› きくいち日記 › 2010年08月

  

2010年08月31日

気候変動

今日は8月31日で野菜の日…。

1983年(昭和58年)に、全国青果物商業協同組合連合会他、8団体が野菜のPRを目的に
「や(8)さ(3)い(1)」と語呂合わせで今日の日を記念日に制定したようです。

今年は、まれに見る猛暑で、気象変動が野菜に限らず、生物の多様性を混乱させているようです。

昨日のニュースでも取り上げられていましたが、

シラス漁の不漁(用宗、吉田、御前崎、福田、舞阪、新居、全ての漁港で水揚げが半減)
ハマチ、カンパチの養殖が猛暑の影響で赤潮が発生して大半が死んでしまったようです。

秋刀魚の不漁は連日のニュースでご存知の通り…。

秋刀魚は海水温の変化に敏感で北海道東岸の水温が上がり秋刀魚群れが、
水温の低い東の海域に移動して、漁場が数千キロ離れてしまい、
根室や釧路から漁に行っては採算が取れないらしい。

この分だと秋シャケ漁も不調でイクラや正月の新巻にも影響するかもしれない…。

小鰯の不漁で鰹の餌が不足し、これから脂をつける戻り鰹がやせてしまうし、

魚に限らず、牛も高温で餌を食べず、牛乳の出が悪く、栄養分が少ないようです。

そしてお米の収穫量も、夜の温度が1度上がるとその量が減るらしいのです。

更に野菜の収穫にも影響を及ぼしています。

こうした事は直ぐに私たちの食生活に跳ね返ってきます。

地球温暖化は日々の暮らしのおおいなる問題ではないでしょうか…?。  

Posted by きくいち at 10:59Comments(0)大将

2010年08月30日

夏がきと大あさり

夏に入荷するのが岩牡蠣です。



いわゆる「夏ガキ」で以前は、鳥取、石川、新潟、山形、千葉、鹿児島灘などでしか獲れず
市場ににもあまり出回らなかったのですが、
最近は、宮城、福島、石川、京都舞鶴、静岡、愛知三河、三重熊野灘、和歌山、四国各県、
九州宮崎他太平洋岸など各地に広がり一般的になりました。
特に長崎県壱岐は養殖で有名です。

旬は春から夏で独特な渋味と濃厚な旨味があり、
生でそのまま食べるのが一般的ですが、レモンなどの柑橘類を搾って食べても美味しいです。

焼きガキにすると旨味はがより濃くなりますが渋味は消えます。
蒸してもフライにしても美味しいく真牡蠣(冬ガキ)に比べ大きいので食べ応えがあります。


知多半島伊良湖で有名な大アサリ



三河湾、伊勢湾の観光地で(焼き大あさり)としてよく浜焼きされています。

貝殻の内側が紫色になっているのでウチムラサキ貝と呼ばれアサリとは別の種類です。

旬は5月、10月の産卵期の前で、直前の4月、9月はが殻に身が一杯詰まっています。

生は渋味がありますが、焼いて食べると身の味もよく美味しいです。

煮たり汁物にしてもいいですが、直ぐに身が堅くなるにで、
醤油と酒で軽く焼くが一番美味く、酒のつまみには合います。

今晩は貝をお楽しみ下さい。   

Posted by きくいち at 09:08Comments(0)お酒のつまみ

2010年08月29日

皆★ありがとう★

まだまだ、暑いけど、体は、大丈夫?

私は、超暑がりで、浴衣の中は、相変わらず、汗だくです( ´△`)

昨夜は、私の高校時代の仲間達が、来てくれました★
私ぐらいかなぁ〜身体が2倍になったの…(-゜3゜)ノ

声を聞いているだけで、タイムスリップしたみたい∞∞∞

今回で3回目になるの♪
有り難いことで…私事だけど、飲食の仕事につくということは、飲み会や同窓会などが、
顔を出すことが出来ず、淋しい思いをしていたのが、本音!

だったら、うちの店で、やっでもらっちゃお〜と思い、思いきって、言っちゃいました(^○^)

嬉しいもので、快く受け入れてもらっちゃって、感謝感激☆☆☆

中には、前日も、お食事会を開いてくれて、2日連ちゃんで、きくいちに足を運んで頂きました*

なかえみ、ありがとう
ホントにありがとう
(*^▽^)/★*☆♪

前回は、先生まで、来て頂いて…白髪になっていて、また、現実に戻ったぁ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

また、気軽に一人でも、寄ってください!いつでも、私でよかったら、お相手致します(^_-)

夏バテしないでね!!

