› きくいち日記 › 2010年07月

  

2010年07月31日

古くからの酒

最近「ハイボール」が流行っているようだ。

日本ではウイスキーなどのアルコールをソーダなどの炭酸で割ったものだが。

本来は蒸留酒(スピリィツ)を炭酸水(トニックウォーター)や
水などアルコールのないもので割った飲み物らしいが、専門的なことはさておき

私が修行時代、先輩にバーに連れて行ってもらい、最初に飲んだ酒が「ハイボール」だった。

当時は「トリス」が全盛で「アンクルトリス」のキャラクターで
毎日のようにテレビで宣伝され大人気だった。

安月給で「オールド」が飲めず「角瓶」や「ホワイト」などもハイボールで飲んだ記憶がある。
「コークハイ」や「ビー酎」なども屋台のおでん屋や、洋酒喫茶などで飲んだものだ。

そんな頃、先輩に勧められ口にしたことがあった酒が「電気ブラン」で、
その酒と何十年ぶりに再会した。

実は昨日、東京帰りのお客さんが持って来てくれたのだ。



「電気ブラン」は東京浅草の「神谷バー」の
創業者が作ったアルコールでその店でしか手に入れれない。

「神谷バー」は日本で最初に出来たカクテルバーで古くは文豪たちも足を運んだ店で
泡の美味い生ビールを出す店としても有名な店だ。

明治時代に誕生したブランデーベースのカクテルで当初は「電気ブランデー」と呼ばれていたが、
その時代は目新しい物というと(〇〇電気)などと呼ばれ
ハイから品として関心を集めたらしい。

強いお酒でアルコール度は45℃。オンザロックか水割りが美味しく
最近流行のソーダ割りでもいける。

仕事が終わり、ひとり、下町育ちの古い酒を
一口、一口とグラスに傾けると、
時計が逆回りに動き
見もしなかった風景や、見知らぬ人たちに出会えるような気がする。  

Posted by きくいち at 14:12Comments(0)

2010年07月30日

【ROHANさんとの出会い】

昨夜も、ご来店、ありがとうございます^ロ^

昨夜は、ある外人のお客様が見えました♪

ぶっちゃけ、小さい頃(30年前?!)、英語スクールに通った経験があるから、単語並べれば、なんとか、なるかぁと思ったら………

コテコテの日本語しか出なくて、ちょっと気分的にイントネーションが、変わっただけで、自分でも、笑えたぁ( ̄〜 ̄;)

でも、大将は違ったぁ★
毅然として、そつなく交わしていて、感動しました★

まだまだ、私には、修行が足りないなぁと…

握りと、ビール!最後には、焼酎やら、夏の風物詩『そうめん』をサプライズ!!で、出してみました(≧ω≦)

名刺をお渡ししたり、住所の交換など、写真まで、ニコニコして、撮ってくれました★

毎日、新しい出逢いに感謝!感激!日々勉強!



◆新米女将◆

PS……そうめんの薬味のネギが、NGだったみたい><

  

Posted by きくいち at 14:15Comments(0)新米女将

2010年07月30日

細工すし

夏休みに入ると、本店、遠鉄店では家族連れのお客さんに多数ご利用して頂いています。

特に遠鉄店では、夏休みの子供フェアーが催事場で開かれ毎年色々な企画が計画されていて
今年も、8月4日(水)~17日(火)の2週間「アンパンマン」のイベントが行われるようです。

当、遠鉄「きくいち」でも、
お子様膳に細工すし(アンパンマン)を入れたセットを限定販売する予定です。



内容は、握りが赤身2カン、小海老1カン、イクラ1カン、玉子1カンに細工鮨1カン
これに海老フライ1本とアイスクリーム、オレンジジュース付で1050円のサービス品です。

詳しくは遠鉄店でのPOP等でご覧頂いて、皆さんで是非ご家族でお楽しみ下さい。
但し、1日20食の限定販売にさせて頂きます。  

Posted by きくいち at 13:06Comments(0)遠鉄きくいち

2010年07月29日

甘鯛(アマダイ)

