最後を赤出汁でしめてみてはいかがですか…?

補足ですが、当店でも八丁味噌は色々な料理に利用しています。
最近のコースに八丁味噌とデミグラスソースを混ぜ合わした和牛のシチューなども作りました。
和の伝統を生かしながら、少し洋を取り入れた料理も作っていますのでこちらもご賞味下さい。
 



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Posted by きくいち at 12:00│Comments(0)大将

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