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2010年07月26日

落語

昨日お客さんに誘われ落語を聞きに行ってきた。
6代目三遊亭円楽の襲名披露公演だ。
落語には興味を持っていたが、仕事柄中々行く機会がなかったが、今回はいい経験をした。

落語

最初の噺は三遊亭楽大(円楽の4番弟子でこの名前は以前、伊集院光がつけていたとの事)
演目は一目あがり(芭蕉の句がオチになったいる小噺)

二人目は林家たい平(林家こん平一門で笑点で人気の落語家)
演目(湯屋番台)道楽者の若旦那の噺を現代っぽくアレンジして軽かな噺だった

三人目が桂ざこば(関西落語協会からの応援公演で演目は天災)
関西弁で味のある話しっぷりとの間のとり方が絶妙のだった(オチは天災と先妻…)

全員揃って円楽襲名の移動口上の後

四人目は三遊亭孝楽(笑点出演の円楽の兄弟子)
演目(親子酒)自分の息子も真打で親子感を引き出しながらの
熟練された落ち着いた話しっぷりの古典落語だった

落語

最後が6代目三遊亭円楽(演目、浜野矩ゆき)

腰元掘り(金工)の名人を父に持つ「のりゆき」は仕事がまるでできず、
気丈な母親によって開眼し、
名人に二代無いと言われたがその名を欲しいままにした職人の話で、
この噺は先代の円楽の十八番で
あえて6代目が自分らしさを加え話していると雑誌で見たことがあり是非聞いてみたかった。

母親が「のりゆき」を叱咤激励する様は6代目が取り入れた
名演の場面で身を乗り出すほど噺に引きずり込まれ感動した。
代を継ぐ者が同じく代を継ぐ者の噺でその心境を伝え
その奥にある心意気を感じるほど迫力だった。

仕事を継承していくことの厳しさを思い知らされた気がした。

これからも時間を見つけ伝統文化に少しでも関わることによって
先人の心を思い起こしていければと思う。


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Posted by きくいち at 12:28│Comments(0)趣味

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