今日はいい甘鯛を仕入れる事が出来た。



甘鯛には「アカアマダイ」「シロアマダイ」「キアマダイ」と3種あるが
基本的に甘鯛といえば「アカアマダイ」だ。

関東では最も値段の高い魚のひとつで産地は主に日本海沿岸。
古くから高級魚で、京料理には欠かすことに出来ない魚だ。
横から見るとほおかぶりした甘僧に似ていて甘鯛、尼鯛と言われている。

若狭湾が名物で「若狭ぐじ」とも呼び、酒と白醤油などに漬け込んで焼いた
「若狭焼き」は会席料理の定番だ。

静岡の興津も有名で「興津鯛」として古くは徳川家康に献上した魚とも言われている。
私も、静岡の料亭で修行したのでよく興津鯛を調理した。

鱗を引かず2枚に卸し軽く塩をして一晩寝かせ、半日干し物にして
これを串打ちして皮目に酒を塗りながら焼く、興津干しは濃厚な甘味と旨味がして絶品だ。
他に蒸し物、唐揚などもうまい。
ただ刺身には適していず昆布〆や軽く皮目を炙った方が旨味を増して食べやすい

今回は長崎産で物で大きさも手頃で若狭焼きにしてお出しする
本日のお客様が長崎大学医学部のOB会ということで喜んでいただけるのではないか…。  

Posted by きくいち at 12:49Comments(0)旬の魚

2010年07月28日

下駄

下駄を買った。

修行時代、先輩の高下駄姿によくあこがれていた。
この道に入りたての新人は、追廻とか使いっぱしり、とか言われ雑用に明け暮れる毎日で
調理場でも履物が許されず、その姿からアヒルと呼ばれていた。
当時、下駄は職人にとって一人前になった証みたいなものだったのだ。

そんな思いもあって、下駄には特別な思い入れがある。

下駄には一般的な「駒下駄」と今回買った「右近下駄」があって、
「右近下駄」は表面がカーブした歯のない下駄で
土踏まずの縁をくりぬいてある歩きやすい下駄だ。
底にスポンジ張りがしてあるのが一般的で「千両下駄」とも言うらしい。

履物屋の大将に聞くと「千両下駄」は明治時代の日露戦争で勝利をおさめたとき
東京でとてもはやり「占領下駄」と呼んだらしいが
後に歯が横から見ると千に見えるからそう呼ばれるようになったらしいとも言っていた。

縁起のいい名前で歌舞伎の千両役者も好んで履いたようで粋な下駄だ。

台表面には鎌倉彫りの装飾が施してある。



下駄は広島の福山が全国の6割を生産しているらしいが、
大分の日田市(日田杉)会津(桐材で有名で、桐下駄は高級品)
静岡も有名で、先日静岡の商店街で下駄祭りが開かれていたほどだ。

2年前に伊香保温泉に行った時。気に入った駒下駄を見つけ買ったことがある。
その帰りに足を伸ばし埼玉の行田市によった。

目的は忍城(関東七名城の一つで、秀吉の小田原攻めにも開城しなかった水城)見学だったが
資料館で行田市が足袋の生産が全国で8割を占める「足袋の街」であることを知り
下駄に合わせた足袋も買ってきた。

冬にはその足袋を履いているが、物への思いは人さまさまざだ…。  

Posted by きくいち at 12:26Comments(0)趣味

2010年07月27日

二つのプレゼント

今日は二つの嬉しいものを貰った。

一つは落語のCD

先日、落語に一緒に行ったお客さんが二人の落語家のCDをやいたからと
わざわざ持って来てくれたのだ。
一枚は、今、落語界で人気の高い「立川志の輔」の噺で
「猫の皿、バスストップ、踊るファックス、だくだく」の4作。




志の輔は「ためしてガッテン」の司会でも有名で自作の落語が映画化され
のりにのっている落語家で一度その話を聞いてみたいと話したところ、
それを直ぐにやいて持って来てくれたのだ。

もう一枚は、古典落語の名手で柳家小三治で作品は「湯屋番、芝浜」
両方とも有名な古典噺で、湯屋番は先日、林家たい平が話し、
前半部分の噺がまだありそこのところが面白いと、作品の全てをやいて来てくれたのだ。

直ぐにでも聴いてみたいが、やはり落語はじっくり聴くのが一番で
楽しみは週末になりそうだ。



もう一つの貰い物は鮪の魚拓で、うちが取引している魚屋の若い衆が
珍しいからと持って来てくれたものだ。
鮪は高価で鱗が少なく魚拓にはあまりしないものだが、
昨年の夏、長崎の対馬で採れた本鮪のもので、48キロ、150センチの大物だ。
早速、本店に飾らせてもらった。  

Posted by きくいち at 15:47Comments(2)趣味

2010年07月27日

歯抜けババァ!