今度は、写真撮っていい!?

【新米女将】

  

Posted by きくいち at 13:08Comments(2)新米女将

2010年08月29日

魚の数え方

普通、魚を数える時には、匹(ひき)と言いますが、これは生きている魚を数える時で
水揚げされて商品になった魚は尾(び)と言って数えます。


   【煮付けて美味しいキンキなど】

他にも数え方があって

烏賊(イカ)や蛸(タコ)など頭足類は杯(はい)…イカがトルフィーにているからとの説。
または、盃(はい)…これはイカが徳利に似てることから…


   【塩辛に漬けるするめイカ】

鮑(あわび)や蟹(カニ)も盃(はい)…これも鮑の殻や蟹の甲羅も同じ意味で盃にたとえられての事

鮪などの大型魚は本(ほん)…卸した物が節(ふし)とか丁(ちょう)
ブロック状にすると(ころ)になります。


   【先日のインド鮪のトロ】

鰈(カレイ)平目、スルメなど平たいものは枚(まい)
白魚、サヨリなどの細い魚は条(じょう)または筋(すじ)

鯨に限っては頭(とう)
貝類のみは貝(ばい)


   【タイラ貝とホッキ貝など】

鯉は折(おり)で
白子などの魚卵は腹(はら)などです。

後、干した魚は、鯵(アジ)などは枚(まい)
鰯(イワシ)など束ねて干した物は連(れん)

スルメや開きの魚は10枚で一連(れん)

鰹節は本(ほん)、鰻(ウナギ)は串刺して焼いたものが串(くし)で蒲焼が枚(まい)

また鮭(シャケ)や鰊(ニシン)の取引の時に使われるの石(こく)で

二シンは200尾で一束(そく)海苔は10枚で1帖(じょう)など

色々な数え方がありますので、参考までに頭の片隅にでも入れておいて下さい。

  

Posted by きくいち at 11:30Comments(0)大将

2010年08月28日

どうまん蟹

どうまん蟹が入荷しました。



正式名称は「トゲノコギリガザミ」で高知や九州、沖縄でも獲れますが
やはり浜名湖産はブランドです。
中でも白須の物がよく、身の詰まったいい物がやっと入りました。
今年は昨年、放流がうまくいかず量が少ないようです。

例年4月頃からあがり始めますが、オスは7月から10月頃まで、
メスは9月から12月までがお勧めで、
今からが、美味しい時期になります。冬季の漁獲はありません。

身を重視するなら爪の大きいオスがお勧めですし、
卵(内子)を楽しむなら、秋から冬にかけたメスがお勧めです。
夏のメスでも卵(内子)は無くても、ミソが充分詰まっている物があります。

今回仕入れた物は、ずっしりと重みがあり、
800グラム前後の大きめの物だけ選別しましたから
身も充分に詰まっています。

幻の蟹「浜名湖のどうまん」をどうぞ…  

Posted by きくいち at 12:11Comments(0)旬の魚

2010年08月28日

めだか★うまれたぁ( 泣)

今、自宅には、
夏祭りに捕まえた、金魚!

毎年、頂ける、カブトムシファミリー!

去年は、中田島町道路の溝で捕まえる、ザリガニ!めだか!

今年は、ザリガニ、めだかが捕りにいけず、ムスコにどうしても、めだかが欲しいと言われ、
クヤシイケド、ホームセンターで5匹ほどヒメダカ★を買いました(*_*)

なかなか、長生きをして、ふ化するまで、育たなくて、苦戦していました☆

で今年も、めだか★が家に来て1か月が経とうとしたとき、次々と、めだか★が、息途切れ初め、
とうとう誰もいなくなりました(-_-)



が、が、赤ちゃんがいたんです(*^ー^)ノ♪
全長5ミリ!!