それが、先週の土曜日、手羽先をがぶっとたべていたら、前歯、折れちゃったぁ
手羽先の中骨に負けたぁ
(/_\;)
お腹めっちゃ空いていたから、ガツガツ食べていたの★★★

料理屋のお母さんに、

『あんた、今度は歯かね?!この間は、足、やったやろ〜?!』

そうでしたw(°0°)w

忘れてたのに、思いだしました(≧ω≦)
3月頃にきくいち2階で、スリッパに足の指が引っ掛かり、種子骨、折ったんだったぁ☆☆☆

今じゃ、医学は、進んでおり、歯抜けババァは、2日で、治まりました*

暑さに負けないで
(о^∇^о)

◆新米女将◆

  

Posted by きくいち at 15:12Comments(0)新米女将

2010年07月26日

鰻の握り

土用とは立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を言うが
普通には立秋、前の夏の土用をさすようだ。

年によって違うが、立秋は8月の8日頃でその前の18日間が夏の土用で
この時期の丑の日に鰻を食べる習慣がある。

一説によると江戸時代の発明者、平賀源内のアイディアといわれている。
なじみの鰻屋をはやらせようと、「土用の丑、鰻の日」と看板を出したらおおはやりしたという。

別の説では江戸時代の有名な鰻屋(春木屋?)が大量に鰻を仕入れ1日でさばけず、
土用の子の日、丑の日、寅の日に分けて焼いたところ、
丑の日のものが一番味がよく、いたんでなかったので
鰻は丑の日にとなったとも言われている。

いずれにしても、太巻きと同じで、販売促進の意味合いが濃い。
(太巻きは40年ぐらい前に関西の海苔業者の販促イベントとして広がり、
セブンイレブンが今の恵方巻として名前をつけひろげた)

ただどちらにしても、鰻は栄養価が高く夏バテ防止に役立つので今日までその習慣が続いている。



当店(鴨江本店)でも鰻を取り扱っているので、
夏の時期に一度は鰻の握りもお楽しみ下さい。
(千歳店では鰻は予約注文です)  

Posted by きくいち at 13:41Comments(0)寿司ネタ

2010年07月26日

落語

昨日お客さんに誘われ落語を聞きに行ってきた。
6代目三遊亭円楽の襲名披露公演だ。
落語には興味を持っていたが、仕事柄中々行く機会がなかったが、今回はいい経験をした。



最初の噺は三遊亭楽大(円楽の4番弟子でこの名前は以前、伊集院光がつけていたとの事)
演目は一目あがり(芭蕉の句がオチになったいる小噺)

二人目は林家たい平(林家こん平一門で笑点で人気の落語家)
演目(湯屋番台)道楽者の若旦那の噺を現代っぽくアレンジして軽かな噺だった

三人目が桂ざこば(関西落語協会からの応援公演で演目は天災)
関西弁で味のある話しっぷりとの間のとり方が絶妙のだった(オチは天災と先妻…)

全員揃って円楽襲名の移動口上の後

四人目は三遊亭孝楽(笑点出演の円楽の兄弟子)
演目(親子酒)自分の息子も真打で親子感を引き出しながらの
熟練された落ち着いた話しっぷりの古典落語だった



最後が6代目三遊亭円楽(演目、浜野矩ゆき)

腰元掘り(金工)の名人を父に持つ「のりゆき」は仕事がまるでできず、
気丈な母親によって開眼し、
名人に二代無いと言われたがその名を欲しいままにした職人の話で、
この噺は先代の円楽の十八番で
あえて6代目が自分らしさを加え話していると雑誌で見たことがあり是非聞いてみたかった。

母親が「のりゆき」を叱咤激励する様は6代目が取り入れた
名演の場面で身を乗り出すほど噺に引きずり込まれ感動した。
代を継ぐ者が同じく代を継ぐ者の噺でその心境を伝え
その奥にある心意気を感じるほど迫力だった。

仕事を継承していくことの厳しさを思い知らされた気がした。

これからも時間を見つけ伝統文化に少しでも関わることによって
先人の心を思い起こしていければと思う。  

Posted by きくいち at 12:28Comments(0)趣味

2010年07月24日

傘兄ちゃん

毎日が猛暑で夏バテ寸前だ。
こんな時期に傘の話は可笑しいかもしれが…。

実は1年位前、フリーでみえたお客さんの事なのだが、
当日は雨が降っていて、そのお客さんは傘を持っていず
帰るときに、うちの新米女将が
自分達の傘をそのお客さんに渡したことがあった。

店には自分たちの傘しかなく
「この傘、貸しちゃうと帰る時、駐車場まで困るんじゃないか?」と私が言うと
新米女将は「自分たちは濡れていけばいいんです。大将も濡れって行って…お客様第一でしょ…」と…

当たり前のようにこうした行動をとった新米女将に
自分では気付きもしなかったし、考えることすらしなくて、ビックリした。
「私には技術も経験もないし、素人だから、気持ちでしかお客さんと接しれなくて、
生意気な行動をとったかも知れませが、すいませんでした…」

その後、そのお客さんは、数回店に来店してくれ、この前は宴会までやってくれた。
自然で飾り作ったものでない、お客さんに対する素直な気持ちこそが、
本当のおもてなしで、
その気持ちが、よい店つくりの基本であリ、お客さんを増やしていく事につながる。

何もしらない新米女将から人の気持ちの大切さを改めて教わった。

心の接客が出来る、彼女はそうした意味ではもう素人でなく自分よりプロではないのか…

昨日そのお客さんが(新米女将は傘兄ちゃんと呼んでいる)来店してくれ、
ありがたく人の心のつながりを更に思い起こした。  

Posted by きくいち at 13:04Comments(0)大将

2010年07月24日

★ご近所様★

昨夜も、ご来店、ありがとうございます(*/ω\*


昨夜は、私が、高卒で、就職した、前々職の同僚の方々が、20年ぶりに、再会して、縁あって、お食事をしに来てくださいました♪

倍に膨れ上がった、私をみて、大笑いされましたが、ふとした、人の出会いに、きくいちは、支えられているように、日々、感じています(><


話は変わり、半年前ぐらいから、タスポを発行しました。どうしても、お客様が、

『タバコ置いてある?』

と言われると、できることなら、すぐ、用意してあげたい私の性格から、隣にタバコやさんが、あるのにもかかわらず、買えないなんて、なんだかもどかしく、悔しいから…

私はこう見えても、タバコを吸ったことがないんです。

でも、そのタスポを落としてしまい、店にとって、とても不便で…

この頃、実は、ご近所さんから、借りてました。

急ぎのときもあるので、なかなか、コンビニに行くまでが、なかなか…(≧ω≦)
隣のキャバクラさん、迎えのバーのマスター、自販機で、タバコを買ってる、知らない方、
向えの料理屋のサトシさんは、しょっちゅう、お借りしました!

いつも、ありがとうございます(●^ー^●)ご近所さんの、優しさに感謝します*
さっき、自宅にNEWタスポが、届きました*
一言、お礼が言いたくて…

なんだか、たわいもない話で、ごめんなさい!