今は、赤ちゃん、一人きりだけど、大切に育てます*
写真に写りませんでした(´・ω・)ごめんなさい♪

【新米女将】

  

Posted by きくいち at 08:40Comments(1)新米女将

2010年08月27日

夏の野菜(だだちゃ豆、石川芋、アメーラトマト)

生ビールと言ったら枝豆…

その枝豆の中で日本一美味しいと言われているのが、山形県鶴岡市のだだちゃ豆です。
普通の枝豆よりアミノ酸、糖分が多く独特の旨味とコクがあります。
最近では新潟や北関東、近縁種の物が栽培収穫されていますが
本物は庄内白山のだだちゃ豆です。

「だだ」とは庄内の方言でお父さんのこと…一番美味しいと言う意味があるようです。
今の時期しか食べられません。


石川芋…5月沖縄、九州で出始め8月に品質のよい静岡産が出てきます。
もともとは石川早生と呼ばれ大阪の石川村で栽培されていた事から
この名前がついたようですが、静岡産は全国で有名な産地になりました。
丸くて小さな里芋ですが味がとてもよく、ことにヌメリが多く、皮離れがいいので
キヌカツギとしてよく利用されます。

蒸しあがった芋に軽く塩を振って食べたらこれもまたビールに最高


そして最後がフルーツトマト
テレビでも話題になった静岡産高糖度「アメーラトマト

普通のトマトの3分の1の大きさで2倍以上の甘さがあります。
初夏が一番甘く感じますがこれからコクが出て味が濃くなります。

魚料理の箸休め…猛暑の中のひと時の清涼感を
夏の野菜でとってみてはいかがでしょうか…  

Posted by きくいち at 14:01Comments(0)季節の野菜と果実

2010年08月26日

目光「アオメエソ」

三河産の目光「メヒカリ」が解禁になりました。



目光と言うと、一昔前は深海底引きの雑魚で

主に、干し物や唐揚で食べる事が多かったのですが

近年流通量が少なくなり高級魚とも言える存在になりつつあります。

塩焼きにしても美味しいのですが、鮮度のよいものは刺身で食べられます。

身は柔らかいですが、脂が強くまったりとした味で、この脂がとても美味いのです。

特に寿司に握って、軽く炙るとその味に病みつきなるお客さんも多く、隠れた逸品です。

目光イコール天婦羅などと言う固定概念から外れてみては…  

Posted by きくいち at 12:53Comments(0)旬の魚

2010年08月25日

稲荷すし

市川海老蔵が結婚して1ヶ月近くなるが

歌舞伎宗家、市川団十郎家のお家芸である歌舞伎十八番の中の

演題のひとつに助六と言うのがあり、

助六は任侠で野暮な男らしく、その愛人の花魁が「揚巻」と言われているようです。

どうも「助六すし」はそこから洒落て名づけられたようです

げと寿司と言うことで…



稲荷寿司は天保の飢饉のころ名古屋からはじまったと言われています。

最初はおからを詰めて作り屋台で江戸市中に売りまわっていたようで、

おからなどを詰めてワサビ醤油で食べていたので
「はなはだ下直(低価格)」とも言われていたようです。

語源は、油揚げが稲荷信仰に関わりの深い狐の好物であることに由来しています。
このため「狐寿司」と呼ぶ地方もあります。

当時は油揚げの一方を裂いて袋状にし、木茸、カンピョウなどを刻みいれた物らしく
現代の稲荷寿司のように煮付けた油揚げではなかったようです。

油揚げ中に酢飯のみを詰める場合と、
「五目稲荷」と言って酢飯にニンジンや椎茸、ゴマなどを混ぜ込んで詰める物もあります。

岐阜県あたりを境に、東は四角、西は三角と、地域によって形が分かれているようです。

稲荷寿司も時代によって色々な物が考案され販売されていますが、
当店では開店以来変わらず、酒と醤油、砂糖で味付けした
ごくシンプルないなりを仕込んでいますので
お弁当代わりなどに是非一度ご利用してみてください。  

Posted by きくいち at 11:44Comments(0)寿司ネタ

2010年08月24日

夏の(土用)しじみ

都心のオフィス街のコンビ二では早くも、おでんがよく売れているようだ。
これは長い間、冷房の効いたオフィスで働き、体が冷え切ってしまった女性が
体を暖めるために、おでんを買いもとめているらしい…