夏バテ、熱中症に、きをつけて☆☆☆

ちゃんと、ご飯、食べてくださいね★★★

◆新米女将◆

  

Posted by きくいち at 11:54Comments(0)新米女将

2010年07月23日

テナントオープン



本店をビルに建て直したのが平成6年の10月で
それ以来1階「菊一本店」、2階「炭焼き旬菜、澤乃登」を営業してきた。
澤乃登店長(自分の修行時代の後輩)が、独立と同時に
2階を予約営業、本店の宴会等で使っていたが、
今回、縁があって、知り合いにテナントとして貸すことになった。

2階のテナントさんは、根上り松で15年間、店を営んでこられた久世さんご夫婦だ。
私もちょくちょくお店にはお邪魔させていただいてたし、
先日のレセプションにもお招きいただいた。

大将の技術、知識、経験は勿論、人間的にも素晴らしいご夫婦で
うちの若い従業員にもいい相談相手になっていただけると思う。

今回は前の店と多少メニューを変えて「関西料理、くぜ」で営業されるとのこと。
確かな知識と、技量で、当店にとっていい励みになる。
今後は色々な意味で1、2階両店で、協力し合っていければと思っている。

本日、5時オープン。



開店おめでとうございます。  

Posted by きくいち at 12:20Comments(0)菊一本店

2010年07月22日

料理屋と芸者

昨日、料理組合の総会があった。

浜松の街中の、古くからの料理屋(俗に言う老舗料理屋の親父達の集まり)の組合で、
昭和40年に任意組合としてスタートし
43年に浜松料理協同組合となり今日まで至っている組織だ。

事務所の場所は千歳中通りで、浜松中芸松涛会の1階を借りている。
中芸松涛会とは、浜松の芸者さんの会で、料理屋とは昔から関わりが深く、
中央の芸者さんも、昭和40年代は浜松で120人位いたが
今は13人になってしまった。

組合加盟店も同じく、多い時は100軒以上あったようだが
現在は40店で運営も大変である。
運営費のほとんどが、芸者、コンパニオンの花返し等であるから当然のことだが、
時代の流れに、その存在価値も問われるところだ…。

ただ、日本料理は、歴史と格式、そして、芸妓などの文化と古くから同じく繁栄してきたので、
そうした物が無くなってしまうのは寂しい限りではある。

新しい物の発展と広がりは素晴らしいと思うが、
何か日本人の心が置き去りにされているように思えるのは古い考えなのか、
商売をしていて考えさせられる毎日だ。

歴史と文化、微力だが何かを時代に残していけたらとも思う。




  

Posted by きくいち at 13:57Comments(0)大将

2010年07月21日

【なまの声】

いつも、ご来店ありがとうございます^ロ^;

昨夜は、接待のお客様方、定期的に食事会を開いて下さるお客様方、が2階を、利用して下さいました。
連休明けにもかかわらず、ご来店いただいて、ありがたいですm(__)m

接待のお客様は、来週も接待の予約を頂いていて、料理の内容をぶっちゃけ、きいてみたの。

『次回もこんな感じの料理で、よろしいですか?』

と聞いたら、

『来週は、年齢層が高いし、お酒をたしなむお客様だから、量は少なく
お酒に合うものを出してほしい!』

と言っていただきました☆

せっかく、きくいちを選んでいただいたんだもん、お決まりのコース料理ではなく
お客様だけのおもてなし料理を通して、喜んでいただき、気持ちの良い雰囲気ができれば
私たちは、幸せヽ(´▽`)/なんです。

みなさん、夏バテ、きをつけてね(*/ω\*)

  ◆新米女将◆

  

Posted by きくいち at 14:03Comments(0)新米女将

2010年07月20日

お客様感謝デー

当店の中のひとつ「遠鉄きくいち」では毎月21日にお客様感謝デーの企画として
100円寿司を実施しています。



遠鉄百貨店8階のレストラン街に出店している
「すし処 きくいち」はランチメニューが豊富で、
当店の中でも女性がお一人でもお気軽にお立ち寄りできるお店です。

色々な企画をご提供させていただいておりますが、
毎月11日と21日にはお客様感謝デーとして

11日がどんぶりデー

21日が握り1カン100円デーを実施して多くお客様に喜んでもらっています。 

当日は握りが全て1カン100円、味噌汁、茶碗蒸しも100円。
普段のセットメニューはございませんが、
単品で、揚げだし豆腐…300円、天ぷら…500円の
サービス価格でご提供させていただいております。

明日21日は、お暑いなかを多数のご来店をお待ち申し上げています。

「菊一本店」「千歳きくいち」と共に「遠鉄きくいち」もご利用下さい。  

Posted by きくいち at 11:19Comments(0)遠鉄きくいち

2010年07月18日

「すしとお茶」

普通は食事が終わった後に出るのがお茶だが
すし屋では最初からお茶が出る。

それは、すしを食べた時に残る舌先のあぶらをとるための、口直しの作用があるからだ。
そのため、すし屋のお茶は熱くて濃い物でないといけない
熱いお茶を少しずつ飲んで、舌先に残っているあぶらをとりその味を消し
次のネタの味覚を新鮮な感じにするからだ。

そのため色の出やすく香りの少ない粉茶がすし屋では使われるのだ。


(当店では大井川上流、川根産の粉茶を使用している)

またお茶には豊富なビタミンが含まれていて
大きめな湯呑みだと成分が分解しにくいともいわれている。

すし屋も湯飲みが大きいわけは他にもある。
すし屋は元々、屋台店に起因していてお茶の熱さを保つ事から
露天の屋台店では水の便や人手のかからないために
大きなやかんでお湯を沸かし
大きな湯飲みでお茶を飲んだと言われている。

今では少なくなったが、以前は湯飲みに店名や電話番号を入れて焼き
お得意さんに配って一つの宣伝媒体として効果をあげていたが、
時代の流れで、会社や官庁に個人の湯飲みを置くこともすくなってきたようだ。



当店で使っているやかんは7ℓの水が入るもので
常にお湯を沸騰させておき
お客さんの握りの注文と同時にお茶を出せるようにしている。

やかんのお湯はその他、寿司ネタの旨味を
引き出すために湯通しなどにも使うことがある
(赤貝など貝類の湯引きや白身類の皮目の霜降り)

7ℓのお湯の入ったやかんを片手で持ち上げ茶漉しでお茶を濾すのは
女性では大変で、家庭ではまずありえず
新米女将は毎日筋トレしているようなもので「ヒーヒー」言っている。

  

Posted by きくいち at 12:53Comments(0)大将

2010年07月18日

サッカー〓ばか!!

それが、私には、3人のムスコがいます。小学生の時から、サッカーサッカーを習っています。

できは、聞かないで下さい(><)

でも、1年通して、寒い時も、暑い時も、外で、練習をしていたせいか、カラダが丈夫になっていきました◎◎◎

だって、幼児のころなんて、長男次男は、交替で、急性腸炎!喘息!と、入退院を繰り返し返す毎日だったから。

そんな中、とにかく、丈夫で、健康になってほしいという願いから、サッカーサッカーを習いました。

毎週末には、子供に付き添い、試合をみては、
[喝!]を発声した私でしたが、ある時、ムスコは、私の[喝!]に、カチンっときたらしく、

『そんなに、言うなら、お母さんが、やってみなよ!』

と言われ、悔しくなり、とうとうママさんフットサルチームに入っちゃいました…(≧ω≦)

そりゃ、キツいキツいΩÅΩ;、まだ、イマよりは、いくらか、痩せていたのにも、
かかわらず、足でボールを蹴る難しさ、実感!

子供達って、やるじゃん★

それからは、[頑張れ!]しか、言えなくなって…、

新米女将になる前は、こんな趣味もありましたとお客様と話していたら、

『じゃ、久しぶりに、ムスコとサッカーサッカー見てこい!』

と言われ、ジュビロのチケットを下さいました。それが、SS指定席☆

今から、興奮しています
о^∇^о)。

ムスコと同じ位置から、サッカー観戦サッカー

しかも、サイコーの席☆で、観れることに感謝してしますm(__)m
  

Posted by きくいち at 10:17Comments(0)新米女将

2010年07月17日

どじょう

梅雨が開けいよいよ夏本番だ。
今日は夏バテ防止に泥鰌(どじょう)をお勧めする。

昔から「うなぎ一匹どじょう一匹」と言われてきたように、
どじょう一匹の栄養分はうなぎ一匹に値すると言われている。
どじょうに含まれるカルシュウムはうなぎに10倍近くあり
魚類では最も多いカルシュウムを含んでいてホウレン草より多いとされていて、
中サイズのどじょう7、8匹で1日に必要なカルシュウムを補給できるとも言われている。