夏バテ、冷え性にうってつけの食べ物がある。

それは蜆なのだ…。

  【青森小川原湖産、大和しじみ】

2月頃が最盛期で「寒シジミ」と言われ一番美味しいが、
実は夏のシジミは子を持っていて冬につぐ美味しさで「土用シジミ」とし知られています。

昔から土用シジミは「腹薬」として夏の強壮食として食べらていますが、

今では土用の丑の日に鰻と共に食べるといいと言うような、
イベントが各地で組まれ売り出されているようです。

シジミは昔から、黄疸に効く、母乳の出をよくする、寝汗によい、二日酔いに効く、肝臓、冷え性、
疲労回復に役立つなど多くの健康にまつわる言い伝えがあります。

これはシジミにはバランスよく含まれる必須のアミノ酸があり、
オルニチンが肝臓に作用するからだそうです。

シジミは汽水湖で育ちますので(真シジミは淡水で生息する)、
上手な砂出しが必要で、少量の塩水に浸るぐらいの量で砂出しをするといいでしょう。
塩水に漬け込んでしまうと呼吸が出来ず、栄養素と旨味が半減します。

更に砂出しした後、冷凍にすると、呼吸が出来なくなったシジミがストレスで
旨味成分の「コハク酸」を溜め込むので2倍にも3倍にも、旨味が出ます。

島根県宍道湖は産地として有名ですが、北海道網走湖、千葉利根川河口、
三重木曽川河口、大阪淀川河口などでも収獲されます。

我々、職人の間では夏の時期に大粒な、青森十三湖、小川原湖の物が好んで使われます。

江戸っ子はシジミ汁の身を「セコイ」と言って汁だけ飲みますが、
身に栄養素がたくさん含まれていますので、面倒でも貝の身も食べてください。

スッポンだけでなく滋養強壮には、シジミも最適ですよ…。  

Posted by きくいち at 13:54Comments(0)旬の魚

2010年08月24日

PS…私の口!?

スッポンのことで、頭が一杯で私の口!?の追加ですO(≧∇≦)O !!

全然、たわいも無いことなんですが、昨夜、店で、唇を虫に喰われました!?
口、ぶんぶくれてます(涙)
只今は、アゴの方がぶんぶくれてます…!!!!



スッポンの事、昨日から気になっていたから、
なんだか、スッポンになった気分!?
口出てるから(^.^)

私事でごめんなさい☆
皆さんも、顔、虫に刺されないように〜

ヾ(・ε・。)ォィォィ

  

Posted by きくいち at 11:25Comments(0)新米女将

2010年08月24日

スッポンと私の口!?







































毎日、お疲れ様です♪

昨日、34回目のスッポン供養祭へ佐鳴湖に、大将と同行させて頂きました★

私にとっては、供養というと、亡くなった人間の供養・もう、古くなった人形の供養などしか、知らなくて、今回スッポン供養祭に参列させて頂き、古い歴史の延長で食べ物の有り難さ、穀物は勿論、生きものを食するという、感謝の気持ち、いつまでも、忘れないように、これからも、ずっと、受け継がれたら…

なんて、シミジミ感じていた私ですm(__)m

皆さん、浜松が、日本一スッポンの養殖の街って、知ってました?

私は、はずかしながら、昨日、知りました(涙)

供養祭の最後には、きくいちの大将が、
『スッポンへの愛』を
力説しました(⌒0⌒)/~~



きくいちでも、予約注文で、スッポンフルコースを受け付けています★☆★
スッポン食べて、残暑を乗りきりましょ(^-^)v

〈新米女将〉  

Posted by きくいち at 10:59Comments(1)新米女将

2010年08月23日

スッポン供養祭

毎年8月のこの時期に料理組合の主催でスッポン供養蔡が行われます。



今年のスッポンは4年物で500g…少し小さめ


浜松はスッポンの養べつ(スッポンの養殖の事)が全国でもトップで、
築地の業者や地元の業者、それに料理関係者が集まり、
佐鳴湖西岸でスッポンの供養をし、その後、湖に放流しているのです。


10年ほど前に公園に寄贈した供養塔





スッポンと言うと滋養強壮の食材として
「男性の精力剤」のイメージが強いようですが、
女性にとって欠かせない鉄やリン、コラーゲンやビタミン群が豊富に含まれた
まさに究極の美容健康食品です



スッポンは美味しい出汁が出るので、鍋料理
(まる鍋…スッポンは甲羅、爪、膀胱、胆嚢以外全て食べられるので「まる」と言われています)
雑炊、唐揚、食前酒としての生血(ワインや焼酎で割って供す)などが
食通の間で楽しまれています。

当店でもスッポンのコース料理を行っていますので、
お気軽にご予約してください。

スッポンで猛暑を乗り切りましょう…

諺…月とスッポン…水に映った月とスッポンの甲羅をたとえ、
同じように丸いがまったくかけ離れていることを言う。
月ペイの差(比較にならないほど差があること)  

Posted by きくいち at 16:59Comments(0)大将

2010年08月22日

鰯(イワシ)

これから秋にかけて、鰯(イワシ)に脂が乗ってきます。

  【千葉房総産のまるみをおびた真イワシ】

マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシを通常イワシと呼びますが、イワシ3種とも言います。

万人向けの魚で料理方法も多く重宝されています。

千葉外房で有名な「なめろう」…イワシの身を細かく叩き茗荷や生姜、葱、味噌と和えた物。

それを、椿の葉やあわびの殻につめて焼く「さんが焼」

金沢の郷土料理の「イワシの塩いり」…塩茹でしたイワシを水分を飛ばすように煎って
酢味噌や大根おろしで食べる(カタクチイワシ)

北九州、福岡では昆布出汁で煮ながら「ちり鍋」にしています。

イワシを酢で味付けおからを鮨めし代わりした「イワシのオカラ寿司」は各地の郷土料理として
富山、愛媛(ほうかむり)、島根(おまんすし)、岡山(あずますし)などがあります。

九十九里で作られるイワシの慣れすし「くさりすし」は塩漬けしたいわしをご飯に漬け込んだ物です。

能登半島では「よしる」と言って魚醤の原料にも使われています。

後はシラス干しにちりめん

シラスは鰻などの稚魚ですがシラス干しはイワシの稚魚です。
(ほとんどがカタクチイワシの稚魚で、マイワシは産卵孵化後、稚魚が広域に分散してしまいます。)

生シラスとして食べるのは静岡、高知が産地で有名です。

高知ではウルメ干しも有名です(ウルメイワシは脂が少なくほとんどがめざしとして干し物になる)

このほかにも、天婦羅にしたりして加熱調理にも色々利用されているイワシですが

ここは一番…握り寿司で…


イワシの価値観が代わりますよ…

「イワシの頭も信心から」…どんな物でも信心さえすればご利益があるということ。  

Posted by きくいち at 13:28Comments(0)旬の魚

2010年08月21日

新烏賊(コウイカ)

新イカが出始めました。



春に生まれ孵化した「コウイカ」が浅瀬で成長して夏に「新イカ」として出回ります。

このしろに「新子」と言う夏に風物詩があるように、
コウイカにも夏に「新イカ」というすし通を唸らせるネタがあるのです。

新子と同じく2匹で握り1カンにしかならないごく小さい物が
東京では珍重され高値となりますが、
普通は1匹で握り1カンほどの物で、柔らかくほどよい旨味と甘味があり
鮨飯との相性がことのほかいいのです。

産地は東京湾物が秋で、九州、瀬戸内、三河湾などで
今回、仕入れた物は淡路沖の物です。

軽く湯がいて「ツメ」をぬって食べるのもいいでしょう…

旬のネタを鮨屋のカウンターで粋に食べてみては…  

Posted by きくいち at 11:39Comments(0)旬の魚

2010年08月20日

蟹の泡(かにのあわ)

蟹が泡を吹いているのを見たことのある人は多いでしょう…。
蟹に限らず海老も泡を吹くのですが、なぜかご存知ですか?





蟹や海老は魚と同じくエラ呼吸ですから、肺で呼吸する亀や蛙と違って
ずっと水の中に潜って入れます。

そんな、蟹や海老が陸に上がっても魚のように死なないのは、
空気中にある酸素をとらえるために、泡を吹き酸素を溶かし
エラで呼吸をしているからなんです。

これは生き延びるための知恵で、水中では泡を吹くことはありません。

ビックリして泡を吹く皆さん方とは違いますね…ニコニコ

諺…「蟹の念仏」…口の中でブツブツつぶやく姿を蟹の泡を吹く姿にたとえて言う事。  

Posted by きくいち at 11:15Comments(0)大将

2010年08月19日

焼酎(芋)