うなぎに比べ脂肪が少なくカローリーは約3分の1で、コレステロールも少なく良質のタンパク源だ。

河川の本流などでは少なく主に田や水路に生息しいる
【土の中に生きているので(土生)と由来されているらしい】
近年では用水路の改修など環境の変化によりその姿がほとんど見られなくなり養殖ものが大半だ。
どじょうの養殖は種苗の確保が難しく、種苗生産、養殖技術の開発が各地で進められているようだ。


当店では、柳川鍋と、唐揚がお勧めで、生きた丸物を使用している。
酒で一度どじょうを弱れせ、湯通し、滑りを取ってから調理して食べやすくしているので、
是非食して、この夏のスタミナ防止に役立ててみては…

  

Posted by きくいち at 12:26Comments(0)旬の魚

2010年07月15日

新米素人女将(まごころ)

うちの若女将は新米だ。
元々は保険の仕事をしていて、現在子育ての真っ最中
おととしの夏から縁あってうちで働いてもらっているが
笑顔が可愛く、天真爛漫な人当たりのよさに魅かれてうちに来てもらった。

経験がなく、ましてや千歳という花柳界の世界は
彼女にとっては見るもの全てが別世界で戸惑いもあって毎日悪戦苦闘している。
勿論知らない事だらけで失敗も多く私もハラハラしている。

そんな彼女だが、笑顔が素晴らしく誰に対しても変わることなく純粋に接していて
その姿を見ていると、接客サービス業の本心である真心を改めて思い出せられた気がする。

昨日もこんな事があった。

常連のお客さんがオコゼの塩焼きを注文されそれをお出しすると
彼女はカウンターから身を乗り出すようにして
「わあー美味しそう…こんなの初めて…」
するとお客さん「よかったら真由美ちゃんも一緒に食べよう」
「いいの…?嬉しい…」
横で私は内心ハラハラ、他の従業員も苦笑いで…
「女将が言うからお客さんもそう言うしかないだろ…」
するとお客さんが
「店の人間が素直に食べたくなる料理だから安心できるし信頼して注文できるんだよ」

自分の見たまま思ったままをストレートに飾ることなく素直に口にする、
彼女の純粋な気持ちがお客さんの心を捉えたのだろう。

出勤前にも街の交差点でお客さんを見かけ周りをはばかることなく大声で
「いってらっしゃい」とそのお客さんに叫んだらしく、
そのお客さんも後で店までわざわざ顔を出してくれた。

周りを気にすることなく真心だけをストレートに伝える彼女に
この頃では私の方が日々色々なことを気付かせられ教えられているようだ

この道が長く、職人気質で作る事へのこだわりに心がいきがちな自分が、
女将を通して、心にゆとりを持ち、この道に入ったころのすなおな自分を甦させられているようだ。

昨晩、本日の新規の予約のお客さんから人数の確認の電話を頂き
最後に一言「明日は楽しみにしてます」と言われ時に
身が震えるほどの喜びを感じたのは
新米女将と仕事をしてからか…



【本日のお勧め】釧路産新秋刀魚、舞阪産天然活き赤鯛、伊良湖産天然活きオコゼ。  

Posted by きくいち at 13:23Comments(0)大将

2010年07月14日

【きくいち水槽】




今日は、【きくいち水槽】のお水を総入れ替え、いたしました(o^∀^o

それがなんと、ちっちゃそうに見えて、20リットルポリ缶の10本分=200リットルなんですw(°0°)w

200リットルというと、だいたい家庭のお風呂を蓄める量と一緒ぐらいとか!!w(°0°)w

一度、【きくいち水槽】に、お店にきたら、目を留めてみてくださぁい。

ちなみに、今、いる子たちは、カワハギ・おこぜ・サザエ・アワビ・イセエビ☆★…
別の部屋に、車海老・ホタテ・大あさり・あさり・しじみ☆★…

案外、たくさんの子達が、スタンバイ♪してるんだなぁ〜と思いました*

今日もあと半日、頑張ってください*

◆新米女将◆
 

  

Posted by きくいち at 13:50Comments(0)新米女将