本日は芋焼酎を紹介します。

芋焼酎


竹香蔵
厳選されたコガネセンガンを原料に竹炭を使った手法で作り上げた逸品です。
竹炭を濾過に使用すると芋焼酎の魅力を失いかけないため、
「もろみ」の段階で使用し、ふくよかな香りと旨味をそのままに
すっきりした美味しさを引き出しています。
竹林を使用する事で二日酔いの原因となる成分も排除しています。
深い味わいと豊かな香りをお楽しみ下さい。

杜の妖精
やきいも焼酎
原材料は珍しい紅おとめと白さつまを用いて、
その芋を焼き芋にしてふくよかな旨味を引き出しています。
麹米はひのひかりを使用し芋の味と香りがしっかり出ていて、
今までに無い上品でこくのある味わいです。

黒霧島
原材料、コガネセンガン、黒麹
醸造元、霧島酒造
黒麹の醸す上手さトロリとした甘味、きりっとした後味
伝統の酒蔵の卓越した技術を感じさせられます。
水質は超軟水で苦味の無い爽やかな香りとまろやかな風味です。
黒麹の香ばしさが絶妙でロックで飲むと切れがあり辛口で、
お湯割りにすると、よりまろやかな味になります。


黄麹蔵
原材料、コガネセンガン、黄麹
醸造元、国分酒造
清酒造りで使用される麹「黄麹」を使用した珍しい芋焼酎です。
原料を吟味して仕込み水に、霧島系の伏流水を使用しています。
通常の芋焼酎に比べ華やかでフルーティーな香りが楽しめ、
黄麹独特の香りと旨味を強調していて、酸味が無くすっきりとした感じで
ロックや水割りがおすすめです。
女性の方でも素直に受け入れられる味わいです。



魔王
「幻の焼酎」と呼ばれネットオークションの高額取引の常連の酒です。
醸造元、白玉商店
「樽で熟成する時に蒸発してしまう分を天使の分け前と呼ぶが、
この天使を誘惑して魔界に導くの意味」と言う凝ったネーミング…。
熟成酒ならではの飲み飽きない穏やかな味とフルーティーな
缶詰のミカンのような香りが楽しめます。
本土最南端、大隅半島の芋焼酎です。

富乃宝山
原材料、コガネセンガン、黄麹
醸造元、西酒造
清冽な水脈より汲み上げた清らかな「宝水」を使い、
原料にはコガネセンガンを丹念に磨き、じっくり低温発酵させて造った酒です。
柑橘系の爽やかな香りは吟醸酒のようで、香りは軽く一口含んだ時の旨味は深く、
果実酒のような心地よい芳香が秀逸でロックでもスイスイ飲めます。
普通、焼酎は脂っこい料理と合いますが、この酒は和食にピッタリ合います。

赤霧島
紅芋「ムラサキマサリ」と言う品種が原材料で、それに含まれる豊富なポリフェノールと
焼酎麹が反応して真っ赤なもろみになることから命名されたようです。
年2回春と秋に数量限定で販売されています。
後を引くような甘味と気品が高い香りが特徴の新しいタイプの芋焼酎です。

三岳
原材料、コガネセンガン、白麹
醸造元、三岳酒造
世界遺産の島、屋久島の千年杉の原生林で濾過された名水で仕込まれた焼酎で
厳選されたさつまいもと米麹(白麹)で仕込み、
味もまろやかで飲み口もよく長い香りを感じます。
人肌のお湯で割ると甘味が増します。


現在は以上の銘柄を揃えていますが、今後も酒屋さんと相談しながら、
鮨と料理に合った酒を色々仕入れていくつもりです。

  

Posted by きくいち at 10:47Comments(0)

2010年08月19日

コメントきたぁ〜(*^ ▽^)/★* ☆♪

少し遅い、おはようございます♪新米女将です!

昨夜は、どんなお客様がいらっしゃってくれたかなぁ…(^o^)/とおさらいをしていて、
ブログのチェックもしていたら、昨日の★なごり雪とクールビズ★へお返事が入っていたの!!

なんだか、嬉しくて、興奮しちゃって、この気持ちを皆さんに伝えたくて、書いています♪

やっぱり、お返事を頂くって、イイモのですね★☆★

勇気も頂ける気がするぅ

~~~~ー(・∀・)ー ブーン

つっちさん、エロ男爵さん、ありがとうございます
(笑)


今日も頑張ります!
皆さんも、暑さに負けないで、今日も、1日、頑張って>^_^<

〈新米女将〉

  

Posted by きくいち at 10:23Comments(0)新米女将

2010年08月18日

★なごり雪とクールビズ★

今日、お店へ行ったら、お客様をお出迎えする、お花*が変わっていました。(^-^ゞ

そのお花*には、『なごり雪』というネームプレートがついていました!

眺めていると、涼しげで、かわいらしく、一つ一つの花*は、大きくないんだけど、
なんか、凛としていて、羨ましいぐらい…

花言葉を調べようとパソコンを開いていたら、この『なごり雪』が、
去年、flower of the year ota 2009で賞を取った花らしく、
ますますなごり雪に出会えて、感動をしました。

先ほど、お花*屋さんのユキブルームさんに、お礼のメールを送りました♪



まだまだ、暑さが続きます…┐('〜`;)┌

この頃私は、浴衣でお店へ出ています。
その上に割烹着を着て、
とろ火でやかんをおいている前にいるのが、私の立ち場なのです。

火のある調理場と往復していると、汗が身体中垂れ流しで、
毎日、恥ずかしいけど、あせもと戦っていますO(≧▽≦)O

ですが、昨夜は、子供の用事やらで、どうにも着替える時間がなく、
青シャツ、黒スカート、エプロンで、申し訳ないんですが、出勤させていただきました。

そしたら、お客様が、
「おっ!今日は、クールビズじゃん!!」

て言われて、有り難く思いましたm(__)m

私にとっては、実は、思い入れのある服で、きくいちに入社したての時に来ていたもので、 
よく怒られながら、魚の下準備をした記憶があります☆
私にとっては、初心に振り返れます。

さぁ、今日も、真心込めて、おもてなしします。

ご来店、お待ちしています(o^-')b

【新米女将】
  

Posted by きくいち at 16:43Comments(2)新米女将

2010年08月18日

焼酎(麦、米)

今日は当店でご用意している焼酎をご紹介します。

麦焼酎 


麻生富士子
原材料、大麦、麦麹
醸造元、大分、麻生本店
酒名、蔵元の奥さんのお名前
麦の柔らかな香り、すっきりとした飲み口、ふくよかな旨味ときれいな後味。
お勧めはロックで、氷が溶け出すと甘い香りがふんわりして、
旨味もふくらみ舌に優しく飲みやすい。

兼八
「麦チョコ」とまで言われる香ばしさが人気で、品切れ状態になっているほど…
原材料、はだか麦、はだか麦麹(白麹)
醸造元、四ツ谷酒造
麦本来の香りと味が最大限に引き出され既存の麦焼酎とは一線を画す。
香ばしい麦の香りと深みがある味の本格焼酎。余韻も長く心地がいい。

村正
減圧蒸留で仕上げたこくと切れのある麦焼酎。
米麹が持つ自然の旨味と、
低温発酵によって蒸留過程で美味しいところだけ抜き取った贅沢な焼酎。
竹炭で仕上げ濾過をし更に香味磨いて、喉を通る名刀(村正)のごとく
切れ味のよさとこくのある大麦焼酎の傑作。



中々
原材料、大麦、麦麹
醸造元、黒木本店
手作りの白麹と厳選された国内産二条大麦、ニシノチカラのみを使用し
尾鈴山系の伏流水を割水に、かめで昔ながらの仕込みでじっくり育て
ライトアップに仕上げた純大麦製焼酎。
しかもその味わいの中に、長期貯蔵酒「百年の孤独」の原酒として、
長い間の貯蔵に耐えれるようにしかっりとしたこくを残しています。

二階堂、吉四六
大分の代表的民話の主人公の名前を冠にし、
長く貯蔵しじっくり熟成させ、香りを重視して仕上げられた高級品です。


米焼酎

 
稲泉
地元の酒蔵、千寿酒造が
南アルプスから流れる天竜川伏流水を使用し、吟醸粕のみで作り上げた粕取り焼酎。
低温減圧蒸留を用いて華やかな吟醸をそのままに、
まろやかな味わいと、香り、上手さにこだわった吟醸仕込みの本格焼酎です。

皆さん色々飲み比べてみて下さい。
次回は芋焼酎をご紹介します。  

Posted by きくいち at 10:15Comments(0)